立憲民主党、菅直人(元総理大臣)さんの奥様と話した。(精神医療過誤・向精神薬害を訴える)

菅直人(元総理大臣)さんの奥様とお話ししました。(精神医療過誤・向精神薬害を訴える)
安部総理大臣の理由なき解散のおかげで、衆議院総選挙が行われることになり、選挙活動が始まっています。投票日は今度の日曜日かな?
私は大学は政治学科なので政治学士ということになりますが、政治には特に現実政治には昔から全くと言っていいほど関心がありません。最近はネットでニュースなんかも見てるので少しは情報が入りますが。
精神医療の仕事に生涯をささげようと決めた二十代の半ばからは、むしろ関心を持たないことにした。政治と精神医療とは全く関係がないわけではないけど、むしろ関りを持たない方がいいと思ったので。実際に関心もなくなり、選挙ももう30年以上は行っていない。

奥様とは知り合いでも何でもなく、買い物に行くので商店街を自転車で走っていたら、立憲民主党の選挙カーが来ており、「今日は菅直人の奥様も一緒にお願いに来ています」と言うので車の中にいるのかと思ったら…
赤信号で停まっていたら、年輩のご婦人が向こうから話しかけてきた。菅直人氏の名刺をもって「よろしくお願いします」って。「奥様ですか?」と聞くと、そうだということなのでお話しした、というより一方的にまくし立ててしまった。
話した内容は以下のようなこと。
--------------------
今の日本で一番の大きくて重要な問題は何だと思いますか?
私は医療問題、その中で特に精神医療過誤・向精神薬害の問題だと思います。前世紀の終わりに「うつ病キャンペーン」が盛んに行われ、そのため重症でも無い人が心療内科、精神科を受診し、服薬するようになった。患者が増えたのではなく、受診者が増えたのである。
その結果、自殺者は約2倍の3万人台に膨れ上がり、電車の飛び込み等も増えた。これは主には新型抗うつ剤SSRIの作用による、アクチベーション・シンドローム(賦活化症候群)の衝動行為である。とりわけ日本ではパキシルの売り上げが急激に増え、一時は精神科患者の殆どと言っても良いほどの人が服用していた。

アメリカではすでにそのようなことは問題になっており、SSRIは自殺だけでなく銃乱射事件などの衝動行為を引き起こし、かの国は訴訟社会なので訴訟も頻出した。そんなの製薬会社にとって痛くも痒くもないが、せっかく巨額の開発費をかけて作った新型抗うつ剤SSRIが売りにくくなり、販路を求めて日本に売り込んできた。
これに乗じた精神科医に動かされて、危険性を危惧して比較的慎重だった日本の厚労省等お役所も新型抗うつ剤SSRIを認可し、NHKなどもこれに乗じて製薬会社や病院の宣伝を盛んに行い、「うつ病キャンペーン」盛んに行われた。これは「史上最も成功したマーケッティングの勝利」である。「うつ病は真面目で良い人がなる」、など聞こえも良かった。

その結果、上述の通り自殺者の爆発的増加。患者は治るどころかますます悪化し、傷病手当、障害年金、生活保護などの社会保障費も大幅に増加してしまった。老人を支えるはずの若年~中年の人が保障を受ける側になってしまった。
2012年頃から徐々に自殺者は減少し、2万人台になった。1.5万人程度でやっと元の木阿弥、精神医療の成果があったというならば多くとも1万人以下にならなければ。
これは主に我々がネットなどで向精神薬の危険性を訴え、患者の一部には知られるようになり、ようやく精神科医も知ることになり、実際に自殺者などが多かったことに精神科医も気づいてビビった結果、新型抗うつ剤SSRI、とくにパキシルの売り上げが大幅に減ったためである。
既に多くの自殺者を出してしまったため、潜在的自殺予備群が縮小したということもある。自殺した人が生き返って再び自殺するなんてことはありえない。

向精神薬の多剤乱用にもようく規制がかかることになってきた。少しずつ自殺者は減っては行くだろう。したがってこの問題はもはや大きなことではない。
では大きな問題とは何か?薬物中毒死である。
前世紀の終わりには数万人程度だった不審死が、20万人をとっくに超えて、もはや30万人以上になろうとしている。もちろん老人の孤独死なども増えてはいるが、そんなに増えているわけではない。むしろ若い人~中年の不審死が増えているである。
この不審死者のうち、どのくらいかは調べようもないが(統計をとる必要があるがそのようなことは誰れもしない)、おそらく少なめに見ても半分以上は向精神薬服用者であるはず。芸能人、有名人もそのような人が何人も出ている。警察の人に聞いたことがあるが、やはり向精神薬服薬者は多いとは言ってた。

先日も私の昔の同級生が薬物中毒死した。年賀状だけやりとりしていた別な同級生から電話があり「〇〇ちゃんが亡くなったんだよね」えっ!何で?「よくわからないけど寝ていてずっと起きてこないので、旦那さんが心配して見に行ったら死んでたらしい」
そんなのすぐにわかる。「そりゃ、うつ病とか称して向精神薬を服用していたんじゃないか?」当然だがやっぱりそうだと言う。あまり薬は飲まない方が…と窘めてはてたらしいけど。
こっちはすぐわかるが警察や医者はもちろんわからない。当然まず疑われるのはご主人である。数日間、自宅からは追い出されて、ビジネスホテルから警察で取り調べ。遺体はもちろん強制的に司法解剖であるが、解剖したってもちろん医者が何かわかるわけではない。トリカブトだのヒ素だのは検出されず、一応ご主人の嫌疑は晴れたが。

しかしやはり毒殺である。毒殺したのは精神科医であると言えるが、当人は「今かかっている病院の先生はやさしくて話もよく聞いてくれる」と尊敬、もしくは好感を持っていたらしい。
病院を受診したのも服薬したのも最終的には本人の意思だから、緩慢な自殺ともいえる。
こんな話、もちろんいくらでも聞いている。不審死、年間約30万人のうち、どんなに少なく見積もっても数万人、もしかすると十万人以上は向精神薬による薬物中毒死である。飯島愛や大原麗子のように、直接的ではないがも最も大きな要因が向精神薬、と言う人も含めると確実に十万人は超えている。
北朝鮮からミサイルをぶち込まれても、そんなに多くの人が死ぬわけではないし(もちろん核や細菌兵器などで多くの人が亡くなる可能性はありうるが)交通事故なんて死亡者は年間数千人だし、他の医療過誤も問題であるがこれに比べれば取るに足らないはずである。

精神医療過誤・向精神薬害に取り組んでもらえれば、大して金もかからず効果は大きいはずで、もちろん健康保険料や税金、社会保障費も大幅に減らすことができる。もちろん国民の生命も守られ健康増進につながる。取り合えず超悪質精神医療だけでも無くなれば…
また、既に問題は「うつ病」ではない。子供を発達障害扱いし、コンサータ、ストラテラなどの向精神薬(覚せい剤)を飲ませて脳を破壊しまくっている。(最初は良く効くんだけどね、覚せい剤だから当たり前)日本におけるアヘン戦争はとっくに始まっている。

--------------------
こんな話を一方的にまくし立ててしまったが、菅直人氏の奥様の関係者にも、うつ病と称してずっと病院に通っている人がいるという。担当の精神科医は「なるべく薬は少なくしていきましょう」と言ってくれているということであったが、もちろん少量でも長期になると超危ない。要するに麻薬・覚せい剤の類だから、多いよりは少ないに越したことはないけど、最初から飲まないのが一番良いと言っておいた。

話が長く一方的にまくし立ててしまたったためか、他の選挙活動家も割って入ってきたので「精神医療過誤・向精神薬害問題に取り組んでください!ご主人の菅直人さんや枝野幸男代表、他の党員・議員の方にもお伝えください。そうしてくれるなら私もこの際、立憲民主党に大いに期待します!
と言ったら、奥様も他の応援員の方も頷いて、「わかりました。ありがとうございます」と腰の下まで頭を下げて、大きな声でお礼を言ってくれた。話は通じたはずだが、わかりましたといっても「お前が言いたいことはわかった(けど何もしない)」(政治家の常套句)なのかどうかはわからない。

私は「期待します!」と大きな声でハッキリ伝えたが、支持しますとは言っていない。もちろん精神医療問題に取り組んでくれるなら大いに支持する。立憲民主党ではなく、自民党でも共産党でもこの問題に取り組んでくれたら大いに支持する。
期待していいかどうかわからないけど、偶然にも向精神薬害・精神医療過誤のことを伝える機会に巡りあえたことは私にとっては幸機であり、ここに皆さんにもお伝えする次第であります。

※追記

前述のように私は政治には関心がなかったのでよく知らなかったが、ネットなどで調べてみると、菅直人氏は厚生大臣時代に薬害エイズ問題では功績があったらしい。図に乗ったのかO157問題ではズッコケて、総理大臣時代にもいろいろ問題はあったのだと思う。前回も前々回も選挙区では落選し、比例区でかろうじて当選したようだ。
奥様とは従妹同士で奥様は代々医者の家系。要するに菅直人氏は医療問題とは近しい政治家と言えるだろう。
いろいろ問題がある人だとしても、菅直人氏自身の政治哲学であるとされる『最小不幸社会』を目指す熱意だけは信じたい。
やはり敗者復活が許される社会、その機会が得られる社会であってほしい。私の仕事もそのためのものだし、私自身もそのような体験を経ている。
やはり敢えて期待したい!

菅直人、再び立て! 夢と希望をを叫べ! 精神医療過誤・向精神薬害対策を!

すでに20年にも及ぶ大問題であるが、まだ殆どの国民は気づいていない。
これからどんどん拡大するぞ!国が中から潰れていくぞ!
今後は政治家の尻も叩いていくつもり。これはむしろ自分のために。人の尻を叩いて自分が何もしないわけにはいかない。

遠藤賢司 – 夢よ叫べ @ 世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA
https://www.youtube.com/watch?v=0IUymAArT14!


不滅の男 / 遠藤賢司

こちらもどうぞ
東京ワッショイー遠藤賢司

遠藤賢司
https://www.youtube.com/watch?v=gAyulG1AQoo


※この記事を出した4日後、2018.10.25に遠藤賢司さんが永眠しました。ご冥福をお祈りします。中学1年の頃、「カレーライス」のギターを一生懸命まねしたけどなかなか弾けなかった。彼の音楽や遺志も引き継いでいきたいと思います。

--------------------

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

子どもの覚せい剤中毒、依存症が激増!(発達障害、ADHD注意欠陥多動性障害など)

子どもの覚せい剤中毒、依存症が増えています。(発達障害、ADHD注意欠陥多動性障害など)
発達障害キャンペーン、病気喧伝はとてつもない勢いで拡大しており、かつてのうつ病キャンペーンの数倍の勢い。
その被害者の数はうなぎのぼりとなっています。
うつ病キャンペーンと同様、病気や障害者の数が増えたわけではもちろんなく、精神科病院を受診し薬漬けとなり、悪化するばかりか自殺が増えたり薬物中毒死する人がものすごい勢いで増えているということです。
今や誰でも発達障害とされてしまい、児童精神科医の受診を進められるというありさま。
発達障害については以下に書きましたのでご参照ください。
ホントに発達障害ならば養育、訓練やリハビリの対象です。向精神薬でよくなるわけはありません。せいぜい見かけの表面的改善、それも初期だけです。
結局のところ薬害性の中枢神経障害になってしまい、それがやっぱり発達障害に見えるので、やはり発達障害だったでしょ、ということになってしまう。
ストラテラ、コンサータなど作用はヒロポンなどと同様であり、覚せい剤そのままです。覚せい剤と一番の違いは児童精神科医からは長期服用が推奨されていること。
中学時、社会の授業でアヘン戦争について話を聞き、大いに憤慨した記憶がありますが、まさかその40数年後、現代の日本で同様なことが起こるとは思いませんでした。
被害者はもちろん将来ある子供、すでに向精神薬により脳破壊されされ障害者となった子供はものすごい勢いで増えていますが、それもまだまだこれからで、これからますます脳を破壊された、薬害による障害者を増えるはずです。
「発達障害」とされている子供のほとんどは、普通の子供(発達上の問題や偏りが多少は多い普通の子供や、少し発達が遅れているだけの子供です、
あるいは小児神経症(PTSD、心的外傷後ストレス障害)です。
すなわち原因は環境、養育者の対応によるトラウマです。
隠れ虐待(親が虐待を否認するというより全く自覚がなく覚えていない、あるいは姑、姑女が親の知らないところで虐待しており、まさかそんなことを親(義理の親)がしているなんて全く気付かなかった、などという場合も多い。
宗教が悪いわけではないですが、宗教がらみの場合も多く途方もない抑圧、精神的虐待になることもあります。
子供を(児童)精神科医に近づけてはならない。精神科病院を受診させてはならない。向精神薬を服用させてはならない。それは虐待です。
下記のような記事に騙されはいけません。
発達障害、初診待ち最長10カ月 総務省が改善勧告
四倉幹木2017年1月21日07時46分
 総務省行政評価局が、発達障害のある子どもの診断をしている医療機関の受診状況を調べた結果、半数以上の機関で初診までに3カ月以上待たされていることがわかった。中には約10カ月以上待たされる機関もあった。総務省は20日、厚生労働省に改善を勧告した。
 行政評価局は昨年8~11月、子どもの自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害を診断できる医師がいる全国約1300の医療機関のうち、主要な27機関について調べた。
 その結果、高校生以下の受診者が初診を受けるまでにかかる期間は、1カ月以上3カ月未満が6機関、3カ月以上半年未満が12機関、半年以上が2機関あり、そのうち1機関では約10カ月かかっていた。
 初診を待つ子どもの数は10~49人が9機関、50~99人が4機関、100人以上が8機関だった。
 ログイン前の続き学校側への調査では、中学校の教員の勧めで保護者が生徒を受診させようとしたが、予約から受診までに数カ月かかると医療機関に言われてあきらめたケースもあったという。
 医療機関からは、現行制度について「子どもの発達障害の診察には長時間かかるのに、診療報酬が短時間の診察しか想定しておらず実態に合わない」などの意見があったという。行政評価局は「専門医や専門的医療機関が不足している」として医師や機関の確保を急ぐよう厚労省に求めた。
 厚労省障害児・発達障害者支援室は「発達障害の診断ができる医師を、かかりつけ医などへも広げるための人材育成に一層努めていく。診療報酬の見直しも検討していく」と説明している。(四倉幹木)

発達障害(誤診)についてはこちらに書きましたのでご参照ください。
発達障害 (1) 発達障害(誤診)の拡大と混乱
http://68631324.at.webry.info/201608/article_7.html

発達障害 (2) 発達障害(誤診)の病名など(ADHD、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群)
http://68631324.at.webry.info/201608/article_6.html

発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害
http://68631324.at.webry.info/201608/article_5.html

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

精神医療の利権構造、精神医療薬害被害者の経緯

精神医療の利権構造、精神医療薬害被害者の経緯、こどもの薬害(発達障害キャンペーン)

これはわかりやすくて、よくできた図なので転載させていただきます。一般の人も理解しやすいと思います。元ネタはアリスパパさんのブログ「八咫烏」からです。
精神科 街角牧畜ビジネスの利権構造-ほんとうにこれで良いのか
http://ameblo.jp/sting-n/entry-12187369722.html

マスコミといっても、広告会社やコンサルティング会社が病気喧伝の主導者なのだろうけど。

画像

精神医療薬害被害者は驚くほど同じような経緯を辿る
http://ameblo.jp/sting-n/entry-12187159681.html

画像

こどもを取り巻く精神医療の功罪を考える-こどもの被害チャート
http://ameblo.jp/sting-n/entry-12187659616.html

画像

私もこういう図を描くのは得意だったんで、描いておけば良かったんだけど。面倒なので。
30年前、大学に入職した当時、貯金ゼロなのに100万も出してMacintoshを買いまして。ずいぶんいろんな人の論文や著作の図や学会発表のスライドとか作るのを手伝ったことがあり{ます。
当時はまだロトリングや関数電卓の時代。パソコンはようやくNEC98が出回りだし、DOS/Vやウィンドウズはまだまだそれから後のこと。やっぱりやってないとダメですね。何事も。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

ドーピングの深い闇、向精神薬のもっと深い闇(同じことですけど)

ドーピングの深い闇、向精神薬のもっと深い闇(同じことですが)
スポーツには関心はないが、(一応趣味の自転車や山歩きもスポーツかもしれないけどそれ以外の)この記事にはちょっと関心をもった。
私はスポーツの結果などどうでもよいと思っているので、関心はないのだ。
もっとも運動学的なことやメンタルのことなど、それに付随することに関心がないわけでない。
昔から喧嘩や争い事、競争や勝負事、記録更新など大嫌いである。
柔道の教師にはダンスやってんじゃねぇっ!と殴られた。
運動会も相手が勝ちたいなら勝たせてあげれば良いじゃん、としか思わない。
昔から勉強もスポーツもろくにしたことはない。なるべく逃げるようにしていた。遊びもあんまり。そうせざるを得ない事情もあったが。
負けるが勝ち、勝ってもまた負けるかもしれないし、上には上がある。
最初から勝負しなければ負けることもない。究極の負けず嫌い。
それゆえ、誰も知らないこと、できないこと、やらないことをするしかなくなってしまうのだが。
高校のときに入ったワンダーフォーゲル部では、もちろん記録を出すわけではないがやたら早く登るが至上のようで、ついていけず2カ月で辞めた。
高校にも入って水飲んじゃダメだとか、教師も含めて真面目は良いのだが、面白くないやつばかりだったのでガッカリした。
2流だが一応進学校なのでそんなバカばかりだとは思わなかったのだ。
辞めて欲しければ辞めろと言えばイイのに。辞めるなんて根性の腐ったヤツだ。男じゃない人でさえなし。
そんなのは強迫観念だ。心にも無いことをいうものではない。一応、心にはあるということになるけど。3年会長(天皇)2年重役、1年奴隷
彼らは今もクソ真面目に社畜などやってるのだろうか?そろそろ定年だな。
「何しに山に来てると思ってんだ!遊びに来てるにきまってんだろっ!」
喧嘩というより殺し合いになりそうなので、そんなことは言わなかったが。根性がないのは事実であった。
実際に体育館の裏に武器を用意して辞めた。先輩も察したのか俺なんか辞めて欲しいと思っていたためかコトには至らずに済んだ。続いて他の1年生もぞろぞろやめた。
今でも不思議でしょうがないことがあるのだが。
1年がテントや食料など共同装備は全部背負うので、2~3年は自分の着替えや寝袋、個人用の水くらいで、ごく軽いヒモのナップサックでも済むはずなんだが、我々1年と同じくらいバカでかいキスリングを背負っていた。
一体あれには何が入っていたんだろうか?
まさか羽毛布団とかじゃないよな。普通に寝袋で寝てたし。
(そのころは寝袋ももちろん羽毛ではなく化繊でさえなく綿であった。)
おかげでリハビリの専門学校では山部で楽しくやってましたよ。
可愛い子多かったし、すぐ休んでお菓子食べたり歌を歌いながら歩いたり。
8年前から山登りを再開し、時々のんびり歩いてますけど、最近は自転車に乗ることが多い。楽に走れるサイクリング車を開発中。山には高齢者が多いけど、サイクリングをする人は少ない。
高齢者のサイクリングを提唱していきたいと思います。それも健康づくりの一環。私は医者と違って医療の縮小を目指しているのです。
例によって前触れが長くなったが…
※以下引用 たぶんもう見れないので全文引用 問題あったら言ってね、朝日新聞さん。
朝日新聞弟デジタル
「不公平が大嫌い」 ドーピング批判続ける金メダリスト
河野正樹2016年8月6日00時02分
 5日夜(日本時間6日朝)にいよいよ開幕を迎えるリオデジャネイロ五輪。しかし世界最大のスポーツの祭典には今回、ドーピングの問題が大きく影を落とす。2012年ロンドン五輪の陸上男子円盤投げの金メダリスト、ロベルト・ハルティング(31)=ドイツ=は、現役選手としては珍しく、一連の問題で国際オリンピック委員会(IOC)や国際陸上競技連盟の対応を公然と批判してきた。

画像

特集:ドーピングの深い闇
リオオリンピック
陸上の日程・記録
 「IOCはスポーツ界に目を覚まさせるチャンスを逃した。気分の悪い結果だ」。条件付きとはいえ、ロシア選手団のリオ五輪出場を認めたIOCの決定に対し、ハルティングは語気を強めた。同じドイツ出身のIOCバッハ会長に対しても、「クリーンな選手の痛みをわかる能力がない人だ」と手厳しい。
 旧東ドイツのコトブス出身。両親も陸上選手だった。当時は国家ぐるみのドーピングのまっただ中だった。母も筋肉増強剤などを強制されそうになったが、15歳で肝臓を悪くして入院したため、ドーピング禍から免れたという。ただ母は、一緒に練習していた友人たちの声色がどんどん低くなり、体が変わっていくのがわかった。選手たちは運動能力への効果は知らされていたが、副作用については何も教えられていなかった。ハルティングは母から「当時は選択の余地はなかった。ノーと言えば全てを失った」と言われた。
 多くの現役選手が口をつぐむ中、ハルティングは批判をやめない。「貧しくて物が無い中で育った。不公平なことが大嫌いなんだ」と話す。昨年8月、ロシアのドーピング問題が次々と報道されても対応策をとらなかった国際陸連に対し、ドイツのチームメートとともに動画投稿サイトで怒りを表明した。「国際陸連は選手たちの意見を代表していないと示したかった」
 動画は一時的に話題を呼んだが、国を越えてほかの選手を巻き込むようなキャンペーンには広がらなかった。「選手たちは怖がって、スポーツそのもの以外の問題に余計なエネルギーを使うことを嫌がる」。選手全体が一体となることの難しさを感じたという。
 女子円盤投げの世界歴代トップ10の記録はすべて、1980年代に、ドーピングが横行していた旧東独やルーマニアなどの選手が自国や隣国で出したものだ。皮肉交じりに「永遠に破られない世界記録」と称される。
 ハルティングは、「例えば、(男子選手の円盤の重さが)最低2000グラムと定められている規定を、2001グラムに変更して、これまでの記録をリセットする方法もある」と話す。ドーピング問題が認知されていなかった時代の記録を見直すことも考えるべきだという。
 自身は、ロシアのドーピング問題を告発した陸上女子の中距離選手ユリア・ステパノワの活動を助けるクラウドファンディングを主導し、ネットで寄付を集める。検査機関が整備されていない国でもしっかり検査できたり、子どもたちを教育する環境を作ったりするために、反ドーピングのための基金を作ることも提言している。「政治やビジネスの世界でも詐欺があるように、スポーツでもドーピングという詐欺を完全に消すことはできない。それでも黙っていることは悪いこと」。リオ入りしてからも、警鐘を鳴らし続けるつもりだ。(河野正樹)
ドーピング問題はいろいろ考えさせられる。
自転車の世界ではアームストロングのドーピングが何年もたってから発覚し、栄誉をはく奪された。彼は選手のとして優れた結果を残しただけでなく、人間性や人格さえ評価されていたが。
俺が自転車競技に関心があったのは小学校高学年から中一位、メルクスの頃だけである。当時は情報が極めて乏しかった。もっとも関心があったのは競技ではなく自転車そのものだ。
向精神薬が良くないのはドーピングが良くないのと同じだと思う。
健康などどうでも良い、結果さえ出せれば人生はどうでも良い、自分の身体を自分がどうしようが勝手というわけではないはずだ。
スポーツ偏重、結果至上主義ならばドーピングは必至、バレさえしなければ良いということになってしまう。
私もやはり「不公平が大嫌い」である。
だったらドーピングを解禁すれば良いのか?みんながやれば不公平ではない?
皆がやっても自分だけやらなければ良いのか??
受験勉強のために向精神薬(麻薬、覚せい剤)を服用するなんてことも、そろそろあるのかもしれない。昔からそういう話はあったけど。米国なんか実際にもあったのか?
もっとも昔は労働のためにヒロポン(一般に市販されていた覚せい剤)を服用する人もいたが、今でもADHD発達障害として子供に同様の薬であるストラテラやコンサータなど児童精神科医と称する人が飲ませている。もちろん効き目はありますとも。覚せい剤なんだから。
ところで向精神薬は病気なんだから仕方がない、ドーピングとは違うと言う人もいるだろう。
身体の病気なら薬物は必要悪という場合はもちろんあるが、向精神薬のメリットはせいぜい目先の効果しかない。
私も向精神薬については100%反対ではないし、誰が何をしようと他人の勝手、他者に迷惑をかけなければ自由だと思う。
末期がん患者にモルヒネなと完全に否定することはできない。それはもう人生終わったようなもんだということが前提だ。
もちろんそうなる前に、病気にならないように、苦しまなくて済むようにすることは大事だが。
そうなってしまって手遅れとしても他にやりようもないわけではない。
要するに向精神薬はドーピングと同じく不公平ということだ。
仮に健康に有害な副作用(作用)や危険性といった薬害問題がないとしても、不公平それだけでも向精神薬を拒否する根拠になると思う。
ドーピングで作った記録は自分の記録ではない。服薬しながらの人生は自分の人生ではない?
実際に何年も服薬した人は、服薬中の自分はほんとの自分ではなかったという人が多い。
10年以上服薬して、奇跡的に薬がうまく効いて副作用や薬害らしきものがない、という人も診たことはあるが、やはりここ10数年の自分は自分ではない、自分の人生ではなかったとだんだんと苦悩するようになっていた。
もっとも10年大丈夫だからって11年目には身体がボロボロになって死ぬ人だって多い。5年は大丈夫だったが7年目には、という人ももちろんたくさんいる。
こういうケースはいかなる統計にも研究にもなり得ない。エビデンスとはそうしたことが前提である。
もちろん精神科医の頭の中にもない。あるのはせいぜい目先の結果、他人の成果は自分のもの、自分の害は病気のせいである。精神疾患の症状も副作用も離脱症状も後遺症も全部患者の病気のせいだ。
話を戻して、人生もスポーツも似ているところが多い。
精神疾患も基本は環境因、心因ではあるが、持って生まれたものが関係ないわけではないし、親だって環境だって自分では選べない。
子供は自分の親を選んで生まれてきた、というのも正しいとは思うけど
実際に自分で親のこと知って選んで生まれたわけではない。
私の親もロクでもない親だったが、母親から聞いたことでわずかながら良いこともあった。
何だか忘れたけど身体の健康のことで不安になり、何か聞いた時のことだったと思う。小学校3年くらい。
「自分の身体は自分のものではなく神様からもらったものだから大事にしなさい」(母親は一応キリスト教徒)
宗教はともかくとして、今となっては現実的に自分のものではなくなったと思う。死ぬまでに世に果たさなくてはならないことがある。
母の教えを守ろうと努力はしてきた。皆様も自分の身体は大事にして欲しいと願ってきました。
んでまた、話を戻して…
スポーツだって人生だって生まれながらの資質や才能も大きいだろうけど。
やはり環境の問題も大きい。運命、運命というべきか。
しかし悪い采配のカードでも、悪い星の下であっても、何とかしていくのがゲームでありスポーツであり人生だろう。
不安も恐怖も抑うつも、精神症状とされるものは誰にでもある。
ストレスやひどく傷つくことも、パワハラやいじめなど社会に生きていればいくらでもある。
程度や状況がそれぞれ違うだけだ。病気にかかるかからないということではなく、不健康の程度がひどいければ病気だというだけのことである。
周りが悪いとしても解決、もしくは克服するのは相手や周囲ではなく自分でしかありえない。自分が変われば周りは変わる。
過去と相手は絶対に変えられないが、自分が変われば少なくとも未来における過去の影響(トラウマ)や、相手の自分に対する対応は変わる。
つい最近まで殆どの人は病院など行かず、何とかやっていただけだ。
何とかならないことももちろん大いにあったが。
患者が増えたのではなく、病院を受診する人、服薬する人が増えただけだ。
自分自身の問題を「何とか克服する」のが治療でもあるが、自分だけではどうにもならない、どうして良いのかわからないことが多い。
その最たるものが、幼児期からの自分が覚えていないようなトラウマであろう。もちろん虐めや災害や犯罪被害などのトラウマもあるが。基本的にはみんなトラウマに屈服して人生を送ってしまう。
だからこそトラウマを克服し健康になるためには専門家が必要なのだが。
他者の指導や援助を受けることは良いことだし必要なことでもある。
しかし薬にも物質にも、人や物事にも依存してはいけない。
精神科医や臨床心理士は自らを救うためには最も相応しくない。むしろ彼らは自分で自分の首を絞める縄を差し出すようなものだ。
障害者は不幸で可哀想、生きている価値がないから殺す。植松聖も精神科医もナチスも基本的な考え方は大差ない。自覚的であるか無自覚であるかの違いはあるが。
禍福は自ら招く糾える縄の如く、災い転じて福と成す。
求めよさらば与えられん。天は自ら助く者を助ける。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

なぜ精神医療過誤・向精神薬害が拡大したのか?(患者側の問題)

なぜ精神医療過誤・向精神薬害が拡大したのか?(患者側の問題)。
精神科医も患者もバカだから、騙し騙されたのか?
そういう面もあるだろうけど、人間なんてそもそも愚かで弱いものだ。
そこから出発するしかない。
アンタかてグーミンやろ、ウチかてグーミンや。ほな・いこか
(ハナ肇、古いなぁ)
本来医療はなるべく原因に近いところから治療を目指すべきだが、近代西洋医学は無自覚に目先の対症療法を目的化させてしまった。
原因と結果の逆転は精神医療においては甚だしい。
「うつ病はセロトニン不足」⇒原因ではなくせいぜい結果の一面だ。
もちろん悪しき資本主義、金儲け主義という面はある。
医療は患者を簡単には死なないように悪化させ、ずっと精神科病院に通わせれば一番儲かるし、最も優れたビジネスであり、その意味ではあらゆる産業の中で医療は最も成功した例と言える。
現代ビジネスは、いかに相手から恨みをかわないように、恨まれても反撃されないようにしつつ、相手から最大の利益を得るか、というのが無自覚に目的化されている。一方では、消費者は自分にとって有利で合理的な行動をするのだから、需要に対して供給し利潤を追求するのは善であるといった価値観が、無自覚な自明の前提になっている。
近代資本主義には常にこうした矛盾や欺瞞を内包しており、その乖離は精神医療において最も甚だしいと思う。
医療訴訟が起こり裁判沙汰になっても医療側は負けないし、負けても損失は僅かで、痛くもかゆくもないし、そもそもコストに織り込み済み、もちろん暴動など起こりようもない。
製薬会社や精神科病院・心療内科に対する焼き討ちなど起こって当たり前という気もするけど、もちろんテロは許されません。
しかし精神医療過誤・向精神薬害の本質は、金儲け主義でも、「陰謀論」でもないと思う。
「陰謀論」なんて昔は左翼の人が言ってたもんだ。若い頃の私は左翼ではなく、エコロジストだった(まだそんな言葉はない)。「自分たちさえ、目先のことさえ良ければというのは最もエコに反する」とか言ってた。(若気の至り)
しかし、なぜ良くなりもせず有害な向精神薬を使うのか?
それ以前にそれが認識されないのか?といったことは、随分長いこと、少なくとも40年以上は考えてきたが、正直なところ未だによくわからない。殆どの精神科医はもっとわかっていないはずである。
もっとも、かつては向精神薬が処方されるのは重症な精神分裂病患者が殆どで、それも良いことだとは思わないが、一部の場合については必要悪という面も認められないではなかった。
優生思想、もちろんそれもあるだろうけど。
精神科医は表に出さずとも前近代的な優生主義の人が多い。自分たちはエリートで優性とでも思っているのか?「医者に非ずは人に非ず、まして患者においてをや」
もちろん一般の人も多かれ少なかれ優生思想を克服・脱却できていないだろうし、そういう面は私も無いわけではないが、それを克服する努力は常々してきたつもりだ。
いつものことだが前置きが長くなっても何だし、他の人たちが言ってることをここで繰り返してもしょうがない。
--------------------
ほぼ全方面から反感をかいそうなので、というより仕事に支障も出そうなので、正直、今までブログに書く勇気もなかったんですが、ズバリ言ってしまうと…
精神医療過誤・向精神薬害の本質は「抵抗・防衛」「転移」といったことであると思う。
精神分析的に言えば。
「抵抗」とは…、
患者は意識的、主観的には良くなりたいけど、無意識的には良くなりたくない。良くなることは無自覚に抵抗し拒否する。
「防衛」とは、抵抗と表裏一体みたいなもんだけど。
患者は辛い症状は取ってもらいたいが、自分の病理性はむしろ手放したくない。無意識に病理性を防衛し固守しようとする。
「防衛機制」というのは抵抗・防衛の分類でもあるが、一般的には臨床上というよりその日常的な現われ。これは中学の保健体育や高校の倫理社会の教科書にも書いてあるので、覚えている人も多いと思う。
否認、退行、解離、抑圧、反動形成、分離、打ち消し、投影(投射)、取り入れ(摂取)、知性化、合理化、向き換え(自虐)、昇華、分裂、といいったアレである。
私はこれを教科書に見つけたとき、こんなに凄いこと、役に立つ正しいことを中学生に教えしまって良いものだろうか?教科書会社や文部省はどうなってるんだ!と驚いてしまった。(授業ではやらなかっと思うけど)
文字通り中二病だったので、教科書に書いてあることは勉強する前に疑え、と全く勉強はせず、中学三年でフロイトの「精神分析学入門」を読んだが、中学三年間を通して勉強したことはそれ以外には殆どないように思う。
------------------------------
当然、患者さん当人は認めたくはないだろうし、反感もあり、反発するだろうけど、主観的には良くなりたいが無意識には実は良くなりたくない。
無意識にあるということは「ある」というだけではなく、意識せずとも行動や結果に必ず現れるということである。
したがって、いくら有害なものでもあっても患者側に精神医療、向精神薬漬けを求める「合理的なニーズ」があったことになる。
「新型うつ病(実際にはディスティミア神経症だろう)」の人に疾病利得感情を見出す人は多いだろうが、そうした人でなくとも患者の多くは意外に病識が無い。
もちろん自分の苦しい症状には自覚しているが、自分の精神の健康や幸福を阻害している本当の理由、要因を認識して理解し、それに対処することを避ける傾向がある。
それは過去の心的外傷(トラウマ)についてもそうだが、現在の自分のあり方についても。
これでは悪しき精神医療、対症療法至上主義に引っかかってしまうのも当然である。
病気の症状(痛みや熱など)は病気の原因でも本質でもなく、痛み止めと解熱剤だけでは患者は死んでしまうかもしれない。風邪のように短期で自然に治る病気ならば、それでもいいだろうし(良くないという話もあるが)、対症療法も必要悪という面は否定できない。
しかし、向精神薬による薬物療法は対症療法としても甚だ有効性に乏しく、もちろん有害性、危険性は高い。
精神分析学の祖フロイトは、真の精神医療を阻害するこうした無意識の要因、心的機制を看破していた。
良い治療があっても、患者の病理性の克服のために有益なことであっても、患者はそれを無自覚に拒否するので、その前に無意識の抵抗・防衛や転移を意識化、自覚・対象化して克服する必要がある、というのが精神分析の出発点であろう。
そのために必要とされた精神分析療法、自由連想法は治療法ではなく、探索法・研究法である。患者にとっても分析者にとっても。
治療はなくとも膨大な時間や労力、お金をかけてもその意義があるとされたのである。実際にそうかもしれない。
従って、多少とも精神分析をかじっている人の中には、精神医療過誤・向精神薬害の原因に抵抗・防衛を見出す人もいると思う。
--------------------------
ここからは殆ど誰も言ってないのではないか?
基本的な見方や考え方としては既に精神分析の中にもあるけど。
実は治療者側、精神科医にも臨床心理士や心理カウンセラーにも、患者の友人知人など周囲の人(特に親や家族)にも起こる。しばしば患者本人以上に激しく。
これに気づいている人は殆どいない。
患者本人よりも、親や家族、場合によっては親友など周囲の人の方が、自分と他人の区別がついていない人が多い。親離れ子離れは、精神の自立は精神発達上だいじなことだが。
抵抗・防衛や転移は無意識の心的機制であり、患者に起こるものと考えるのが一般的であるが、それはきちんと教育や訓練を受けた精神分析医や心理療法家が適切なセラピーを行っている場合のことであって、実際の精神科医と患者関係の場合はむしろ逆の方がはるかに多い。
もちろん無意識に起こることであるから、精神科医本人には自覚されない。
それ以前に、ほとんどの精神科医は精神分析否定、否認であり、抵抗・防衛や転移といった概念について知識はあっても理解している人は殆どいない。
(この問題についてはまた項を改めて論じるつもりです。)
--------------------
上述のような両者の無意識の心的規制によって、ものの見事に患者と精神科医、需要と供給の利害が激しく合致してしまうのである!!
精神科医とて患者を害したくて害するわけではない。少なくとも当初は患者の役に立ちたい、救いたいという思いはあったはずで、主観的にはその後もずっとそうかもしれない。また、精神医療は100%有害というわけでも、もちろんない。
「精神科医は合法麻薬の売人です」なんてブログもあるし、実際にかなり正しいけど、だからこそ患者も精神医療に群がる。
違法性がなくて安ければ麻薬、覚せい剤の類をやりたい人はいくらでもいるのではないか?ちょっとくらいお試しなら。
「覚せい剤やめますか?人間やめますか?」なんてフレーズは知らない人はいないだろうし、とっくに耳タコでも。
脱法ドラッグ、危険ドラッグも蔓延しているが、この手は長い歴史の中でもあとをたたない。
酒は過度でなければ害は少ないが、過度をとっくに通り越した飲酒者が非常に多いのも似たような事情ではある。
--------------------
向精神薬害を唱え、断薬、減薬すべしという人も、薬害に気づく患者も多くなった。
しかし不思議なことに莫大な被害を蒙っている患者当人が断薬、減薬に抵抗する。もちろん薬物依存(精神依存)はそのようなものであるが、効果が無く症状は改善せず、ひどい副作用に悩まされており、様々な身体病さえ引き起こしているのに、そういう人が薬物肯定派だったり、減薬・断薬が必要なことはわかっていても受け入れなかったり。
そんな例は数えきれないくらい見ている。
※断薬・減薬の指導をしているわけではありません。(念のため)
もちろん苦しい離脱症状が嫌だというのもあるし、向精神薬のため脳が上手く働くなり判断ができなくなるという理由もあるが、それだけでは説明がつかない。
既に精神科医(加害者)と患者(被害者)の間で、負のラポール、奇妙な相互信頼関係に基づいた主従関係が形成され、ストックホルム症候群のようになっている場合が多いのである。
負のラポールは、独裁者と国民、DVカップルの共生関係、重症なアルコールや薬物依存症者とその妻など,患者と毒親、などに優位、支配的であり、実際に重症患者にはそのような人間関係以外を殆ど知らない人もいる。
ストックホルム症候群とは「誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者が、犯人と長時間過ごすことで、犯人に対して過度の同情や好意、信頼などの感情に基づいた関係形成」のことである。
もちろん、薬を飲まなければ悪化する、医者の言うことを聞かない患者は診察しない、薬を処方しないという脅迫に屈する場合も多い。
背景には医療信仰、薬物崇拝などもあり、「医療」に背くこと、薬物を捨てることに罪悪感をもつ人も多い。
周囲の者だけでなく、友人知人会社関係の人など、殆どの人はちゃんと受診し、精神科医の言うことを聞いて、きちんと服薬して、というわけなので社会的には精神医療過誤、向精神薬害を阻止する要素は殆どない。
これは悪質信仰宗教や悪質セミナーなどのシステム、メカニズムと同様であるが、精神医療問題は社会には殆どその歯止めがない点が大きく異なるのである。
世間を揺るがせた「オウム真理教事件」も対象化、検証・理解がさほどされないまま風化しつつある。
--------------------
精神疾患を脳の病と考え、原因となるトラウマを無視、否認するということはどういうことか?
トラウマ-過去の出来事が現在の患者の心を苦しませ続けるということを無視することは、当然のこと心の痛みや苦しみだけでなく、身体的苦痛も無視することになる。
他者の痛みを見たり知ったりすることは、自分にとっても痛みになる。
それが解離しており、自覚されないのである。
いじめ問題も同様である。
普通の人間は虐めの現場を見ることができない。自分が苦痛だからである。
だからこそ、虐めを見て見ぬふりするとも言えるのだが。
しかし、人の痛みが自分の快感という場合ももちろんある。
犯罪者などがその例だが、むしろ他者の苦しみこそが自分が癒されるという倒錯にさえ陥っている。
このような心的機制が精神科医に働いているのである。
電気ショックを行う精神科医はとても嬉しそうで楽しそうであるばかりでなく、使命感にあふれ自分の任務を遂行する戦士のように逞しくも凛々しくもあり、他者も同調する。
話を広げすぎかもしれないが、戦争防止のためには精神疾患=脳病神話を排さなければならない。
病因となるトラウマを無視することは、他者の心の痛みや苦しみを無頓着になり、否認・無視することになるからである。
戦争トラウマの影響は当然のことながら
殺人は孫の代から7代祟ると言われている。
当然のことながら子供は既に幼児期を脱しているからである。
kyupinのような精神科医には首を吊って自殺した人は窒息死、電車に飛び込んで自殺した人は外傷や多量出血で、薬物中毒死は心不全やその他の身体病で死んだものとしか認知されない。本質を理解できないのである。
死亡診断書の死因は本質的な死因ではない。
認知の欠落、認知の歪みを認知行動療法で治せるなら大いにやってもらいたいものだが、トラウマ否認、無意識無視ではハッキリ言って効果はない。
--------------------
従って、向精神薬害から逃れるためには、向精神薬に対する理解も大事だし、この世の仕組みを知るのも大事だが、ニヒリズムに陥ってももちろんダメだろう。
何よりも大事なのは、こうした無意識の抵抗・防衛や転移を理解し、克服する意思を持つことだと思う。
もちろんまず自分自身の無意識的行動や考えを対象化し自覚することも大切だが、精神科医や医療関係者の、ひいては世の中の人全体、社会全体の無意識の心理も理解する必要がある。
この視点は反精神医療派の人にも徹底的に欠けていると思う。
殺してしまおう 五つの赤い風船

この歌を初めて聞いたのも中学1年だったか。身につまされた。
先ほど改めて聞いたら、40数年間ずっと思い違いをしていて
「かわいそうけど」⇒「かわいそうだから」殺してしまおう
と誤解していた。
語弊もあるだろうし、多くの人に反感を買いそうだが、気分悪くなさらず読んでいただけ
れば…
(続けるつもりだが)

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

小保方晴子さん、ベッキーちゃん、(引き寄せの法則、ポジティブ・シンキングの陥穽)

小保方晴子さん、ベッキーちゃん、(引き寄せの法則、ポジティブ・シンキングの陥穽)
小保方晴子さんの手記、「あの日」が出版されたことが話題になっている。
ベッキーとゲス極川谷という人の不倫も随分マスコミを賑わせた。
手記には大事なこと不都合なことは書かないだろうけど、たぶん大部分は事実なのだろう。彼女の見方、解釈による事実でしかないが。
矛盾も多く認知の歪み、認識の欠落は甚だしく、解離が大きい。
ただでさえ自分のことはわかりにくいのは人の常。人のふり見て我がふり直せもむずかしいことである。
サルも木から落ちるし、豚もおだてりゃ木に登るが落っこちてケガをする。
登る人がいるから梯子かけられるんだし。階段を登っていくことは同時に落とし穴を深くする、梯子を登っていくことは当然リスクを大きくすることである。
彼女の言う真実を全てを認めたとして、若山照彦さんだけでなく他の関係者も含めて五十歩百歩だろう。若山さんは先攻、小保方さんは後攻か。人のせいにすればなんだって人のせいではある。
若山さんは怯懦か狡猾か逃げ足が速く巧妙だったのだろう。
悪く言えば詐欺の仲間割れのようなもの。今更言っても。2年前の会見の時に言うべきことだった。その後でもネットで表明するなどいくらでも機会はあったはず。それどころじゃなかったんだろうけど。
おそらく陰謀・策略というというような大げさなものではなく、無自覚にのせたりのせられたり、欲に動かされ自己保身に走りコトが進んで拡大してしまったのだろうけど、これは歴史的な事件あるい犯罪史上でもありがちな悪いパターンである。
私は文系出身で医学部にいたので多分に偏見はあるだろうけど、科学者ってのは物的現象以外の日常的な現象については驚くほど事実を認識しない、自分の目でしか物事を見られない、自分の頭の中のみが事実、という人が多いと思う。それが訂正できずまかり通るので恐ろしい。
自己中でありながらコロコロと人に動かされ騙されるので、集団病理現象になりやすい。
精神科医なんて殆どそうだし。悪い意味で科学者、(科学者でもないか?)
だからこそ精神医療被害、向精神薬害がここまで拡大したのだ。
脳の病気なら脳波やCT、MRIなどいくらか役立つものもあるが、精神疾患には確認できる物的事象は何もない。光トポグラフィーなどもちろん何の役にも立たない。
小保方さんも若山さんもベッキーちゃんも、笹井芳樹さんのように抗うつ剤SSRIの賦活化症候群、アクチベーション・シンドロームで自殺しないで欲しいです。
うつ状態といっても、広い意味では症状ではあるが、脳の病気のうつ病なんかにはなりません。理由があってなってるんだから、それ自体は正常な反応。抗うつ剤では当初は楽になったかのように見えて悪化するのは当たり前。
きちんと釈明して謙虚に頭を下げれば男を上げることもできたはずだ。それができないのが病気ともいえるし、そこまでに至ったプロセスが病気ともいえる。
精神疾患に発病はないし、厳密には発症という概念も成立しない。
小保方さんや関係者もベッキーちゃんも、そもそもあまり健康ではなかったのだろうけど。
少なくともネームバリューはあるので、何なりとやっていくことはできるはずです。
人から騙され、騙されたことに気がつけば逆襲されるのは当然。もちろん良いことではないが。
マスコミも大衆もそういうもんだろ。彼らは彼らの価値観や倫理、行動様式でしか動かない。
小保方さんのことは前にもまとまらない文章を書いたけど。
もちろん、小さい範囲では理研全体が、大きく言えば社会全体の集団病理現象を少なくとも反映している。
これだけ注目を集めた事件であるから、若山さんの反論が聞きたいだけでなく関係者の意見も聞きたいところだが、もはや『藪の中』だろう。
関与した人が無自覚で自分で自分を偽る面があれば今更かもしれない。
STAP細胞も再生医療も、一部の人にしか関係ないし、ホントの医療の進歩につながるとも言えない。
資本主義医学、ビジネス医療、では大きいというだけだ。少なくともやるべきことは他に沢山ある。
STAP細胞でノーベル賞がとれるなら、俺なんか10個くらいもらっても良さそうなもんだが。
いらねーけど、企業秘密だし。賞金だけ欲しい。
保険料がこんなに高いのでは医療以前にメシが食えない。自営業の人はこんなに高い国民健康保険料が払えるのだろうか?保険抜けることはできないし。
食うや食わずの低所得者でも上限近くになってしまう。みんな所得ごまかしているのか?低所得だとごまかしようもないのだが。不思議だ。
医療を縮小すべきだ。そのために私はずいぶん貢献しているのだが多勢に無勢。
金持ちしか享受できない医療になんで貧乏人が金を出さなくてはいけないのか?
そもそも医療は必要か??誰得? 「この国は医療で潰される」
話がズレたがいつものことだ。
人助けをしたいのは大いにけっこうなことだが、尊敬や感謝、称賛が得られることではなく、もちろん金になることでもない。純粋に世のため人のために貢献したいとしても、非難攻撃を受けるのが世の常である。
ベッキーっていう人は知らなかったけど、彼女も小保方さんも基本的には同様だろう。
元気は病気という面も無きにしも非ず。好感度と言っても悪く言えば人を騙しているようなところがある。演じているわけだが。テレビはそういうもんだし、悪い意味で相性が良かった。
特に才能や能力があるわけでもなし、両者とも人に取り入り取り立てられ、『引き寄せの法則』 『ポジティブ・シンキング』で成り上がり、堕ちていった。
禍福は自ら招く、糾える縄のごとし。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。
両者ともスピリチュアル系、というか少なくともそういう影響を受けているのだろう。
プラス思考、ポジティブと言ってもマイナス、主観だけのもの、ネガティブの補償でしかなかったり。
ネガティブが良いわけではないがそれだけ理由や背景があってのことで、有るものを無いものにするわけにはいかない。
「無意識に嘘は通用しない」それが無意識の法則である。
世間的にも他者にも自分にも、嘘がそうそう通用するわけではないが。
無意識について一知半解、事実を理解せず「無意識の法則」を適用すると落とし穴にはまる。
偽り、まやかしは無意識の逆襲を食らう。
単純化していえば、小保方さんもベッキーちゃんも意識の上では無理にポジティブ、無意識ではかなりネガティブ。表プラス、裏マイナスの傾向が強かったのだと思う。
意識の上で無理にポジティブ・シンキングだと無意識にも徐々にポジティブになるとはもちろん限らなず、むしろネガティブを強め、解離甚だしくなり、運気上昇から一気に落とすことになりがちです。
何でそうなるかどうしたら良いのか?
スピリチュアル系の人の殆どがそうしたことを理解していません。
ネガティブ⇔ポジティブの二分法、二項対立の思考もあまり適切ではないですが。
ヒプノセラピスト、スピリチュアル・カウンセラー、○○セラピー、無意識に働きかけて…、などと称する人のほぼ全てが無意識の法則を理解せず、勝手に思い込んでいる。
「心的決定論」の身勝手な解釈と適用。それが一時的に成果を上げることもあるが、ツケが回ってくる。後が危ない。
上辺をつくっても動かしても砂上の楼閣、やはり基本が大事だ。
指導・援助する側も正しい治療を受けて訓練する必要があります。
傾向は違うけど心理カウンセラー、臨床心理士、精神科医も同様。
精神科医は事実を理解せず知識を当てはめてしまうので、知識は真実でも適用は間違い。間違いを検証もできないのに信じ込む。
身体の病気なら僅かながらも検証の方法があるのだが。
認知行動療法も似たようなもので、認知の歪みと言ってももちろん理由があってなるべくしてなってるんだから。こっちは無意識無視。
小保方さんの母親もお姉さんも心理学者ということで、いかにも、ではある。
ヒーリング系、スピリチュアル系の人も患者さんも注意して欲しい。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

誤解してはいけない!自殺者6年連続減少の理由は

誤解してはいけない!
6年連続自殺減少の原因は「うつ病の早期発見・治療」、精神医療のおかげではもちろんない。
例えば借金対策などもいくらかなりとも効果はあったはずだが。
3年前にこちらで予知・明言したとおり。
予測通り、2012年『自殺者、15年ぶり3万人下回る』 その理由、原因は?
自殺が増えたのもわずかながら減り続けているのも、理由はもちろん薬物によるものである。
(抗うつ剤の賦活化症候群、アクチベーション・シンドローム)
98年に新型抗うつ剤SSRIの使用が始まり、「うつ病キャンペーン」により受診者が大幅に増加した。
これも当時、我々は予測していたことである。

画像

それよりも注目すべきは、薬物中毒死の大幅増加で、これは今後も進んでいく。
子供の重度慢性薬物中毒、廃人もしくは準廃人化も激しく進行している。

発達障害 (1) : 発達障害(誤診)の拡大と混乱
NHK クローズアップ現代 「子どもに広がる向精神薬の被害」発達障害?

自殺者、18年ぶり2万5千人下回る 6年連続減少
2016年1月15日10時27分 朝日新聞デジタル
 昨年1年間に自殺した人は2万3971人(速報値)で6年連続の減少となり、1997年以来18年ぶりに2万5千人を下回った。男性が7割を占めた。警察庁が15日に発表した。
 78年から統計を取り始め、最も多かったのは2003年の3万4427人。10年から減少を続け、12年から3万人を下回っている。昨年は、前年より1456人(5・7%)少なかった。
 都道府県別では秋田、群馬、石川、三重、和歌山、島根、岡山、山口、熊本、沖縄の10県が前年より多かった。人口10万人あたりの自殺者は多い順で、秋田26・8人▽島根25・1人▽新潟24・9人だった。
 統計を分析している内閣府によると、昨年1~11月の自殺者2万2171人の動機(1人につき三つまで選択)は「健康問題」が1万953人で最多だった。「経済・生活問題」「家庭問題」が続いた。東日本大震災に関連した自殺者は前年同期に比べ1人多い22人。県別は福島19人、岩手2人、宮城1人だった。
 内閣府は「全体として減少傾向にあるが、依然として多い。対策を続けていく」としている。(八木拓郎)

どういうわけか、精神医療に限らず医療に関しては朝日新聞は保守もしくは右翼、読売新聞が左派。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害

発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害
こちらの続きです。
発達障害 (1) : 発達障害(誤診)の拡大と混乱
発達障害 (2) : 発達障害(誤診)の病名など
思いつくままにいくつか挙げておきますが、以下のような子供はいくらでもいる。
【その1】中学1年、女子
両親とともに本人も一緒に相談に来た。
不登校と言っても間欠的に学校には行っており、保健室登校や午前中で帰ったりしている。
「そういうのも辛いでしょ?そんなことするよりちゃんと出席した方が楽じゃないの?」と聞くと「もうそういう人だと思われているから、皆もあまり気にしていない。なので自分もあまり苦ではない」という。
今どきは不登校も多いのでそんなもんらしい。
我々の頃はサボるもの「勇気」が必要だったが。
不登校になったきっかけは友人と思っていた人からも悪口を言われてショックを受けたり。
親は普通に話している分には至って普通に見える。ちょっと過保護、心配症、子供依存の傾向はありそうだが。
本人はちょっと美人系、オシャレ系ではある。
気が弱く少し神経質なところはあるが、やはり今時少数派?嫌味のない素直で子供らしい感じの娘である。
同じクラスのやはり美人系だが意地悪な子にライバル視というよ敵視され、ボス的になったその子がクラスメイトを従え、悪口を言ったり仲間外れにしたようである。
いじめではあるが、そう激しいものではなく、いつの世もどこでもありがちな程度かと思われる。
野球部のマネージャーになったが入学早々不登校になったので幽霊部員だという。
そのこともネタにされて「ぶりっコ」などと言われたようである。そう言われるのもわからぬではないが、大人から見れば前述のように嫌味のない素直で可愛い子である。
その位の年代なら男の子にモテたい、仲良くしたいなんて当たり前だが、特にそれを期待している様子でもない。
Lineでも悪口を書かれたりしたらしい。そのため当人はLineは止めたという。
そうすると当然のことながら、自分の知らないところで悪口を言われたり書かれたりしているんじゃないか?、と気になってしまう。
そういったことを精神科医の前で口にしてしまったために、言質を取られた形となり、妄想ということにされて診断名は「統合失調症」だが、なぜかSSRIを服用している。
アホか!もちろん子供じゃなくて精神科医のことですよ。
子供が「統合失調症のような病的な妄想ではなく、本当にそうなのか事実かどうかを確かめてもいないけど、ついついそう思って落ち込んでしまうことかあります」なんていちいち精神科医に説明はしません。
そこまで説明されても、統合失調症にしてしまうのが昨今の精神科医だが。
本人によるとSSRIで少し楽にはなったという「効果」はあるらしいが、もちろん甚だしく危険である。
薬のことなど話していたら、父親も「お父さんも酒止めるから薬は止めよう」と言ってた。
その後「いい先生だし(治療を)受けたいけど、部屋がちょっと汚いし」などと言ってたらしく(神経質ではある)、相談1回だけで治療を受けには来なかった。
そりゃ元気できちんと学校に行くようになれば来ないわな。
てなわけでちょっと話しただけで(お金も取らず)、とりあえず問題解決したりするのであるが、精神科医にかかると本格的障害者(薬害性の中枢神経障害)にされてしまう。
薬漬け、慢性薬物中毒・後遺症で生涯台無しだ。
※統合失調症についてはこちらをご参照ください。
ある同級生のこと(統合失調症)
------------------------------
【その2】中学2年、女子
当所に相談に来たわけではなく会ってもいない。母親から電話で相談があっただけである。
具体的なことはあまり覚えていないが、やはり上述の子と似ている。
本人は真面目で勉強熱心、成績も良かったのだが、やはりLineで悪口を言われたりして、親しい子もそれに加わったことがショックで、勉強も集中できなくなり、今回のテストの成績もだいぶ落ちたという。それがまたショックで落ち込んでいるらしい。
学校には行っている。
そこで例のごとく、あざとい教師に精神科受診を勧められ、拒否するわけにも行かず受診した。
医者は話もロクに聞かず、というより子供とまともに話もできない児童精神科医で、いきなり薬てんこ盛り、こんなの飲ませても大丈夫かか?などと心配した母親からの相談の電話であった。
「これはエライことですよぉ~これは病気ですよ!発達障害ですよ!統合失調症かも知れませんよ!」
BYルーキー新一
https://www.youtube.com/watch?v=HJPvYm75R4A
診断名は忘れた。統合失調症の疑いだったか、小児うつ病だったかなぁ? 
聞かなかったのかもしれないが、もちろんどうでもいい。もちろん誤診。
母親もずいぶん心配して落ち込んでいたが、特に毒親でも教育ママでもなく、気が弱く心配症の傾向はあるだろうが、やはり普通の範囲を超えない感じ。 
「精神科医の言うことなんて真に受けちゃだめですよ」「ハッキリ言ってバカだし嘘つきだし」
「んなこと、子供が成長するためにはむしろ必然的なプロセスだよ。」「似たようなことはお母さんもあったんじゃないの?」
「心配症は良くないよ。肝っ玉かあさんでいかなくちゃ(知らねーか)」
「親は距離を置いて離れて見守る位にして、自分のことを楽しくやればいい」「親戚の娘さん、姪御さんくらいに思ったほうが良い。」
などと、こっちも好き勝手なことをまくし立てた。お金も貰ってないし。
本人の心理、学校での状況、母親自身のことや家庭のこと、精神医療のことなど事実を確認しただけである。
うそやまやかし、取り繕いなど、自分を偽り、事実を捻じ曲げることは不安や葛藤、心を不穏にさせ不健康をもらたす。精神科医の得意分野である。(殆ど無自覚にやっている)
母親は随分心配していたが、安心したようですっかり明るくなった。
それだけで本人も元気を取り戻すはずで、学校には行ってるわけだし、そりゃこっちにも来ないわな。
ウチに来れば勉強やる気になったり集中できる方法も教えますけど…
というわけで親と電話で話しただけでも、とりあえず問題解決するわけだが、そのまま受診服薬を続けていたらたいへんなことになる。
障害者化→廃人化、一生台無しだ。
------------------------------
【その3】小学校5年、男子
診断名はお決まりのAD/HD注意欠陥多動性障害(誤診)、発達障害(誤診)
年齢の割に随分体格は小さく子供っぽく見える。2歳くらい下の感じ。実際にそのように見られることが多いようだ。知的障害ではないが知的にも少し低いようだ。
緊張感が非常に強く、座っていても最初はえらく落ち着かなかった。
初めてへんなオッサンの所に来て、目の前に座らされたということもあるのだが、普段も緊張が強いはずである。
親はまぁ普通のオバサン(失礼)、精神疾患の親という感じはもない。
学校ではその場に不適切な言動があり、KY、空気読めないなどと盛んに言われるらしい。家庭ではそう問題はなく、どうしてもゲームをやってしまい勉強はしないことくらいか。
激しいいじめではないのだが、やはりバカにしたりからかわれたりしている。
そこで本人も怒っても犯行はできないし、というよりむしろ今時めずらしく素直な子供らしい健康的な子なので、それがストレスになり、授業中にも席を立ったり奇声を上げてしまうこともあるらしい。
ついつい耐えられず、手を出してしまうこともあるようだ。もちろん、からかったりするやつのほうが先に手を出しているに違いないが、「空気読める」ので教師や大人たちには気づかれないのである。
そこをまたからかわれたりバカにされたりするので悪循環。
教師からもいろいろ言われたり注意されたりしている。
母親も呼び出されて注意を受け、母親もストレスになる。
学校のことなど、なんでも親に報告などしないほうが良い。それぞれ別の環境であり空間であり小社会だから良いのに。
結局、お決まりのADHD(注意血痰多動性障害)の疑いがあるからと、精神科医の受診を勧められる。
そんなの真に受けたら命取り、一生台無しだ。
しかし、何と!
そのような子があまりにも多いので、児童精神科医の受診は半年待ちらしい。
ゆえにまだ被害も拡大したとはいえ、そんなに激しくはは広がらずとどまっているとも言えるのだが、児童精神科医が増えたらほとんどの子供は発達障害(誤診)にされてしまう。
昔なら「大器晩成」なんて言われるくらいのものである。大器晩成なんて今は死語か?
空気読むなんて本来、子供のすることではない。社畜にでもなってからすれば良いことだ。(良くないか?)
子供は素直で優しくて思いやりのある良い子ならそれでいいのだ。
今の教育や家庭環境は子供時代をすっ飛ばして、いきなり社畜にでもなることを要求しているようなところがある。それも過当競争で。
いつから会社がそんなに偉くなったのか?正社員になるのが夢だとか。
我々が学生の頃は今のニート引きこもりと大差ない、社会に出る前からの社会からの落ちこぼれでさえヤツでさえ「サラリーマンなんかになりたくねぇ」「何が一流会社だ、大企業だ。ケッ!」てなもんだった。
 例によって話がズレたが。(誰のことだ?)
母親はそれなりに本も読んでおり、教養程度には精神発達や心理療法的な知識もあるので、精神分析学的な難しい話も随分したけど(3時間位ぶっ続けで)本人も落ち着いて、真剣に一生懸命聞いている。
正しいことを言えば知的には低くても子供は素直に入ってくるので、難しい話をしても通じるものがある。
「たいくつな話で疲れた?」「…」(首を横に振る)
「難しいけどわかったかな?」「…」(首を傾げて)
「でも、ちょっとわかった?」「うん!」
授業を落ち着いて聞いていられないのは、たぶん教師の教え方が下手で指導力がなさすぎるからでもあるな。
発達障害(誤診)、病気扱いして受診を勧めるなら、むしろいじめる側の子供、というより本来はその親だ。
この場合は、ホントの発達障害と紛らわしいところはある。やはり未熟児で生まれ、かつ早生まれだ。もう一学年下に入ったとすれば、ずっと適応しやすかったはずだ。
知的な発達の遅れがあるといってももちろん脳の病気ではない。
AD/HDと言うならそのものではなくとも脳の障害を証明すべきであるが、もちろん精神科医にはそんなことはできない。
何で脳の病気でないとわかるのか?
実は脳の病気と精神疾患の症状は似てはいてもまったく重なることはない。普通の人間と違うところはないが、問題が拡大している、表面化しているというだけである。
精神科医にはもちろんそんなことわからないが、むしろ神経内科の医者なら(心療内科ではないよ、念のため)たいていわかる。
脳の病気についてよく知っており、中枢疾患の患者をたくさん見ているので。
実は素人目にもパッと見ただけでわかるのだが、精神疾患を脳の病気としてしまうと全てがわからなくなり、まやかしやごまかし、自己欺瞞を言うしかなくなってしまったのが今の精神科医である。
脳の病気であろうがなかろうが、ホントに発達障害であろうがなかろうが、精神科を受診してももちろん治療はできず、向精神薬の服薬では徐々に悪化する。
一時的には良くなったかのように見える場合もあるが、副作用満載、危険であり、徐々に身体も壊して廃人化。当然だが。
ストラテラ、コンサータは向精神薬の中でも覚せい剤に近いものである。
もちろん、てんかん発作でもあれば話は別だが、てんかんは精神疾患ではなく中枢疾患であり、精神科の対象ではない。
※この項、続きます。
 こちらもご参照ください
発達障害 (1):発達障害(誤診)の拡大と混乱
発達障害 (2):発達障害(誤診)の病名など
発達障害 (3b):発達障害(誤診)の症例-2

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

発達障害 (2) : 発達障害(誤診)の病名など

発達障害(2)
発達障害(誤診)の病名など
この項は前項の「発達障害(1):発達障害(誤診)の拡大と混乱」の続きです。
発達障害(誤診)では以下のような診断名も良く使われるので、それについて。
児童精神科医が言うことの多くは間違いであり、精神医学に反しておりエビデンスもない。
ウィキペデアなんかを見ると間違いがないわけでもないが、基本的にはほぼ精神医学の定説に沿った記述なので、精神科医の言うことは真に受けず、とりあえずそれを見るのも良いと思う。
【ADHD 注意欠陥・多動性障害】
ネットを見るといろいろ出てくるが、殆どは製薬会社のものかスポンサーになっているものだ。もちろん薬の拡販のためである。
「昔はADHDなんてなかった。そういうのは子供と言ったんだよ」なんて反精神医療派、CCHRの人なんかが良く言ってるけど、元々はある精神分析家の言ったこと、けだし当然である。
しかし、最近は分析家と称する者さえ、発達障害(誤診)の虜である。
これを製薬会社は逆手にとって、ADHDは昔からいたが見過ごされており、既に大人になった「大人の発達障害」がたくさんいるとして、盛んに発達障害(誤診)キャンペーン、病気喧伝を行っている。
ADHDの父と呼ばれる、アイゼンバーグ氏はADHDを提唱したことを、激しく後悔して、2009年に亡くなられたらしい。
『ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める』
http://gigazine.net/news/20130529-adhd-is-made-by-industry/
結果として過剰診断がとどまることなく広がり、子供に対する薬害を広めてしまった。もちろん氏の意図するところではなかったはずだ。
ホントに発達障害「ADHD・注意欠陥・多動性障害」に該当するような子供は全くいないわけではないが、ごく僅かであり、ある種の精神遅滞(知恵遅れ)なので特に分ける必要もないし、もちろん治療法があるわけでもない。
精神遅滞はもちろん多様であり、その子に応じた療育・訓練・リハビリをすべきであるが、精神科医に通う必要はない。
ADHD・注意欠陥・多動性障害なんて精神科医の殆どが知らない頃、30年以上前から私は知っているが、それに該当すると考えられるような人は1人しか知らない。もちろん精神遅滞(知恵遅れ)である。
その後100人位は、ADHDと診断された,ADHDの疑い、自分でADHDではないかと思う、といった人に会ったことがあるが、すべてADHDではない。殆どは敢えて言うなら神経症。
発達障害(誤診)の二次障害とか、「お薬を飲む事で息子さんの頭の中が整理されて、考えがまとまりやすくなる事によって、本人もすごく楽になるんですよ~」なんて児童精神科医に言われると親も逆らえない。
薬を飲ませないことは医療を受けさせない=虐待とさえ考える親もいる。
その頭の中を自分で整理することを身に付けるのが成長・発達というものであり、むしろその学習経験を阻害してしまうのに。
もちろん薬の効果はあっても一時的、長期では逆効果となる。
ADHDと診断される子供は、早生まれが多い(3月と4月生まれでは1年近く発達の差があるのが当然)という調査報告もあるようだ。
ストラテラとかコンサータといった向精神薬を処方されるが、そんなの殆どヒロポン※だろ。
子供をポン漬け、ポン中にしてどうするつもりだっ!
※知らない人も多いだろうから下に注
【アスペルガー症候群】
今世紀に入る前後、インターネットの普及と共に素人の中で広まったように記憶する。2chなどで人を蔑む言葉として。
これに精神科医がだいぶ遅れて追従した。要するに素人ヲタより遅れている。
例によってDSM流の項目当て嵌め方式だと多くの人が当てはまってしまう。まったく○×式は子供のテストだけにして欲しい。
子どもをテストするんじゃなくてお勉強のテストですよ。答えるもの面倒だし採点するのも面倒だから。
要するに高機能自閉症だが、元々は殆ど都市伝説みたいなもので、昔も今もそういう人がいないわけでもないが極々まれである。
前述の自閉症のリハビリの第一人者だけでなく、ホントの発達障害のリハビリをしている知人も何人かいるので、自閉症の話はしょっちゅう聞いているが、アスペルガーなんて20年以上前から聞いたことはない。
○○博士とか□□オタなんてのは男の子なら普通のことだ。私は車好きで5歳以前に、大人の読む車の本を見ていたので相当な知識であった。漢字も結構読めたし。当時は車の絵本さえ少なかった。
今のように情報過多だったらどうだろうか?末恐ろしい!??
車が好きだったのは小学校低学年までで、その後は一時的にバイク、それからサイクリング、登山と順調に成長している??
自閉症の中でもアスペルガー症候群は皆無に近く、そうではない子供、だけでなく大人にも広げてしまった。実際には殆どの場合、神経症的問題であり解離による思考パターンや学習経験の甚だしい不均等、認知の偏り、欠落など。
子供なら特に病気と看做す必要もないが、生涯続いてかつ人生に大きな支障をきたすなら、まぁ神経症(と言えば中らずと雖も遠からず)だ。
当然のことながらDSMからも第5版からは削除されたが、精神科医や教師の頭の中では今も増殖中。
今は自閉症スペクトラム障害ということで特に区別されなくなった。そんなの当り前でDSMだと第3版以前に戻っただけ。昔の専門学校の学生でも知っていた。自閉症児の介助のボランティアをやっていたので。自閉症は多様である。
自閉症も対人関係や認知などある種の傾向や偏りがあるだけで、ホントは精神遅滞(知的障害、知恵遅れ)に過ぎないという説もあり、少なくともそう考えた方が良いだろうと思う。
(ホントの発達障害のプロはそう考える人が多いようだ)実際に昔は一緒くただったし。
ホントの発達障害児、精神遅滞だって多様なのはあたりまえだ。
鬼の首を取ったように得意になって、特徴を数え上げてチェックリストに当て嵌めて分類するのは素人や精神科医だ。
DSMの弊害であり、受検勉強のやりすぎや血液型占いなんかの影響もあるかも知れない。
ミソもクソも一緒はまずいが、分類できないものを分類して分かったよう気になってしまうのも非常にまずい。
【広汎性発達障害】
もともと非常にあいまいな使われ方をしており、今日小児科領域ではあまり使われなくなったようだ。多くの場合、精神的・情緒的問題の大きい精神遅滞、知的障害などに使っていたと思う。
ところが最近は軽症のフツーのオバサンやオッサン(軽度神経症)にまで使うようになった。
最初はお決まりの、「うつ病(誤診)」だの、神経症やパニック障害だったのが向精神薬を服用して悪化、元々の症状も副作用も離脱症状も後遺症も区別がつかなくなってしまう。
気分変動が激しいわけでもないので双極性障害とも言えず、幻覚妄想があるわけでもないので統合失調症とも言えず、服薬で悪化した結果をさらに取り繕おうと悪あがき、薬てんこ盛りにするための苦肉の策として使われるようになり広まったようだ。
【統合失調症(の疑い)】
統合失調症はホントの発達障害でも発達障害(誤診)でもないが、統合失調症と診断すれば、「精神科医は今日も明日もやりたい放題」であり何でもありだ。
発達障害(誤診)というよりも殆どの場合、悪質であり薬漬けも激しくなり電気ショックなどの有害・危険性の高いこともやり放題になってしまう。
発達障害(誤診)は統合失調症(誤診)に対しては多少の歯止めにはなると言う面もないわけではなく、一部の反精神医療派の人が発達障害(誤診)の呪縛・陥穽にはまるのはこうした事情もある。
しかし、発達障害(誤診)でも統合失調症(の疑い)でも、薬漬けで薬害性中枢神経疾患、障害者化されてしまうので、結局の所行きつくところは同じだ。
最初は発達障害(誤診)とされても薬害性の統合失調症様の中枢神経障害になることは、すでに多く報告されており、そういうケースは今後どんどん増えるはずである。
もちろん精神科医にはホントの統合失調症と、薬害性の中枢神経障害の区別はつかず「もっと早く受診して服薬していれば予防できたはずだ」と自己欺瞞・正当化するのであるが。
もっともそれ以前に、コンサータだのストラテラで上がったり下ったり、双極性障害と診断されるようになる場合も多い。当然のことながら常用量離脱も起こる。そんなことをしていれば当然、脳破壊され薬を止めても不可逆的な後遺症が残る。特に子供の場合は大人よりも。
多くの場合は、子供が「皆が自分の悪口を言ってるかもしれない」などと言うと、妄想扱いされて統合失調と診断されることが多い。
子供は言葉足らずなのは仕方がないのに、そこを分かってもらえず言質を取られる。
早期化している事情はあるだろうが、思春期なら多くの人が思うことだ。
------------------------------
この分野ではやはりものごとは正しく理解し、言葉は正確に使わなければ有害甚だしくなってしまう。
精神科医が今後、薬漬け障害者化の先に目指すところは、薬害を誤魔化すためにも脳内チップ埋め込み電気刺激などであろう。
昔はそんなこと言うだけでも、考えるのも憚れるのであったが。
ふた昔前はロボトミーはもちろん電気ショックも廃れており、精神科医でも大多数は脳そのものを弄るのは反対派が多かった(本音はともかく)。
マッドサイエンティストみたいな精神科医は少数派であり、精神科医の中でもそのような者は嫌われていたのであるが、それが主流派となった。
------------------------------
しかしながら,発達障害(誤診)が広まるそれなりの背景、もしくは理由、混乱が生じる要因も全くなかったわけでもない。
例えば、超未熟児や乳幼児疾患で昔なら助からず生きていけなかったはずの子供が、保育器の中に入れられて生後数か月も親の直接的愛情や養育を受けることができなかったなど。
こうしたことは旧来の心的外傷とは別質の、オジサン・オバサン以上にはほぼあり得ない、トラウマももたらしていることはある。
家庭環境や親の療育の問題や犯罪被害などのショックな出来事による、いわゆる心的外傷・トラウマとは異なる質を持つものである。
もちろんこの場合も基本的には後天的であり環境因であり、遺伝的・先天的な脳の病気ではないので発達障害(誤診)と言うべきではない。
私の知るところでは「こういう子供なら素人的には発達障害(誤診)と考えてしまうのももっともだな」と思えるケースはすべてこうした事情や背景があった。
こうした子供の場合、知的障害とは言えないがやや知能の遅れがあったり、知的には優れていてもいろいろと偏りや歪み、学習経験の乏しさがある。
ADHDと診断される子供は、早生まれが多いと前にも書いたが、超未熟児だとそれに数か月の遅れと、それプラスその間の発達促進環境の乏しさが加わることになる。
病院を離れて母親の手に返された時を誕生日とするならその差は小さくなるが。
やはり身につけるときに身につけるべきことを身につけないと後が難しくなるのもまた事実である。
幼稚園や保育園、学校などで同じ年齢の子供を集めるのはもちろん理由がある。回りの子が少し年上の子供ばかりだとメリットもあるだろうが、やはりハンデを負いやすく後々まで尾を引くこともあるだろう。
そのようなことはあるのだが、子供ならまだこれからの学習経験が必要であり、療育,教育環境や対応が大事である。
それを精神医療漬け、薬漬けにしたら脳の発達を阻害するばかりでなく、発達・学習経験も奪い元も子もなくなる。
------------------------------
でも、「子供が精神的問題を呈して本人も周りも困っている例は現実にたくさんあるだろ、どうしたら良いのか?」
発達障害(誤診)と考えず神経症(心因性、環境因、PTSD)とすれば中らずと雖も遠からず、害は少ないとは言える。神経症は精神科の治療対象ではないのが定説である。
神経症とは神経そのものの病気ではなく、使い方や状態はもちろん良くない不適切だとは言えるが、もうちょっと正確に言えば無意識による神経の使われ方がまずい、ということである。
くり返すがもちろん脳の病気としたり、安定剤だの抗精神病薬だのは論外。しかし精神科医はそれをやる。
児童精神科医が行う有害なことはいくらでもあるが、有益なことはほぼない。
臨床心理士や心理カウンセラーなら良いと思うかもしれないが、全く悪いわけではないにしても、彼らの果たす主な役割は、結局の所、精神科につなげるということである。
適切な家庭環境、教育環境において健全適切な対応をすべし、と言うしかない。
家庭は家庭の、親は親の、学校は学校の、教師は教師の本来の役割をきちんと果たすべき責任がある。もちろん社会的問題でもあるが、とりあえずはそこに戻るべし。
教師も余計なことばかりで忙しくなったりストレス多くなっているようだが、無駄なことから解放されて、本来の役割を果たすべきである。
「子供を精神科医に近づけてはならない。
少なくとも今の段階では。
もちろん当所の治療は、適切に受ける意思があればどんな人でも改善できるもので害もありませんから子供でも治療可能です。
対象は今の所、小学校高学年くらいから。
あまり小さい子には向かない治療法ですので、その場合は親が受けた方が良いです。親が良くなれば家庭環境や子供の接し方も変わるので、子供の方も改善が見られます。
※ポン中なんて言葉を知る人も少なくなったので余談ですが。
ポン中というのはヒロポン中毒でシャブ中といった言葉が広まる前に使われていました。
ヒロポンは昭和20年代前半には一般市販薬だった覚せい剤(旧向精神薬)、肉体労働者や看護師など夜も働く人を中心に広まり、薬物中毒が蔓延した。
昭和25年には発売禁止となり、これをきっかけに「覚せい剤取締法」や「麻薬及び向精神薬取締法」が施行された。
私の知人は戦後間もない小学生の時にポン中になり、中学生の頃、コレはヤバいと気づいたので、のたうち回って死に物狂いの苦しみを乗り越え短期で断薬し、発売禁止になってから闇で仕入れて売りさばき、極貧なのに大儲けした金で高校に進学できたという。
そうした経験があるので向精神薬についても熟知していた。
その頃の高校進学率は今の大学より少ない位。何とも隔世の感あり。
こちらもご参照下さい。
発達障害 (1):発達障害(誤診)の拡大と混乱
発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

発達障害 (1) : 発達障害(誤診)の拡大と混乱

発達障害(誤診)-その1
発達障害(誤診)の拡大と混乱
今日、「うつ病キャンペーン」病気喧伝、即ち受診者(薬害被害者)の増加も頭打ちとなった現在、精神科医が遺憾なく無能さや有害さを発揮しているのは子供に対してである。
そもそも、職業として成立しないはずの児童精神科医と称する者もやたらと増えてきた。
悪しき「発達障害(誤診)ブーム」、発達障害喧伝は数年前から拡大し続けている。
もちろんこれを問題にせざるを得ないのは、言葉の使い方が間違っているばかりでなく、子供を犠牲にする悪質な精神医療過誤・向精神薬害問題だからである。
発達障害については前にも少し書いたことがありますが、ここで一応整理しておきます。
駄文なので整理にはなっていないかもしれませんが。
NHK クローズアップ現代 「子どもに広がる向精神薬の被害」
----------------------------
発達障害(誤診)問題は言葉も非常に錯綜しており誤解も招きやすい。
ここでは、とりあえず、本来の発達障害を「発達障害」として、最近増えている精神科医や教師、児童相談所関係者等から発達障害とされている子供もしくは大人(敢えて言うならただの子供か精神的問題の大きい人、あるいは精神疾患(脳の病気ではなくPTSD)、を「発達障害(誤診)」とします。
ホントの発達障害に関しては別問題であり、精神医療の対象ではないし、当所の治療の対象でもなく、私自身も門外漢です。
そもそも発達障害というのは医学上すでに確立した概念である。
発達障害(誤診)は有害なだけでなく、これまでの医学に反しており医学を全く無視した間違いでもある。
発達障害とは具体的には、脳性麻痺、精神遅滞(知的障害・知恵遅れ)、ダウン症、(ホントの)自閉症、重度心身障害、二分脊椎などのことであり、殆どは遺伝や周産期のトラブルの後遺症であり、多くは中枢神経障害でもあるが、基本的には精神疾患ではなく、精神疾患はは発達障害には含まれない。もちろん併合することはある。
基本的には発達障害は養育訓練やリハビリの対象であり治療の対象ではない。
リハビリも広義には治療ということになるが、病気・疾患そのものを治すという意味での治療と言う言葉は当てはまらない。
私の長年の親友には、発達障害(ホントの)リハビリ分野では第一人者がいて、しょっちゅう会っているので発達障害について話を聞く機会は多いし、私自身もボランティアで介助などしていたこともあるし、発達障害児施設に数か月いたこともあります。
元々はリハビリ系なので多くの発達障害児を見ていますが、治療の対象として関わることは今後もありません。
----------------------------
精神疾患は常に精神発達上の問題でもあるので、発達障害(誤診)と言うのは一見正しい見方で、悪いことではないように思う人が多いかもしれませんが…
精神科医や(養護学校ではなく一般の小中学校の)教師が発達障害(誤診)と言う場合はほぼ全て間違っており、反精神医療派の人でさえその間違いを踏襲し誤診の陥穽に囚われている人が多い。
障害とは疾患そのもの病気そのものは治らない、ということでありそれを受け入れた上での対処が必要だということです。
スキーで骨折しギプスを着けて杖をついている者はケガ人であって身体障害者とは言いません。
精神障害という言葉も本来望ましい言葉ではありませんが、かつて長らく精神医療の対象の殆どは重篤な精神分裂病であり、治らない(精神科医には治せない)ことを既定の事実とした上で広まり一般化したわけです。
日本でバイクと言えば、かつてはエンジン付のオートバイ、カブやスクーターなんかのことで、今もそうした言い方はしていますが、最近は自転車のことをバイクと言うようになりました。
(ホントの原チャリ、原動機付自転車を知ってる人はかなりの年輩ですね)
それで特に混乱も問題もないし、米国ではバイクといえば昔から自転車のことなので、むしろ訂正したことになります。要するに二輪車ということですから、いずれにしても間違いではありません。
机のことを椅子、椅子のことを机と言ったとしても(そのような使われ方をすることあるし)、多少の混乱はあっても人の勝手で、机に座って椅子の上のメシを置いて食べたって大して害はありません。
机が木製だとしても植物に分類し、水や肥料をやって、もっと高くしようとする愚かな人はいませんね。
しかしそれ以上に愚か、奇妙でかつ甚だしく有害、危険、被害甚大なことを行っているのが子どもに対する精神医療の現状です。発達障害・誤診蔓延と向精神薬漬け。
もちろん治療ができるなら、あるいは発達上の問題を克服するための援助ができるのなら,大いに精神医療はどんどん拡大すべきです。程度はともあれ、いかなる人も精神疾患という面はあります。
しかし現状では子供に対する精神医療は甚だしく有害、危険でしかありません。
例によって話がくどくなりましたので、ここで整理しておきますと。
・認識、行為の誤り:精神科医や教師、毒親など
 発達障害(誤診)は脳の病気として子どもを薬漬けにする。
・言葉遣いの誤り:一般の人や一部の反精神医療派の人など
 精神発達上の問題に対し発達障害(誤り)という言葉を使う。
もちろん前者の方がはるかに悪質ですが、後者も絶対に訂正すべきです。単なる間違いでは済まされません。
子どもを被害者とした犯罪的「医療」行為に加担し、精神医療過誤・向精神薬害の拡大、増長させることになるからです。
 反精神医療派の一部の人は、発達障害なんてないと言うけど、前述のとおり、もちろんホントの発達障害はある。自閉症は社会毒の影響などと言うのは矛盾している。それがないというのではないが、別に自閉症が増えたわけでもなく昔から多いし。
----------------------------
なぜ発達障害(誤診)が広まったのか?
ここ数十年で特に新たな精神医学上の発見があったわけでもないし、新しい種類の精神疾患の発症があったわけでもありません。
典型的な「統合失調症」や「うつ病」などはむしろ少なくなり、精神疾患は多様化したという面もありますが、それも表面上のことです。
精神疾患の子供が増えたわけでもなく、発達障害(誤診)という言い方は誤診であるばかりでなく医学的にも定義上間違いです。
専門用語は定義されており、その定義から著しく外れている物事に対してその言葉を使ってはいけません。誤解や間違った対応を広めるからです。
精神分析は廃れたが、学問としての精神医学の中で、特に何かの変化があったわけではなく、誤診、誤解、混乱が広がり、子供にまで大いに精神医療の被害を広げてしまったということです。
悪い意味で精神科の敷居が低くなり、受診者が増え、うつ病キャンペーン、病気喧伝は既に頭打ちとなり、発達障害(誤診)すなわち脳の病気とすることで、その対象を子供に向けて拡大し、被害も拡大しているわけです。
「心の時代」と言われるようになり「スピリチュアル・ブーム」はあっても、精神医療の世界では口先だけで、うつ病は脳の病気という根拠のないウソがばら撒かれ薬害が広まり、心の問題ははないがしろにされてきました。
何と!生後数か月の子供さえ、発達障害(誤診)とされ、薬漬けにされている例も少なからずあるらしい。
そんなに子供に薬を飲ませたいなら、自分の子供に飲ませればいいじゃないか(そんなことできるわけないだろ!)」という人もいるけど、実際に自分の子供に向精神薬を飲ませて発達をデザインしたいなんていう、とんでもない精神科医もいるらしい。もちろん結果は目に見えている。慢性薬物中毒、中枢神経障害者だ。
昔、自分に生まれたばかりの子供を預けてもらえば、芸術家にでもスポーツ選手にでも学者にでも宗教家にも、いかようにでもしてみせる、と豪語して顰蹙をかいまくった心理学者がいましたけど。
もちろん結果は目に見えてる。精神病、PTSD・心的外傷後ストレス障害である。
フロイトの症例にもそういう人(の子供)がいたな…。
シュレーバーだっけ? ねずみ男? 忘れたけど。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と提唱した毒オヤジのスパルタ教育で息子2人は精神病になった。
世知辛い世の中になり、子供をとりまく環境も大いに変化し、要求されることも多くなり、子供も多くのストレスにさらされるようになったとは言えますが、過保護で甘やかされている面もあります。
----------------------------
かつては児童精神科医という職業は成立しなかったし実際にほぼ皆無であった。なぜか?
そもそも精神の発達や成長とは子供が様々な精神病的・神経症的問題に陥りつつそれを克服していくことである。
従って、多少の神経症的問題は発達上の必要なプロセスでもあり、治療の対象にはならないし、すべきでもない。
もちろん精神医療に治療はできない。
そのある段階で優位な神経症的もしくは精神病的な状態に戻って、そこから抜け出せなくなっているのが精神疾患の症状である。(悪性の退行と固着)
逆に良性の退行により健康的な精神を取り戻すことが治療にもなる。子どもの頃は精神的には健康的なものである。神経も生き生きと働いている少なくとも殆どの人は大人になってからよりも。
一見、異常にあるいは奇妙に見える、病的で重篤な精神疾患といえども、普通の人に全くないことを症状として呈しているのではなく、程度や時期や状況の問題であるともいえる。
これを理解している人は精神科医に限らず殆どいないが。
優れた天分を持つ人が、若い頃から純粋に深く苦悩すれば精神的な危機に陥るのはむしろ当然であり、優れた業績を残した芸術家や学者、思想家などは殆どそうだと言っていいくらいで、枚挙にいとまいがない。
またそれを乗り越えることを通さなくてはそうした才能・能力は開花、実現しないだろう。
中高年のうつ病なんていう人の苦悩と同じようなことを10代の頃から、とっくに先取りしているわけで、まだ若いのでそれなりに元気はあり、典型的なうつ病みたいにはなり難い。
そうした若い人も少なくなり、芸術家や学者なんかも小ぶりな人ばかりになった気がする。中高年の「典型的なうつ病」も殆どいなくなったと思う。苦悩することは目先のことや自分とせいぜい周辺のことばかりか…
♪ドブに落ちても根のある奴は~ いつかは蓮の花と咲く~♪

ドブもなくなったけどな。花が咲かなくても悪い人生とは言えないが、薬漬け廃人ではそうも言えないだろう。
感染症にもならなければ免疫がつかないので健康でもありえない。ということは精神的な病気や健康についても言える。
純粋培養で育った人間は保育器から出せば途端に病気になる。現実にはありえないけど。
強迫神経症になってはいけないが、何事かを成し遂げるには強迫性も必要である。
不安や恐怖を積極的に持たない人間は、トラブルやリスクに対する認知能力も対処能力も身につかない。幼児の頃なら大人が守ってあげればよいだけかもしれないが、いつまでも過保護は子供をダメにする。
また「神経症的能力」を身につけてそれを生かすことも発達において必要なことでもある。
強迫的能力を持たない者は、一廉のことを身に着けたり成し遂げることもできないだろう。
皆が好きな受験戦争に勝ち抜いて一流大学に入ることでさえも、強迫的、完全主義的学習能力が必要である。
強迫神経症の人は強迫観念や行動が問題というよりも、それが有用なことには生かせず無駄で有害なのが問題だろう。それなりのことを達成する人もいるが、自分や他者に有用な強迫行動はむしろ乏しいことが多い。
不安もしくは恐怖神経症の人は無用な不安や恐怖に憑りつかれていても、持つべき不安・恐怖はむしろあまり持たず、そのための対処能力が低いのが問題だろう。強迫神経症の人は強迫的になるべきことではあまり強迫的にはならない。単純化していえば。
但し、もちろんそれも理由があってのことであり、基本的には現在のことではなく過去(主に幼児期)のことに反応、影響されている。
また、ほぼ健全な発達といえども、子供は不均等発達するものであり、同年代の子供より著しく劣っている面があっても、少なくとも一時的には普通である。
必要なことは「普通の適切な養育者の対応や教育」であり、もちろん薬や精神医療ではない。
多くの場合、年齢が進むにつれて「発達凸凹」は目立たなくなる。(これも精神科医や教師や毒親が使うし基本的な認識の誤りを伴っているのてあまり使いたくない言葉だが)
数学など天才的な能力を発揮する子供もいるが、簡単なこともなかなかできない盆暗もいる。しかし、そのような勉強嫌いの子でも、小学校高学年ともなれば掛け算割り算ができない子は殆どいない。
因数分解などとっくに忘れた大人は多い。それができなければ微分・積分もできないはずだが。
連立方程式さえ忘れた大人も多いだろう。殆どの人には日常的には必要なく、必要なら身に着ければ良いだけだ。
大器晩成なんて言葉はもはや殆ど死語ではないだろうか?
昔は手のかかる子供の方が可愛いなんて親も教師も良く言ってたものである。
確かに虐待は増えたし、(暴力や遺棄など)犯罪的な虐待の範疇には入らない、精神的虐待は元々多かったし、それは傍で見ていたとしてもわかり難い。
あまり使いたくない言葉だが「毒親」としか言いようがない人は、昔から少なからず存在した。
そうした場合、子供の方は青年期以降、重篤な精神疾患に陥ること必至だが、子供の頃にはむしろ問題は表面化しない場合が殆どである。
親は自分の育て方は問題なく、むしろ良かったはずだと正当化する。
「他愛的な子供は身を亡ぼすのが常である」、「手のかからない良い子ほど危ない」そうした子供こそ後に重篤な精神疾患になったり問題が起こりやすい、などとはよく言われていたことである。
前項でもココにそうした例を挙げておいた。
「ある同級生(統合失調症)」
仮に将来重篤な精神疾患に陥ることが分かった子供がいたとしてとしても、精神科医にできることはなく(せいぜい優しくお話を聞いてあげる位か)、むしろ無自覚に親と一緒に抑圧し、精神的虐待のお先棒を担いだり,増長されてしまうのがオチである。
かつては実際にはそういう子どもが、発症以前に精神科を受診することはほぼ皆無であり、受診しても精神科医にできることは全くないし、発症してから受診してもらうしかなかった。
(といってもやはり薬漬けだったが)
向精神薬は必要悪ではあっても良くなるわけではない、という認識は当然で、まして予防に使えるものでは到底あり得えずそんな発想をする愚か者は精神科医と言えども皆無であった。
ベンゾ系安定剤の有害さについてもそれなりには知られており、大して効果がないこともわかっていた。
実際に神経症的問題で精神科を受診しても、多少のことは「あまり気にするな、誰でも多かれ少なかれはある」などと言って帰すことが多かった。
従ってホントの発達障害でも、発達障害(誤診)でも児童精神科医の出る幕などない。
ふた昔位前のまともな精神科医には、そのくらいの理解や分別はあったのである。
今の精神科医を教育・指導したのはそういった先輩精神科医ではなくではなく、製薬会社の営業の人である。
(教育というより洗脳であるが。)
今はプロパーではなくMRって言うのか?何の略だ?
脳の伝達物質云々は実際にあっても原因ではなく結果である。なるべく原因に近いところで治療を行うのが当然であるが、いつの間にか精神医療に限らず医療の常識ではなくなってしまった。
エビデンス主義は本質的治療よりも目先の利だけの追及となり、対症療法自体が医療の目的化した。
----------------------------
児童精神科医が出始めたのは、摂食障害など比較的早く発症する例が増えたのがきっかけであろう。治療ができるわけではなくとも栄養補給などとりあえず医療的な必要な面はあった。
不登校が問題になり、多くの場合は神経症的問題を抱えているのも事実であった。後に触れるがこの傾向は今は随分違ってきている。
それでも我々が若い頃は児童精神科医を自称するものなど数えるほどもいなかったのである。大人の神経症でさえ基本的には精神医療の対象外で、実際に受診する人も殆どいなかった。
しかしここ数年、自称児童精神科医も雨後の筍のように増え、精神科医と言えば猫も杓子も発達障害(誤診)と言い出し、子供まで餌食にして薬害を広めるようになってしまった。
発達障害(誤診)拡大は虐待やいじめなどの問題から目をそらし、見て見ぬふり、否認するためでもある。 実際にADHD等、発達障害(誤診)とされている場合、精神的虐待であることも多い。いじめも大人の目から隠れて行うことが多いので見過ごされやすい。
向精神薬は控えめ、カウンセリング、精神療法と言ってもそんなことが精神科医にはまともにできるわけではなく、薬漬けのためのアリバイ作り、口実づくりでしかない。
薬は使わないずに治療の努力をしてきましたが、やはり発達障害(誤診)遺伝の脳の病気なので薬が必要です、というわけです。
服薬すれば一時的には「効果」のある場合も一部はあるので、受診が必要だと錯覚してしまう。もちろんその「効果」さえ長く続くことはない。
子供にって向精神薬は脳破壊薬でしかない。もちろん大人にとっても同様だが、まだ脳が発達途上にある子供に対する有害さ危険性は桁違いに大きく、結局の所、薬漬け、ホントの障害者(薬害性の中枢神経障害)にさせてしまう。ハッキリ言ってしまえば化学的虐待である。
親や教師、臨床心理士や心理カウンセラーでさえ本来の役割を放棄し、有害さしか発揮しない危険な児童精神科医に丸投げ。
悪いのは教師ではなく学校の責任ではなく、もちろん親の育て方や家庭環境でもなく、子供が悪いのでもないけど、問題は子供の脳の病気・発達障害(誤診)だというわけです。
学校、教師、親と精神医療の間に現実歪曲空間が形成され、子供はそこから逃れることができない。
モンスター・ペアレントという言葉も殆ど死語になりつつあるようです。「毒親」という言葉は今でも患者は良く使うけどタブーかな。あまり良い言葉ではない。毒親もそうならずをえずなるべくしてなっており、被害者でもあり自分では直せないのだから。
————————————————
既に被害甚大だが、まだまだ被害の拡大はこれからである。
というのは、発達障害(誤診)ブームはもうすでに何年も前から激しい勢いで拡大しており、何と!児童精神科医を受診するだけでも半年待ちだったりするからである。
教師などから受診を勧められても(というより強要されても)まだ未受診の子供も多く、既に精神医療の毒牙にかかった子供は全体から見ればそれ程多くはない。
自殺者の数は(反精神医療派のおかげで)近年は僅かながらも低下しているのに、若い人の自殺が増えているのはそれが要因もである。SSRIによる賦活化症候群、アクチベーション・シンドロームも若い人の方が起こりやすい。
酒でさえ全く悪いとは言わないが、徐々に脳を破壊させる。我々くらいの歳にもなれば、ほぼ毎日飲んでる人と、飲まないかもしくは時々しか飲まない人とでは随分差が出ている。
やはり前者は身体の病気にもなっているが、酒が明らかに脳に悪影響があることがわかる。精神科医や一般の人、もちろん本人には特に、にわかり難いが。
なぜ子供に酒を飲ませてはいけないのか。向精神薬よりは酒でも飲ませた方がまだましだが、さすがに子どもに酒を飲ませるバカは滅多にいない。
このままの勢いだと、普通より健康的な子供でさえ発達障害(誤診)とされ、殆どの子供が発達障害(誤診)とされてしまう。
不健康な子供より、むしろ子供らしく素直で健康的な子供の方が発達障害(誤診)とされる傾向さえ既に起こっている。
そういう子が生きにくい時代だという背景はあるにしても。
Sさんの子供も学校で発達障害(誤診)扱いされて、教師に精神科の受診を勧められたと言ってたな。
「うちの夫は精神科医なんですけど」
結局の所、アクチベーションシンドロームによる自殺を免れて命が続いたとしても,障害年金や生活保護をもらって廃人的障害者の人生か。
そうなると、もちろんそれを支える人も必要である。税金、保険料も上がるばかりだ。
まともな医療が行われているなら消費税の増税など必要なかったはずである。もしくは税金は上げても保険料は下げることができるはず。
「このままだと、この国は医療で潰される」ある医療ジャーナリストの言、決して大げさではない。
「子どもを精神科医に近づけてはならない」
この項、続きは…、こちらをご覧ください。
発達障害 (2):発達障害(誤診)の病名など
発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

統合失調症の薬服用で21人死亡 ヤンセンのゼプリオン(精神医療過誤・向精神薬害)

『統合失調症の薬服用で21人死亡 ヤンセンのゼプリオン』
2014年4月18日00時25分 朝日新聞DIGITAL
 厚生労働省は17日、統合失調症治療薬「ゼプリオン水懸筋注」(ヤンセンファーマ社)を使用していた21人が死亡したと発表した。因果関係はわかっていないが、厚労省は同社に対し、使用上の注意を改訂し、医療関係者らに注意を呼びかけるよう指示した。
 厚労省と同社によると、「ゼプリオン水懸筋注」は昨年11月に販売を始め、使用した患者は推定約1万900人という。死亡例のうち、詳しい情報が公開された14例の死因は心筋梗塞(こうそく)や多臓器不全、肺炎などで、半数はわからなかった。12例はほかの抗精神病薬と併用していた。使用してから死亡するまでの期間は3~107日だった。
 同社は、抗精神病薬との併用を控え、ほかの薬から切り替える際には用法・用量を守るなどの注意を呼びかけている。84の国と地域で承認されているが、発売から短期間の死亡例は報告されていないという。

統合失調症治療薬「ゼプリオン水懸筋注」に関する安全性速報(ブルーレター)の発出について 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000043861.html
既にアリスパパさんのブログ『八咫烏(やたがらす)』でも詳しく分析されていますが。
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11821177669.html
実に氷山の一角に過ぎないです。
推定約1万900人のうち21人では、抗精神病薬服役者の死亡率としては、むしろ少ない!?
実際にはもっとずっと多いはずだし、徐々に表面化するのでしょうけど。
水懸筋注の効能は4か月も続くらく、まだ発売・使用されてから間もないので、これからもっと被害者も出てくる。
影響が無くなり止めても離脱症状も後遺症もある。
これだけでも相当危険性が高いと思われますが、場合多剤併用なので飛躍的に危険。
どれだけ死人が出ても不思議ではない。むしろ人間ってかなり頑丈だなと思ってしまうが。
お役所も製薬会社も精神科医も、むしろ、向精神薬はそんなには危なくない、死ぬのはほんの一握りだけ、安全管理は行われている、ということにしたいのでしょうか?
それでもこうした記事が、新聞社の中でも精神医療擁護派の朝日新聞に載るくらいだから、進歩はしているのでしょう。マスコミも精神医療過誤、向精神薬害は無視できなくなってきた。
このヤンセンのゼプリオンが使われるのは、もちろん利害もある。注射1本8万円だとか。
そりゃ医者はとびつくだろうな。
もちろん誰かが負担しているのである。
国民健康保険などもはや一般の自営業者が払えるような金額ではないのだが。
税金も上がったし。
抗精神病薬による中毒死が多いのは昔からわかりきった事実。
そもそも昔から、悪性症候群は短期に1%、殆ど死亡と言われていたくらいだし。
もちろん、もっと長く服用した場合の中毒死は、悪性症候群ということにならないだけで、長く服用したほうが当然、中毒死のリスクは高い。中止するのも、もちろん危険。
短期で死なない人は割に耐性があるということにはなるだろうが、それでも肝臓壊したりするし、もちろんずっと大丈夫というわけではない。
そういうことは本にも書いてあるし、医療関係者なら皆知っているはずだけど。
なぜ薬は安全といえるのだろう?
向精神薬による薬物中毒死は表面的にはそれとわからない場合も含めると、とてつもなく多い。
精神科病院の死亡退院率の高さ、不審死の増加などを見ればわかるが、その中に薬物中毒死が相当含まれているのは間違いない。直接的な死因が向精神薬中毒死という人だけでも年間万単位いるはず。
間接的に死亡の最も大きな要因が向精神薬という人は、それよりもう1ケタ多いのではないか?

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

理研と小保方晴子さん、STAP細胞、精神医療過誤・向精神薬害と科学技術の未来など

小保方晴子さんとSTAP細胞に関しては当初から、そんなのできるかぁ?ホンマかぁ~ウソやろ!?往生しまっせぇ~と思った人や、虚言の臭いや胡散臭さを感じたり、何がリケジョだ女子力だ、と訝しく思った人も多かったのだろうけど。
小保方さん個人の精神病理や、組織や社会の集団力学、社会心理には関心が無いわけでもないけど、彼女を直接知っているわけでもないし。
母親とお姉さんが教育心理学者?だか、いかにもさもありなんではありますが。
当初からツッコミどころはいろいろあったし。
しかし、ここではそうしたことを問題にする気もないし、関心もないです。
彼女に対するバッシングに与したくもない。
彼女のことは精神科医の香山リカ(中塚尚子)や熊木徹夫が演技性人格障害、自己愛パーソナリティと言ったり、片田珠美が空想虚言症とか言っているらしいですが、「お前が言うか」、
精神科医は他人のことより自分のことを診断してもらって、お薬飲むか電パチでも受けて治療してもらうべきでしょう。
研究上の疑念が多いことや、結果が捏造かどうかは問題ではあろうが、それも問題にする気も関心もない。
もっと酷い論文などいくらでも存在する。
業績のための業績のための論文など、一般的にはごく当たり前である。特に医学関係は。
学問的価値のある論文なんてどのくらいあるのか?
少なくとも精神医学に関しては、皆無に等しいかもしれない。
個人的には得るものがないわけではないにせよ、読む価値もないので、昔はそれなりに読んだが、ここ20年以上ほとんど読んでいない。
彼女が間違えたり、仮にウソをついているとしても、可能性を見せたという意味では評価されてしかるべきかもしれないし、おそらく多くの教訓を残すだろうという意味では有益である。
まだまだSTAP細胞が確実作れるとは言えず、確実に出来るかどうかは今後も検証が必要である、とでもしておけば良かったのかもしれない。
卒業文集や博士論文まで引っ張り出されて、ちょっと気の毒ではある。
俺なんかは、知人の某医大元精神科教授に気に入られたのか、医学博士をとらせてやる、お前は書くの嫌いだろうから学位論文は書いてやる、教授たちは皆、後輩や教え子だから通せる、もちろん見返りはいらない、せっかく親切に言ってるのに人の好意は素直に受けなくちゃダメだよ、なんて言われたこともあるし。
今では考えられないことだが、20数年前のこと。
もちろん断ったが、とった方が良かったのか、とらなくて良かったのか?
そもそも向精神薬の研究・開発に関することなど、捏造やら収賄やら当たり前の世界である。言わば、腐りきった科学技術。
内部告発などで既に多くがバレているが、問題にしているのは一部の反精神医療派だけである。
STAP細胞の存在やら研究の捏造より、向精神薬の臨床研究や治験のインチキ、デタラメの方が、既に夥しい人の生死に関わっているし、はるかに大問題なのだが、ほとんど話題にもされない。
多くの人の命に直接かかわっていることだし、既に向精神薬の研究・開発、疾病喧伝は、既に多くの人の健康を奪い、多くの人命にかかわっており、計り知れないほどの被害をもたらしている。米国なんかでは既に多くの訴訟が起こってはいる。
(既に書いたように向精神薬害による中枢神経障害、中毒死、自殺や殺人衝動促進、《賦活化症候群(アクチベーション・シンドローム》などなど)
そもそも向精神薬害など昔からわかりきっていたことだったのに、問題にもされず、問題化してからも殆ど無視されている。
うつ病は脳の病気、セロトニン不足なんて、仮説にもなっていないことがあたかも証明された事実のように言われており、その仮説らしきも既に否定されているのに、今も事実のように精神科医や患者の間ではまかり通っている。
そしてまた時折、思い出したように出てくる、うつ病の原因がわかってきたとか、遺伝子がらみとか、マウスの精神疾患モデルやら脳の血流だとか、ホルモンだとか、そういう「研究」は前にも取り上げたことはあるけど、あまりにバカバカしいのでここではやめておく。
そういうのはヤラセみたいなもんで出来レースだし、後で検証するとかそんなこともないし、論文そのものもまともに取り上げられることはない。
間違っていたとバレても、あくまで可能性ということで、お茶も濁さず終わりにすることになっている。
ホントに何か発見したなら、それこそノーベル賞もんだが。
そのノーベル賞自体も、当然いろいろ問題がありすぎで、精神医学の分野で受賞したのはあの、ロボトミーのエガス・モニス、60年以上経った今も取り消すべきだという反対運動があるらしいけど、そもそもノーベル賞なんてそういうものだろう。
もう多くの人が忘れているかもしれないが、確か佐藤栄作(安部の大叔父?)も平和賞をとったはずだったよな?幻だったか?
日本という国が受賞したのであって、彼はその代理に過ぎないと考えればあながちおかしいわけでもないが。
もっともSTAP細胞でノーベル賞がとれるなら、俺なんか10個くらいもらっても良さそうなもんだが。
いらねーけど、企業秘密だし。賞金だけ欲しい。
ノバルティス問題など、氷山の一角だが、むしろカモフラージュだろう。今問題になっているセプリオンも。
そういう問題は、あたかも例外であり、監視されており、野放しにされているわけではないということにするために。
ほどほどにしておけよ、という製薬会社に対する見せしめ、牽制の意味はあるのかもしれないが。
全ての科学研究者、技術者は“精神医療過誤・向精神薬害問題についてよく知るべきであり、以って他山の石とすべし”だろうが、それ以前に当然これを許してはならないはず。
独協医大、精神科医の井原裕さんは「精神医療批判は国民の義務」と言っており、去年の流行語にもなったが、科学研究者、技術者は特にその責を負うべきではないか。
STAP細胞が捏造だの何だのと言う人も。
向精神薬の関係者、精神科医など、学者・研究者、科学技術者の風上にも風下にも置けないはず。
義憤を感じ行動を起こすべである。
STAP細胞だの再生医療だのに、うつつを抜かしている場合ではねぇ!んである。

STAP細胞のおかげで医者にかからなくても、絆創膏を貼り付けるように、自分で、もしくは周囲の人の協力程度で有害性も無く治せるとかなら良いけど、んなぁこたぁねぇよな。
しかし、ここではそれは置いといて…(またの機会に書くつもり)。話がくどいのはジジイの癖だ。
ところで、STAP細胞であるが…
誤解を恐れずに敢えて言えば、それ自体が存在するか、もしくは将来的に存在しうるのかもどうでもいいことだ。
存在しなかったとしても、間違いは誰にでもあることだが、彼女が意図的、もしくは非意図的に人を騙しているとしたらちょっと面白い社会現象ではある。
医療が人の健康に貢献しているという面はもちろん否定できないが、多くの人にとって甚だ有害、危険なものにもなっててしまった。多くの人を死に至らしめている一方で、再生医療もないだろう。
とりわけ問題なのは、向精神薬の作用、賦活化症候群による自殺、殺人など自傷他害などの衝動行為、薬物中毒死など、精神医療過誤・向精神薬害である。被害者の数が桁違い、とてつもなく、なお拡大している。
早く対策すべきは、こうした精神医療過誤・向精神薬害対策などの有害、医療問題だ。話がくどいが。
今すぐできることもいくらでもあり、費用効果も絶大である。
有害医療を制限できれば、消費税など3%に戻してもいいか、あるいは10%に上げても保険料を下げれば良いはずだ。少なくとも財政面で有利、国民経済も潤い、景気が悪くなるのは医療関係だけだ。
彼女だけの問題ではないのも明らかなこと。理研発表のように彼女個人の問題だとしたら、周囲はそれを諌めることもできず、引きずりまわされたということになる。当然、科学者の権威もモラルも地に落ちる。理研や早稲田大学だけのことではない。
共同著者として名前を連ねるのは、研究を手伝ったとか指導したとかいうことではなく、学説に共同して責任をもつ、ということである。この点でも、一般の人だけでなく当事者さえ理解していないようである。
ちなみに私が手伝ったり指導した医学論文はいろいろあるが、名前を連ねた論文はない(実はほんの少しある)。分野も違うし、関係ねぇ。
彼女がウソをついていたとしても、虚言症が周囲やマスコミ、大衆を引っ掻き回しただけ。
マスコミは十分、稼ぎのネタにできただろうし、大衆は面白がった人も、勉強になった人もいただろう。
STAP細胞はホントに無いのかはまだわからず、これで終わるわけでないので、しばらくは楽しめるはず。
引っ掻き回しただけでも、学問研究に寄与したという面もあるかもしれない。
ウソ出鱈目だったとしても大して実害はなく、向精神薬害と違って、直接、大きな被害を蒙った人はいない。
理研、大学、リケジョ、マスコミなどの面目を潰した、人々の期待を裏切ったなどというのは問題外。
(あ、何か話がまたくどいな)
既に存在していた大事なモノを潰してしまったわけでもなく、なければないだけのことだ。
存在したところで応用、実用化、応用は難しいだろうが、それが可能かよりも、むしろできたらどうなのかが問題ではないのか。
まだ実現できないものを取り越し苦労することはない、とりあえずできることが必要、それから考えれば、という人も多いだろうが、世の中の流れとしては、できてからではもう遅いのだろう。
こうしたことはiPS細胞とて同じことであり、手放しで賞賛することなど、とうていできない。
「他人の為に、百年後の世の為に、少しでも何か役に立つことをしたい」
だったら、そんなことするか?
「数十年後とか100年後の人類社会への貢献を意識して研究を進めたい」
そういうこと考えてないからやってられるんじゃないか?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
昔から、そういうことを考えていたのだが。
小保方さんが「子宮をなくし、子供を産めなくなった女性を救いたい」と言ってたので、それを例にするけど。慢性関節リウマチで関節が崩れた場合でももちろん同様。
【そもそも、そんなことやる必要があるのか?】
ニーズがあるからやるべきとはもちろん限らない。
科学技術の目的は、欲望への奉仕、科学者や技術者は欲望の奴隷か?
ラカンが「あらゆる欲望は他者の欲望だ」と言ってたな。
再生を諦めろなどとはとうてい言えることではないが。
子宮を無くす理由はいろいろだろうが、無くさなくて済むにはどうしたら良いかを考えるべきだろ。
むしろそれが医学と言うものだ。
子供は諦めるとか、それを受け入れるというのも人生だろうし。里子、養子でもいいじゃないか?
選択肢が増えれば良いというわけでもないはず。
子供を生みたいからって、生めない人などいくらでもいる。独身者の皆が子供が欲しくないわけでもない。
子供を生んで育てることはエゴであってはならないはずだ。
それは多くの精神疾患の原因にも関係することである。
若返ってどうするの?人皆老いて人生有限だから意味があるんだろ。
あの世がないなんて保証もないし。
もちろん、学問、科学研究は役に立つからやるものではなく、真理の追究ではあるだろうけど。
応用、実用、役に立つばかりを追求すべきでもないだろうし、それがまた学問研究の歪みをもたらすこともあり、今回のことも、“応用の要請”があせりにつながり、問題が起こったという面もあるだろう。
今回の発見が事実とすると
「発生と分化に関する生物学の常識を覆す驚天動地の大発見」でもあるらしい。
小保方さん、理研やその他の関係者も、それには殆ど触れておらず、おそらく意識あまり意識もしていないのだろう。
意図するせざるにかかわらず、科学技術は目先の利害、その他さまざまな条件づけを受けている。
知らなくても良いことを追求し、知るべきことを否認するのが科学の常でもある。
科学技術は常に不均等発展するものである。
【大きな危険や有害性をもたらすのではないか?】
遺伝子がらみのことは特にありうるのではないか。
予めそれを予測することはできず、明確になるのは問題は広まってからであり、そうなってはもはや対処不可能であろう。
抗生物質が人類に大きな利益をもたらしたことは間違いないが、それも歴史に属することではなく、その影響がどうなることかはまだまだわからない。殆どの場合、ワクチンが広まって病気が終息したのではなく、病気が終息してからワクチンが広まったのだとも言われている。
子宮頸がんワクチンの危険性、有害性や無効性が問題になったが、そんなことは当初からわかりきっていたことでもあった。
既に子宮に毛髪が生えたとか、歯が生えたとか、昔は珍しかったことが、やたら増えているらしい。子宮筋腫とか卵巣腫瘍か。
どういう理由か知らないけど、シャンプー・リンスやら歯磨きやらで細胞が破壊され、子宮にとんで毛髪や歯を作るのか、卵子がそうなるのか、子宮は形態形成の場ということか、細胞間情報交換の問題なのか?私が論じられるようなことでもないが。こうしたことも問題ではあるだろう。
【他にやるべきことはいくらでもあるだろ。】
そもそも、科学技術の進歩が人類の幸福に貢献したなどといえるか?もちろん目先の利はあるが。
少なくとも歴史に属すことではなく、まだまだ途中でのことだ。
健康や幸福を目指すならば、それよりもやるべきことはいくらでもある。
いくら良いこと、必要なことでも、やる人がいるとは限らない。
金になりそうなことにはすぐに飛びつくが。
科学技術も人々の意識や考え、社会のあり方に規定されており、金になるほうにしか向かっていかない。
STAP細胞は大いに利権が絡んでいるという。
今回の問題も、小保方さんを潰して、業績を理研のモノにするとか、米国が支配しようとか、韓中が横取りしようとしているとか、実際にできているから、絶対にそれを明らかにすることは出来ない、むしろできないことにしてカモフラージュするためとか、いろいろ言われているらしい。もちろんそうしたことの真偽はわからない。
そうした費用はいったい誰が負担するのか?外貨稼ぎのため?
「この国は医療で潰される」とさえ言われているのに。
(医療費のほかに、生活保護費など社会保障費の増大、財政破綻などなど)
国民健康保険費などいったい誰が払えるのかと思うくらい、すでに高額である。
全ての人が医療を受けれら時代は終わりつつある。目指すべきは医療の縮小だろう。
適正医療が行われていれば、消費税など増やす必要はなく、むしろ減らしても良かったはずだ。
いつから科学研究、科学技術が利権まみれになったのだろうか? 昔は公共・共有財産だった軌はするけど??
せいぜい、名誉や地位を得る位で。それさえ得られなくても、真理を追求し、人々に有益なことを追求するから、学問、科学であったはずなんだが??
真理や事実そのものには著作権もないし特許も取れないという。
科学技術上のノウハウは真理や事実ではないのか??
資本主義にどっぷり使っている人間は、金にもならず、地位や立場の向上にもならず、権力や利益も得らないないこと、むしろそれと逆行することはやろうとしない。資本主義とはそういう原理・法則だろう。
ニーズがなければそれを作り出してでも、モノやサービスを売りつける、そうして経済が発展していくと。
ホントに必要なことはカネにもならなかったりするので、誰もやろうとはしなかったり。
資本主義とは経済体制であるよりも、人々の価値観、考え方やものの見方、行動様式、行動原理のことである。
【そんなこと、やってもいいのか?】
マウスの背中に耳を生やすとか、それだけでも嫌悪感や罪悪感を持つ人も多いだろう。
その根拠は、ハッキリしないだろうけど、それには相応の理由があるはずである。
宗教云々は別としても。
そもそも、科学的真理なんて、真理そのものではなく、せいぜい、その時点で科学的には疑いようがなく正しい、ということに過ぎないし。
といったことなどなどである。
それでは人類は進歩しない、と言いたい人もいるだろう。
まだまだ野蛮な社会である。科学技術が進歩しなくても、人類の健康や幸福を目指す方法はいくらでもある。
むしろそれをしないのが問題だろう。
もしかすると科学の進歩はそこから遠ざかるのかもしれないとさえ思う。
かつて勤めていた大学の同僚。(旧帝大系大学院、分子生物学?生命科学?出身)にそういうことを話したことがある
彼は憮然として即座にこう言った。
「そういう人に科学技術の恩恵を享受してもらいたくないね」
アンタは中学生かよ!大学教授、教育・研究職だろ。お話にもなにもならないのである。
20歳位の頃、自分の父親(車の会社のエンジニア)に話したこともあった。
「そりゃ、禁断の実を食べてしまったんだから、もう戻れない」 
お前はそんなことも分からないのか?と言いたげに即答された。
オヤジは何も考えていない、わかっていない、どうせ話も通じないし、と思っていたので意外だった。
精神医学問題、精神医療過誤・向精神薬害、も軌を一にした問題である。
およそ非科学的、科学技術以前ともいえるが、科学技術のなれの果てを示してもいるだろう。
思考停止、認知の欠落、あるいは隠蔽記憶。知らぬがほっとけ。
要するに精神科医が精神疾患のことも向精神薬のことも実は殆ど考えていないように、殆どの科学者は科学や科学技術のことはあまり考えてない。
そんなこと考えていたらやってられない、ということはもちろんあるだろう。
かといって他の人の言うことに、謙虚に耳を傾けるか?? 
少なくとも精神医療関係者、製薬会社の技師や精神科医などはそうではない。
精神疾患の本質や、治療についても精神科医は殆ど誰も考えない。
ゆえに、向精神薬もそうだが、電気ショックECT、光トポグラフィー、磁気刺激療法、果ては再び脳深部刺激療法DBSとか、愚にもつかないことしか考えないし、そういう方向にしか向かわない。
幼稚園からやり直しだ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
そういうわけで科学技術については、子供の頃からいろいろ考えていた。
きっかけは公害問題だった。排ガスの鉛中毒とか、車大好き少年だったけど。
水俣病、四日市喘息などの公害病、光化学スモッグ、なども毎日のようにニュースになっていた。
それとベトナム戦争。北爆が始まったのが小学校1年の時、毎朝ニュースを見て暗い気分になって学校に行くのだった。
大学時代は社会科学系だし、あまり関係ないのだが、一時期、気になって、科学哲学、自然科学思想や科学技術論に関する本を読みあさっていた。精神医学、精神分析学関係の本も読んでいたが。
もはや反科学か、少なくとも科学に懐疑的、科学技術批判が主流だった。
既に私のようなことを考えている人がいることにも、ちょっと安心した。
しかし、大学を出る頃にはもうそういうことはあまり考えなくなった、というか考えるのはやめたのである。
俺が考えなくてもいいや、考えてもしょうがない、何かできるわけでもないし。
自分が直接、自然科学研究に携わったり、技術職に就くこともありえない。
新潟の原発建設反対運動にも1回行っただけでヤメた。
エコロジー研究会を作ったが、大学ももう卒業だった。
どちらかと言えば、科学技術は必要とされなくなる、終息に向かうだろう、人間そうそう愚かでもないし、飽く無く欲望の追求に邁進するとは考えられず、と楽観的に考えたのである。
その頃、「ニュートン」という雑誌が出たが、反科学・科学技術批判の雑誌が出たのか?ようやく世間も俺たちに追いついてきたのか!?と中身も見ずに早とちりしてしまった位である。
既にそれ以前から、向精神薬についても、どちらかと言えば、楽観的に考えていた。
薬害が拡大する以前に、危険性も有害性も明らかになるだろうし、医者も患者もバカばかりじゃなし、騙されないだろうと。
精神疾患の原因が、トラウマ(心的外傷)・ストレスであるのは明らかで、それを前提にしたうえで、精神医学も変わって行くだろうと。
まだそうなっていないと思うこと自体が、人類の英知、学問に対する冒涜にも思えたのである。
実際「冒涜」していたのかも知れなけど。今も。
それより自分が何をすべきがが問題だ。もちろんそうしたことを踏まえたうえで。
会社員にもなれるわけないし、もちろんなりたくもないし。就職もしたくない。
いつの間に会社がそんなに偉くなったんだだろう?
ブラック企業なんて言葉もなかったが、企業なんてみんなブラックだと思っていた。
社会も良くなっていくだろうと、楽観的に考えていたが。
我々の頃は、オイルショックの後、景気もだいぶ回復した頃である。名の知れた大学を出れば、たいていはそこそこ名の知れた会社に就職することできた。バブルはまだだいぶ後のことで、ほぼ予測もされていなかった。
私自身は会社員にはなりたくない、という以前になれない、なっても勤まるわけないのであったが。
会社員、何やってんのかあまり知らなかったけど。
仕事なんもろくにできないくせに、何が良い大学、一流企業だ、会社なんか就職してやらねぇよ、俺なんかもうとっくの昔に人生棒に振ってるぞ、悪ぃかよ、ってな具合である。
私だけでなく、周りにもそういうヤツが多かった。
やりたいことも全くないけど、もちろん働かなくては食っていけない。
私自身は大学は一応卒業して、自転車店員として毎日、汗と泥と油にまみれて肉体労働に励むことになった。
キツかったなぁ。
自転車以上のテクノロジーは不要ではないか?とも思ったのである。
それが人生、リスタートのきっかけになった。
例によってジジイの癖で、昔の話、自分語りになってしまったけど。歳のせいだ。許して欲しい。
ともかくやるべきことが見つかって良かったです。ハイ。
オルターナティブ・テクノジーやら代替医療やらもいろいろ考えたが、精神医療に関しては代替案、代替医療もダメだ、本医療、本案でなくてはならない、と思ったのである。
そういえば、普通の人が普通に乗る自転車ってのが無いな。
ロードバイクとMTBとクロスバイクと小径車ばかり。
自転車もブームになって、やる人増えたのに。
いろいろ考えたけど、時代は思ったようには向かわなかった。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

精神科医の犯罪を問う

ここで触れるのは、精神医療過誤、精神科医の職業上、医療上の犯罪ではなく、刑法上の一般的な犯罪のことである。
「精神科医の犯罪を問う」というブログがある。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55
数年前に
「精神科医の(刑法上の)犯罪は多いし、両者全く関係がないわけではないが、これと精神科医の職業上,医療上の犯罪は別に考えるべきではないか。」といった書き込みをしたところ、このブログの主宰者に怒られたことがある。要は、決して別モノではない、精神科医は犯罪者である、といったようなこと。
このブログ主がどういう考えかはあまり良く知らないが、反精神医療の一部の人には以下のように考える人もいるようだ。
精神医療の目的そのものが、患者の健康を害し死に至らしめるなど、犯罪的なものである。
良い人が精神科医にはなれないし、なろうとも思わないはずだ。
なってもやっていけるわけはないし、辞めるのが当然である。
そもそも精神疾患などは存在せず、精神科医がつくりだしたものに過ぎない。
精神医学、精神医療そのものが犯罪である以上、当然これを廃絶すべきである。

しかし、私はこうした考えに与しない。少なくとも基本的な考え方は随分違う。
私の周囲の精神科医は良い人が殆どであり、少なくとも友人・知人は皆、良い人であったのだ。精神科医だけでなく、パラメなど精神医療関係者も良い人が多い。
殆どの精神科医は曲がりなりにも、患者の健康と幸福に貢献したいと思っているはずである。
精神科医には人非人のような奴もいるし、マッドサイエンティストのような人もいるが、それはむしろ例外である。少なくとも私の知る限りではごく少数派。
そういうヤツからも、私は特に危害を加えられたことはない。こちらが無視していれば、相手も特に絡んでくることはなかった。内科など、他科の医者には随分やられたことがあるが。
私の考え方は昔からほとんど変わらないが、精神医療関係者からイジメや排斥、攻撃を受けたことは殆どなく、尊敬とまで言わなくとも、一目も二目も三目も置かれた方である。
こうした考えだからこそ、気の弱い、(かつては)生意気な若造であっても、精神科医は無意識に私を恐れていたのかも知れない。
なるべく精神科医とは接触をもたないことにしていたが、今でも若干の関係はある。
ところで最近(いや、ずっと前からか…)、文字通り(刑法上の)精神科医の犯罪が多く、ニュースを賑わわせている。
精神科医の数は15,000人とも16,000人とも言われているが、聖人君子ばかりでもあるまい、それだけたくさんいれば、犯罪者が出るのも当然だろうと思いきや、実は人数の割には、既に捕まって新聞沙汰になっただけでも随分犯罪者が多い。
数字があまりピンと来ないので比較するとすれば、たぶん私の出身高校の卒業生の数は似たようなものである。中には犯罪者となったものもいるのだが、精神科医よりは遥かに少ない。
私がかつて住んでいた某市のとある地域の住民の数もそんなものであろう。やはり犯罪者はいるのだが、精神科医よりも遥かに少ないはずである。
例えば、最近2013年11月、こういう犯罪が報道された。
『精神科の36歳担当医、覚醒剤使用容疑で逮捕』
読売新聞 11月24日(日)10時58分配信
 福岡県警直方署は23日、北九州市八幡東区西本町4、医師益淵(ますぶち)大輔容疑者(36)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。
 発表によると、益淵容疑者は今月中旬から21日までの間に覚醒剤を使用した疑い。21日午後10時頃、同県宮若市の自動車整備工場に車で突っ込む事故を起こし、警察官が駆けつけた際、言動に不審な点があったため尿検査を行ったところ、覚醒剤の陽性反応が出たという。
 益淵容疑者は山口県下関市内の病院で精神科を担当していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131124-00000255-yom-soci
他にも調べると覚せい剤使用の犯罪も多い。
向精神薬を正当化してしまえば、覚せい剤も肯定するのは当然だ。そうでなければ認知不協和が起こり辛くなる。「覚せい剤はやっちゃダメ」という、子供でさえ知ってることさえわからなくなるのは理の当然である。
罪悪感から、自殺したり、精神が病む(元々か)精神科医も多いと聞くが、実際にどの位多いのかはわからない。そういう人は、むしろ「良い人」なのであろう。
人の健康を害したり、しばしば死に至らしめたりしていれば、当然のこと、無意識の自己処罰欲求から衝動行為に走ってしまう、それを止める精神の働きがなくなっている、と考えることもできる。
精神科医は患者の健康を害したり、死に至らせても、多くの場合悪いことをしているという自覚はなく、人格から解離している。
悪いことをしている、悪いことをすれば罰せられる、罰しなくてはならない、という無意識の衝動に支配された行動をとってしまう。
普通の人間なら無意識の自己処罰欲求に支配されても、基本的には自罰行為に至るだけである。 原因が自身のトラウマであり、自身が犯罪を犯したわけではないからである。(犯罪的なのはむしろ親や加害者)
したがって、自傷したり、自殺したり、覚せい剤を使用してもヘロヘロの廃人になるだけで、車の事故を起こすにしても、自損自爆事故である場合が多く、犯罪行為には走らないのが普通である。
覚せい剤に手を染めるような相当ガラの悪いロックスターやタレントなども、そうそう薬物以外の犯罪を犯すわけではない。チャー坊も山口君もマーちゃんものりピーもけっこう良い人だったらしいし、薬物以外で捕まったわけではない。
自己処罰欲求に支配された行動により、他者への加害、侵害→逮捕、刑罰を受け、社会的立場を失なう→結果として自己処罰の実現、という形となるのは(ただ精神が病んでいるといった)一般の患者ではなく、犯罪者である。
覚せい剤をやったとしてもおとなしくしていればいいものを、人の工場に車で突っ込むなど、他に危害を加えるとは、犯罪者的であり、いかにも精神科医らしいとも言える。
犯罪者も、犯罪を犯した挙句、自暴自棄でさらに犯罪を重ね、自殺するのは最後であるが、一般的には詐欺と強盗は両立しない、窃盗犯は人を脅迫したりしない、というように一種類の犯罪しかしないのが普通である。
※続きを書く予定。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

警察庁、『ストーカー、警告でなく治療で予防へ…方針転換』

ストーカー、警告でなく治療で予防へ…方針転換
読売新聞 5月4日(土)8時57分配信
 警察庁は、ストーカー行為を繰り返す加害者に対し、専門機関で治療を受けるよう促していく方針を決めた。
 ストーカー規制法に基づいて警告などを与えても嫌がらせが止まらず、殺人にまでエスカレートしたケースもあることから、警告や摘発で被害防止を図る従来の方針を転換する必要があると判断した。今夏にも一部の警察本部で試行したい考えで、効果を検証したうえで全国的に実施する。
 同庁によると、一部の警察本部に試行を依頼し、警告を受けてもなおストーカー行為を繰り返す者らを中心に、治療実績がある専門機関を紹介し、カウンセリングなどを通じて考え方や行動の修正を図る。
 試行後には、改善が見られたかどうか検証。効果が確認できれば、協力を求める全国の専門機関を選定し、各警察本部に実施を指示する。

画像

反精神医療派の人の中には、
「犯罪者やストーカーのような悪い奴だからといって、向精神薬を飲ませて薬漬けや、電気ショックを与えるなどして、自殺に追い詰めたり、健康被害を与えてひどい目に合わせても良い、ということにはならない」
と憤慨している人もいるが、それは見当違いというものだろう。

いくら精神科医でも、「ストーカーは脳の病気、早期発見して、薬を飲めば治る」とは言わないだろう。
もしそう言うなら、いくらなんでもそりゃおかしいと、少なくとも有識者は思うだろうし、精神医療被害減少につながるという意味ではいいのかもしれないけどね。

警察も精神科受診者の増加、向精神薬依存症の増加により、自殺者が増えた事には気づいているはずである。
 自殺対策を精神科医にやらせてもダメだ、余計に自殺者は増えてしまうということにも。
オーバードーズなどの問題や、急速増加中の不審死者にも向精神薬服薬者が非常に多いのも知っているはずである。
犯罪者の多くが、向精神薬依存症者であり、凶悪犯罪など、犯罪を増加の要因になっている事にも気づいているはずである。

覚せい剤依存症(旧向精神薬)はそのうちのごく一部、覚せい剤は処方薬ではないがシャブ中ポン中もまた向精神薬依存症である。
しかしだからと言って、警察がこうしたことを証明し、明確に指摘し、精神科医を摘発し、敵に廻すことも出来ない。本来なら殺人は無理にしても、傷害致死くらいで検挙すべきであるが。

警察もストーカー対策にはこれといった方策がなく、手を焼いている。責任逃れ他におしつけ、という面もないでもないだろうが、治療的予防は当然、当然精神科医の役割だ。
そこで、既に害ばかり役立たずの精神科医、精神医療の利用価値はないのかと考え、ストーカーの治療をさせることに方針を変えたと言う事だろう。
もちろんストーカーも幼児期の心的外傷、トラウマによるPTSDであり、うつ病など他の精神疾患と基本的には同様である。
病識がなく、自分を治そうとはしない場合ももちろん多いが。

ストーカーの治療ができなければ、もちろん被害者や一般のうつ病や神経症などの患者の治療だってできない。
利用価値のない精神科医に課題を与え、利用価値を引き出そうとしたとも言えるが、自殺増加、犯罪増加などの対策の一環として、精神科医の無能さを明るみに出す、という意図もあるのかもしれない。
そうした意図がないとしても、ストーカーの治療ができない、治療から逃げるとしたら精神科医の無能さ、精神医療過誤の問題は明るみに出る。
精神科医が真に試されることになる。

「試行後には、改善が見られたかどうか検証」、警察も本気か?
けっこうなことだ、大いにやらせて検証したらよい。警察も手を抜いちゃダメだね。
改善が見られなければ、他の精神疾患の治療もできない、ということだから精神科医は手を引くべきだろう。
精神科医はこれを受けて立つべきである。何としてもストーカーの治療を行うべきである。
それをやらなければ専門家ではない。ストーカーの治療ができれは、被害者をも助けることができるので、一石二鳥である。
というよりそれが役割なのだから、最初から自ら進んでやらなくてはいけなかったのである。
曲がりなりにも社会の役に立たなければならない仕事であり、一般からもそう期待されているのは今も昔も基本的には変わりはない。どうせ役立たずと思われているのも昔からだが。

どうする!精神科医!
ちゃんと治療しろよ!ストーカー被害、犯罪被害を減らせよ!それが仕事だ。
与えられた最後のチャンスだ。
いくら精神科医でも、まさか「ストーカーは脳の病気、早期発見して、薬を飲めば治る」というバカはいないよな。
そうは言わせないぞ!
いつまでも患者を薬漬けにするだけで、治療から逃げるつもりか?
抗うつ剤でも飲ませるつもりか?
ストーカー殺人、続出になるぞ。これは既に一部は起っていることだ。
薬でうつ病などの患者が治せるなら、ストーカーだって当然治せるはずであるが、そんなことはもちろんありえない。

少なくともここ10年~20年は精神医学、精神医療は対象範囲を著しく拡大したものの、学問的にも実践的にも大きく後退し、多くの被害者を出してきた。精神医療に自浄作用がないことも既に明らかである。
ストーカーは精神医療の試金石、精神科医は警察が与えてくれたこのチャンスを精神医学、精神医療再生進歩のきっかけとすることができるか?

ちょっとばかりヒントを与えよう。
ストーカーの被害者に対する感情や行動の大部分は「転移」によるものである。
実際の意味はわかっていないだろうが、精神科医でも「転移」という言葉は知ってるはずである。

実はストーカーの多くは既にストーカーの被害者でもある。
 この場合、被害者は幼児期、発達期のストーカー、加害者は多くの場合その親。
親に愛情を求めてもフラれまくって傷ついた子供が、大人になって他者の女性にその補償を求める、得られなくても現在のことではなく、過去のことである。過去は変えられないので、止めるわけにはいかない、と言えばわかりやすいだろうかもしれないが、それも一面に過ぎない。

転移を引き出し精神科医が被害者に代わって、これを引き受けて対処できるか。
患者に無意識の転移を自覚せしめ、自ら転移を克服、解消できるように導くことができるか。
その決意や勇気や、意欲や根性も必要だが、もちろん手技手法、能力も必要である。
それが治療の前提。
ガンバレ!精神科医!そこまで行けたら我々のライバルたりうる。

https://www.self-therapy.info/
個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

予測通り、2012年『自殺者、15年ぶり3万人下回る』 その理由、原因は?

予測通り、2012年、自殺者が少し減少したようです。
自殺者、15年ぶり3万人下回る 都市部で大幅減
前にも書きましたが、自殺者は徐々に減少し、向精神薬中毒死は徐々に増えていくはずです。
私だけでなく、「反精神医療派」の人たちや、精神医療問題をよく
自殺者数の推移
 2012年の自殺者数が2万7766人で、1997年以来15年ぶりに3万人を下回った。警察庁が17日、発表した。前年より2885人(9・4%)の減で、減少は3年連続。東京都など都市部が減少に転じたため、全体の減少につながったとみられる。
 減少したのは38都道府県。最も減ったのは東京都で360人減の2760人。次いで神奈川県が228人減の1624人、大阪府が204人減の1720人。大阪府は2年連続の減だが、11年は東京都が前年より167人増、神奈川県は3人増だった。
 減少率でみると、沖縄県(31%)、香川県(29%)、和歌山県(25%)の順だった。
 男女別では、男性は1739人減の1万9216人で全体の69%を占めた。女性は1146人減の8550人。減少率は女性が12%で、男性の8%を上回った。
 11年は被災3県がいずれも前年を下回ったが、12年は福島県が73人減の452人、岩手県が48人減の353人だったのに対し、宮城県は25人増え508人。増加数は奈良県と並んで最大だった。
 国内の自殺者数は、統計がある78年以降では初めて98年に3万人を超え、03年には最悪の3万4427人に達した。06年に自殺対策を国や自治体の責務と位置づけた自殺対策基本法が成立。対策強化月間や対策基金の設置など取り組みが進んでいる。
 自殺対策に取り組むNPO法人ライフリンクの清水康之代表は「自殺は社会全体で取り組む問題との意識が広まり、対策が進み出したことが背景にある。特に都市部の対策が進んだ」と分析。一方で「まだ1日に70人以上の人が亡くなっている楽観できない状況だ」と指摘する。現在の対策に加え、自殺未遂者や若者、震災被災者への支援が必要としている。
(朝日新聞)

http://digital.asahi.com/articles/TKY201301170076.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201301170076
精神医療の実情を知る人は皆、2012年、「今年あたりから自殺者が少し減り、向精神薬中毒死者がこれから増える」と思っていたはずです。実情を知っていれば予測が外れることはありません。
1998年より自殺者が急増して年間3万人以上になったのは、うつ病等を称する精神科、心療内科等、精神医療受診者が急増し、向精神薬服薬者ももちろん増え、とりわけ新型抗うつ剤SSRIと言われる薬の売り上げも急増したのが、主たる原因であることが知られていたからです。
一部のマスコミ、論者は景気が底を打ち、自営業者などの自殺が減ったためと、経済的理由を自殺減少の要因にしたいようですが…
不況など経済的事情では、餓死者は増えても自殺者は増えないことは世界史の常識です。
日本の近現代史を見ても、戦争も、高度経済成長も、オイルショックも、バブルもバブルの崩壊も、リーマン・ショックも自殺者数には影響していません。
昭和40年の不況で中小企業経営者の自殺が増えたり、1986年岡田由希子の飛び降り自殺の影響などがありましたが、瞬間風速が高くなっただけで、大勢には影響していません。
このニュース自体があまり報道されていません。
さすがにマスコミも、「うつ病などの患者る、早期受診、服薬で自殺が減った」、などとはとても書くことはできません。精神科医でさえ、そういうコメントは殆どしないはずです。
そんなことを言ったら「えっ!ホントにそうなのか?」となってしまい、調べたらそうではなく逆であることがバレてしまうので、ダンマリを決め込んでいるはずです。
もちろん、自殺が減った原因は、精神医療のおかげではなく、むしろ、精神医療の縮小によるものです。
精神科新規受診者がわずかながら減り始め、精神科、心療内科通院者、向精神薬服用者が頭打ちとなったことと、自殺促進剤、脳破壊薬としか言いようのない、パキシルを始め、SSRIなどの新型抗うつ剤の処方が減り、売り上げが減ってきたことが自殺減少の主たる要因です。
特に若い人の自殺者は減っておらず、まだ増加しているのは、新規精神科受診者は子供や若者が多く、中年以上はあまり増えていないことと、中年以上の潜在的自殺予備軍は既に亡くなってしまい減ったからです。
一度自殺して死んだ人が生き返って再び自殺することはありえません。福引の玉は当たりが出てたらその玉を元に戻すのと戻さないのとでは確率が違います。
パキシル(SSRI)は、最盛期は「うつ病」などと言った診断名で受診・服薬している人のおそらく7~8割の方に処方されていましたが、おそらく今は半分以下ではないでしょうか?
その他の新型抗うつ剤の売り上げも減っているようです。
また、診断名も、うつ病が減って、双極性障害キャンペーン、病気喧伝によって双極性障害が増えているものと思われます。
かわって、旧来の三環系などの抗うつ薬の売り上げが少し増え、抗精神病薬は新しい物が次々発売され、売り上げもかなり増えています。
どちらかと言えば、自殺・殺人衝動などのアクチベーションと言われる副作用(むしろ本作用)が起りやすい抗うつ剤SSRIから、中毒死の危険が高い抗精神病薬などに移行している、とも言えます。
もちろん、自殺などの衝動行為(副作用によるアクチベーション)を引き起こすのはパキシル等、SSRI,、SNRI等の新型抗うつ剤だけでく、他の向精神薬も作用は異なるものの、多かれ少なかれ自殺を止めるどころか増やす結果となってしまいます。
うつ病→双極性障害、抗うつ剤SSRI→非定型抗精神病薬SDAに変えても自殺はさほど減らず、おそらく薬物中毒死は増えるはずです。
しかし、自殺がホントに減ったかどうか?
おそらく確認された自殺は減っているということでしょうけど、実際の自殺者は年間3万人どころではないかもしれません。
年間不審死者数は、平成23年度、17万人以上という調査結果が出ています。
もちろん急増中で、おそらく昨年2012年、平成24年度はもっと増えているはずです。
この中にはもちろん殺人といった事件もあるでしょうけど、どんなに多くても千人には満たないはず。
実際には不審死者にも自殺者は、かなり含まれているはずで、自殺者年間3万どころではなく、もしかしたら、4~5万人位いるのかもしれません。
したがって統計上、自殺者が減ったとはいえ、たかだか数千人減ですから、実際にはまだまだ自殺者が増えている可能性もあります。
不審死の多くは薬物使用者であり、もちろん覚せい剤、麻薬の類はそのうち極一部で、向精神薬服用者が殆どです。
どの位いるのかはもちろんわからず、正確な数字は知りようもありませんが、どう考えても半数以上ではないかと推測できます。
一頃、悪性症候群(向精神薬を服用しただけで中毒死する)は1%程度とも、年間1万人程度とも言われていましたから、それよりははるかに多いはずで、明らかに悪性症候群で亡くなられた人も含めて、向精神薬中毒死者はどう考えても年間数万人はいるはずです。
不審死ではなくとも、死因がほぼ明らかになった、マイケル・ジャクソンさんやホイットニー・ヒューストンさんのように、直接の要因ではないが、最も大きな要因が向精神薬という人や、飯島愛さんや大原麗子さんのように、死因の主な要因が向精神薬ではないが、向精神薬を服用していなければありえない死に方をしたような人も、もちろん多いのです。
当然、不審死以外の、向精神薬が最も大きな要因で亡くなられた方も多いわけです。
向精神薬が主要な死因であっても、呼吸停止やら心停止などの直接の死因が死因となってしまうので、向精神薬中毒死者数のデータは出しようがありません。
当面これからも、おそらく自殺者は些かながら減るかもしれませんが、大きく減少することはないはずです。
向精神薬による薬物中毒死や、死因が薬物ではないものの、向精神薬を服用していなければありえない死に方は増えていくはずです。
向精神薬害、精神医療過誤は明らかになり、認識は徐々に広まってはいますが、向精神薬は依存性が強く、止めると離脱症状が出ることが多く、薬物依存症となってしまうと、薬を止めるのは非常に困難で、これからも精神科医は処方し続け、多くの患者は服用し続けるでしょうから。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…
自殺予防、自殺防止対策は精神科医抜きで!精神医療につなげずに!

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

自殺総合対策大綱素案に対する意見募集の結果

自殺総合対策大綱素案に対する意見募集の結果が公表されました。
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/taikou/pdf/20120828/kekka.pdf
予想通り過ぎて笑えます。
主な意見として「知人の例などを挙げながら、大綱見直し素案では悩んでいる人を全て精神科医につなぐだけで解決を図ろうとしているのではないか、精神科医につないでも不適切な薬物療法により、結果的に症状を悪化させ、自殺につながる場合もあるのではないか、等の懸念を示す意見」が挙げられていました。
その結果を受けた変更が「適切な薬物療法の普及」ということのようです。
何度も言いますが、「適切な薬物療法」というものは存在しません。精神医療における「正しい診断」が存在しないと同じ理由です。さらに言ってしまえば、適切な薬物療法が仮に存在するとすれば、その前に正しい診断が成り立たないといけません。つまり、妄想の上に成り立ったさらなる妄想というレベルのお話しです。
「多剤大量処方の規制」とは「単剤処方の普及」とイコールではありません。単に、不適切な薬物療法を規制しろと言っているだけです。
担当である内閣府職員の理解がこうなのです。そんな状態で、どうやって国民に「正しい知識」を普及させるつもりなのでしょうか。いったい「正しい知識」って何ですか?
精神科医に完全に騙される形で、無責任に自殺総合対策大綱を決定した内閣。自殺予防週間初日である自殺予防デーに自殺者を出す内閣。誰かが言わないと理解できないのであれば、それが理解されるまで徹底的に声を上げ続けるのみです。
予測通り、2012年『自殺者、15年ぶり3万人下回る』 その理由、原因は?

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

駅ホームを青色照明にすると…飛び込みが8割減 (読売新聞)

駅ホームを青色照明にすると…飛び込みが8割減
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121009-OYT1T01190.htm?from=main1
 駅のホームに「気持ちを落ち着かせる効果がある」とされる青色照明を設置すると、列車への飛び込み自殺が約84%減少すると、東京大学の沢田康幸教授(応用計量経済学)らのグループが9日、発表した。
 青色照明の自殺防止効果が科学的に証明されたのは初めてという。
 沢田教授らは、2000~10年の首都圏の計71駅のデータを解析したところ、ホームからの飛び込み自殺は計128件あったが、ホームに青色照明が取り付けられた11駅では、設置後の自殺は昼間の1件のみ。照明を点灯させる夜間は0件だった。
 利用者数など駅の特性を考慮して試算した結果、駅ホームの自殺は、照明設置後、平均で約84%下落していたという。沢田教授は「青色照明も、ホームドアのように有効な鉄道自殺防止の方法と言える」と話した。
(2012年10月9日20時26分 読売新聞)

以前にはこういう記事も出ていました。
駅でモーツァルトの曲・青色照明…鉄道自殺、防止手探り
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201209230379.html
JR新宿駅構内に張られた「いのちの電話」のポスター=14日、JR新宿駅
 列車にからむ自殺の防止策に、鉄道各社が取り組んでいる。心を落ち着かせる音楽を駅で流したり、青色照明を採り入れたりして試行錯誤を重ねる。効果ははっきりしないが、専門家は継続を求めている。
 東京都内のJR京浜東北線で11日、自殺とみられる接触事故があり、50分間にわたって満員電車が停車。乗客6人が救急搬送された。ホームや踏切から線路に入る自殺は、本人の命を奪うだけでなく、救出活動や安全確認でダイヤが乱れるなど影響が大きい。運転士の中には「直前に目があった」などトラウマが残り、運転できなくなる場合もある。
 自殺予防週間の始まった10日、東京駅周辺では、JR東日本の社員らが「自殺予防いのちの電話」の相談窓口が書かれたカードを利用客に配布した。同社では1999年から「いのちの電話」とタイアップし、自殺防止を呼びかけてきた。
 昨年11月からは、総武線の駅で「自律神経にやさしい音楽」というCDを流し始めた。リラックス効果を狙ってのことだったが、利用客から「音が大きい」などの苦情があり、8月からは同じくリラックス効果があると言われるモーツァルト、ショパンの曲に切り替えた。
 また、悩み相談を電話で受け付けるNPO「メンタルケア協議会」とOB社員が、昨年から3月と10月の平日、東京や新宿など約10駅を4時間かけて巡回し、ホームで声かけをしてきた。山手線全駅では、心を落ち着かせる効果があると言われる青色照明を設置した。
 京急電鉄や小田急電鉄でも、青色照明を採り入れている。事故防止で駅へのホームドアの設置も進んでいる。ただ、東京メトロの担当者は「設置しても乗り越えて飛び込まれたこともあった」という。
 昨年度、全国で起きた列車の運休や大幅な遅延は5278件あり、うち自殺によるものが601件。国土交通省のまとめでは、過去5年でピークだった2009年度の682件からは減少。JRや私鉄が青色照明を導入したのもこの頃だが、減少した明確な理由はわかっていない。全体の自殺者数は近年、年3万人台と高止まりが続いている。
■声かけ運動「抑止力ある」
 JR東日本と共同で声かけ運動に取り組む「メンタルケア協議会」では、駅員への聞き取りや精神科医のアドバイスから「自殺の危険サイン」をまとめた。
 (1)ホーム先端部分にずっととどまっている(2)なかなか電車に乗らず、何本も電車を見送っている(3)寒いのに薄着(4)焦点の定まらないような目つき――などをポイントに声をかけるという。
 活動を始めた昨年3月以降、自殺を食い止めたのは1度。理事で精神保健福祉士の西村由紀さん(44)は「活動中には自殺は起きておらず、一定の抑止力になっているのではないか。活動を続けることで、駅員や他の利用者にも自殺防止への意識を持ってもらえるといい」と期待する。
 「自律神経にやさしい音楽」を監修した都内の心療内科医、牧野真理子さん(58)は「自殺する人は孤独を感じていることも多く、声かけは効果があるだろう。音楽も青色照明も、検証しづらいが、誰かは救われているはずだ。鉄道各社は取り組み続けてもらいたい」と話す。(中田絢子)

★☆★☆★☆★☆★☆
自殺防止の試みがなされることは必要ななことでもあるでしょうけど…。
実際に約84%下落としても、全体から見ると自殺防止には大きな効果はあまり期待できないのではないかと思います。とりあえず自殺とり止め、抑止の効果はあっても、自殺予防・防止という意味では。
しばらくして他の駅で自殺する、鉄道飛び込み以外の方法で自殺するなど。
効果も最初のうちだけでしょう。
おそらく、多くの駅に設置が普及すると、慣れてしまうこともあって、効果はなくなってくるはずです。
そんな簡単なことで影響を受けるような理由で自殺するわけではないし。
それなりの原因や理由があって自殺するわけで、電車に飛び込んで自らの生命を断つなんて余程のことです。
とりあえず、多剤大量処方が否定され、パキシル等SSRIなどの抗うつ剤等、特に自殺衝動を起こす危険性の高い、向精神薬の使用が減っているので、わずかながらも自殺は減る傾向にあると思いますが。
自殺増加、高止まりを抑えるという意味では影響もあるでしょうけど、もちろんそれで十分な対策になるわけではありません。
それでも相変わらず、うつ病などの精神疾患の早期発見、受診につなげるといった、自殺促進の一因となったことを、相変わらず進めようとしているのが現状です。
自殺防止には薬物療法ではなく根本的な対策、すなわち真の治療が必要です。
予測通り、2012年『自殺者、15年ぶり3万人下回る』 その理由、原因は?

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

抗うつ剤の作用による犯罪か? 名古屋市で51歳母、12歳長男殺害の疑い

51歳母、無理心中図り12歳長男殺害の疑い
 名古屋市内の自宅で長男の首を絞めて殺害したとして、愛知県警天白てんぱく署は15日、同市天白区元八事、無職石川マミ容疑者(51)を殺人の疑いで逮捕した。
 発表によると、石川容疑者は14日午後6時半ごろ、自宅の子ども部屋で、長男で小学6年生の祐宇よしたか君(12)の頭部を金属バットで複数回殴った上、手や縄跳びで首を絞めるなどして殺害した疑い。
 石川容疑者はその後、台所で自分の首を包丁で切りつけて自殺を図ったが、命に別条はなかった。調べに対し、「自分の病気(のこと)で将来を悲観して、心中を図ろうとした」と供述しているという。
 石川容疑者は、名古屋市立大学教授の夫(53)と祐宇君との3人暮らし。14日午後7時5分ごろ、帰宅した夫が倒れている2人を発見し、119番通報した。夫によると、石川容疑者はうつ病を患っており、投薬治療を受けていたという。
(2012年9月15日11時04分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120915-OYT1T00185.htm
こういう事件も、抗うつ剤の副作用(作用)によるものでしょう。こういう事件も抗うつ剤等の向精神薬の処方が飛躍的増えた頃から増えています。製薬会社や精神医学関連学会も向精神薬が自殺や殺人などの、アクチベーション・シンドロームと言われる衝動行為を引き起こす作用があることをようやく認めるようになり、薬の添付文書にも書かれるようになりました。
殆んどの精神科医はつい最近まで知らず、ようやく知られるようになっても殆んど無視してますが。
マスコミもSSRI等が自殺だけでなく、殺人等の衝動行為を引き起こすことがわかってきたので、「容疑者はうつ病を患っており、投薬治療を受けていた」と書くようになりました。一部の精神科医もようやく気づき始め、パキシル等SSRIの処方は減りつつはあります。
容疑者の主観としては心中かもしれませんが、小さい子供でもないし、貧乏でもないだろうし、それはないでしょう。心中は自分が生き残らなくても殺人ではあり、自殺は自分に対する殺人ではありますが。
薬の影響下で「自分でもなんで殺したのかわからない、殺したいとも思わず、殺すつもりもなかった」なんて犯罪者も増えましたが、それは犯罪ではないかもしれません。
裁判では今のところ、殺人衝動等の薬の作用は認定されず、単なる言い訳としか受け取られず、刑の軽減などはされていませんが、向精神薬の副作用や離脱症状で衝動行為が起ることは認知されつつあり、司法の判断もおそらく変わっていくとは思われます。
リタリン問題の時のように、パキシルだけを悪者にしてそれで終わり、にしてはならないと思います。
こちらの記事によると、以下のような事件が向精神薬の影響下におこったようです。
精神医学がもたらす憎悪と凶悪犯罪
温厚なお爺さんが孫を殺す、なんて事件もありましたね。
1999年以降、通り魔事件のような無差別殺人や、従来の怨恨、痴情、金銭目的などによるものではない、理解し難い「心の闇」事件が急に増えましたが、これらの殆んどが向精神薬の服用者によって起こされています。
うつ病キャンペーが盛んに行われ、病院受診者、パキシル等SSRI(新型抗うつ剤)等、向精神薬服用者が急激に増えた時期と重なっています。
※後の報道によると、
うつ病で受診服薬していた、幻覚・妄想といった統合失調症、もしくは精神病様のの反応が出てきた
(これは薬を飲んで出ていた副作用か、止めて出た離脱症状かはよくわかりませんが)、
そのためかどうか不明だが、薬を止めていた、
そして、しばらくしてこのような事件を起こしてしまったようです。
薬の離脱症状というよりは遅発性のフラッシュバックが主な要因と思わます。
抗うつ剤の副作用で精神病様の症状が起こりうることは製薬会社も認めており、止めるとやはり離脱症状で統合失調様、精神病的な反応を出ることも多いようです。
抗うつ剤は長く飲んでいても良くないし、止めるのも非常に危険になってしまいます。くれぐれもご注意下さい。

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

SAPIO うつで病院に行くと殺される!?「自殺の原因はうつ」が疑わしい!

SAPIO (小学館の雑誌)
うつで病院に行くと殺される!? 
国の自殺対策の大前提となっている「自殺の原因はうつ」が疑わしい!/伊藤隼也
今回は多剤大量処方の問題や抗うつ剤等の副作用による自殺など、アクチベーションシンドロームに関しての記事です。
「八咫烏」というブログをやっている精神医療過誤・抗精神薬害被害者遺族の中川聡さん(アリスパパ)の協力による記事で、内容を詳しく知りたい人は買わなくても、ブログ「八咫烏」を検索して見るのが良いと思います。向精神薬のことについてはそれ以上詳しく正しい記事は他にないと思います。
昨年、 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」の記事が出てから、それなりに影響があったようです。今年は僅かながら自殺が減りつつあるのも、中川さんらのブログや、こうした記事の影響があったものと思われます。特に危険なパキシル等のSSRI(抗うつ剤)の処方が減り、従来の三環系抗うつ剤の処方が増えているようです。SSRIだけが危ないわけではないのですが…
今後自殺は僅かながら漸減し、向精神薬中毒死が増えるというのが識者の予想です。(精神科医はこの分野の識者ではありません。念のため。)
SAPIO 小学館 12/7号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第4回
 製薬会社から精神医療界の大物に流れた「講演料」、「原稿監修料」
発売中です。
SAPIO 小学館 11/16号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第3回
 日本の薬物処方に国連が懸念を表明、勧告 子どもへの向精神薬の処方で脳に薬が蓄積される
SAPIO 小学館 10/26号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第2回
 「医師の大量処方が覚せい剤中毒死の約25倍の死者を出している」
SAPIO 小学館 10/5号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第1回
 海外で「自殺の危険性」が警告されている薬が安易に処方されている…
 「自殺者数」と「抗うつ剤の売り上げ」がほぼ同じ時期から増え始めていた!
「ウツで病院に行くと、みんな殺される」という人が患者さんが増えてきました。無自覚に「みんな」という言葉を入れしてしまうようですが。
自殺者3万人×14年、薬物中毒死年間1万数千人、不審死年間十数万人、半端じゃない数です。
もちろんそのうちの殆んどは、病院受診者、向精神薬服用者です。
「みんな」殺されると言ってもあながち大げさでもないかも知れません。まだまだ被害の拡大はこれからですから。

SAPIO (サピオ) 2012年 7/18号 [雑誌]
小学館
2012-06-27

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by SAPIO (サピオ) 2012年 7/18号 [雑誌] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png

鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円

鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120611/wlf12061108010000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120609/wlf12060908010001-n1.htm

トップページ


個人に対する施療指導、相談にも応じています。
タイトルロゴ01.png