小保方晴子さん、ベッキーちゃん、(引き寄せの法則、ポジティブ・シンキングの陥穽)

小保方晴子さん、ベッキーちゃん、(引き寄せの法則、ポジティブ・シンキングの陥穽)
小保方晴子さんの手記、「あの日」が出版されたことが話題になっている。
ベッキーとゲス極川谷という人の不倫も随分マスコミを賑わせた。
手記には大事なこと不都合なことは書かないだろうけど、たぶん大部分は事実なのだろう。彼女の見方、解釈による事実でしかないが。
矛盾も多く認知の歪み、認識の欠落は甚だしく、解離が大きい。
ただでさえ自分のことはわかりにくいのは人の常。人のふり見て我がふり直せもむずかしいことである。
サルも木から落ちるし、豚もおだてりゃ木に登るが落っこちてケガをする。
登る人がいるから梯子かけられるんだし。階段を登っていくことは同時に落とし穴を深くする、梯子を登っていくことは当然リスクを大きくすることである。
彼女の言う真実を全てを認めたとして、若山照彦さんだけでなく他の関係者も含めて五十歩百歩だろう。若山さんは先攻、小保方さんは後攻か。人のせいにすればなんだって人のせいではある。
若山さんは怯懦か狡猾か逃げ足が速く巧妙だったのだろう。
悪く言えば詐欺の仲間割れのようなもの。今更言っても。2年前の会見の時に言うべきことだった。その後でもネットで表明するなどいくらでも機会はあったはず。それどころじゃなかったんだろうけど。
おそらく陰謀・策略というというような大げさなものではなく、無自覚にのせたりのせられたり、欲に動かされ自己保身に走りコトが進んで拡大してしまったのだろうけど、これは歴史的な事件あるい犯罪史上でもありがちな悪いパターンである。
私は文系出身で医学部にいたので多分に偏見はあるだろうけど、科学者ってのは物的現象以外の日常的な現象については驚くほど事実を認識しない、自分の目でしか物事を見られない、自分の頭の中のみが事実、という人が多いと思う。それが訂正できずまかり通るので恐ろしい。
自己中でありながらコロコロと人に動かされ騙されるので、集団病理現象になりやすい。
精神科医なんて殆どそうだし。悪い意味で科学者、(科学者でもないか?)
だからこそ精神医療被害、向精神薬害がここまで拡大したのだ。
脳の病気なら脳波やCT、MRIなどいくらか役立つものもあるが、精神疾患には確認できる物的事象は何もない。光トポグラフィーなどもちろん何の役にも立たない。
小保方さんも若山さんもベッキーちゃんも、笹井芳樹さんのように抗うつ剤SSRIの賦活化症候群、アクチベーション・シンドロームで自殺しないで欲しいです。
うつ状態といっても、広い意味では症状ではあるが、脳の病気のうつ病なんかにはなりません。理由があってなってるんだから、それ自体は正常な反応。抗うつ剤では当初は楽になったかのように見えて悪化するのは当たり前。
きちんと釈明して謙虚に頭を下げれば男を上げることもできたはずだ。それができないのが病気ともいえるし、そこまでに至ったプロセスが病気ともいえる。
精神疾患に発病はないし、厳密には発症という概念も成立しない。
小保方さんや関係者もベッキーちゃんも、そもそもあまり健康ではなかったのだろうけど。
少なくともネームバリューはあるので、何なりとやっていくことはできるはずです。
人から騙され、騙されたことに気がつけば逆襲されるのは当然。もちろん良いことではないが。
マスコミも大衆もそういうもんだろ。彼らは彼らの価値観や倫理、行動様式でしか動かない。
小保方さんのことは前にもまとまらない文章を書いたけど。
もちろん、小さい範囲では理研全体が、大きく言えば社会全体の集団病理現象を少なくとも反映している。
これだけ注目を集めた事件であるから、若山さんの反論が聞きたいだけでなく関係者の意見も聞きたいところだが、もはや『藪の中』だろう。
関与した人が無自覚で自分で自分を偽る面があれば今更かもしれない。
STAP細胞も再生医療も、一部の人にしか関係ないし、ホントの医療の進歩につながるとも言えない。
資本主義医学、ビジネス医療、では大きいというだけだ。少なくともやるべきことは他に沢山ある。
STAP細胞でノーベル賞がとれるなら、俺なんか10個くらいもらっても良さそうなもんだが。
いらねーけど、企業秘密だし。賞金だけ欲しい。
保険料がこんなに高いのでは医療以前にメシが食えない。自営業の人はこんなに高い国民健康保険料が払えるのだろうか?保険抜けることはできないし。
食うや食わずの低所得者でも上限近くになってしまう。みんな所得ごまかしているのか?低所得だとごまかしようもないのだが。不思議だ。
医療を縮小すべきだ。そのために私はずいぶん貢献しているのだが多勢に無勢。
金持ちしか享受できない医療になんで貧乏人が金を出さなくてはいけないのか?
そもそも医療は必要か??誰得? 「この国は医療で潰される」
話がズレたがいつものことだ。
人助けをしたいのは大いにけっこうなことだが、尊敬や感謝、称賛が得られることではなく、もちろん金になることでもない。純粋に世のため人のために貢献したいとしても、非難攻撃を受けるのが世の常である。
ベッキーっていう人は知らなかったけど、彼女も小保方さんも基本的には同様だろう。
元気は病気という面も無きにしも非ず。好感度と言っても悪く言えば人を騙しているようなところがある。演じているわけだが。テレビはそういうもんだし、悪い意味で相性が良かった。
特に才能や能力があるわけでもなし、両者とも人に取り入り取り立てられ、『引き寄せの法則』 『ポジティブ・シンキング』で成り上がり、堕ちていった。
禍福は自ら招く、糾える縄のごとし。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。
両者ともスピリチュアル系、というか少なくともそういう影響を受けているのだろう。
プラス思考、ポジティブと言ってもマイナス、主観だけのもの、ネガティブの補償でしかなかったり。
ネガティブが良いわけではないがそれだけ理由や背景があってのことで、有るものを無いものにするわけにはいかない。
「無意識に嘘は通用しない」それが無意識の法則である。
世間的にも他者にも自分にも、嘘がそうそう通用するわけではないが。
無意識について一知半解、事実を理解せず「無意識の法則」を適用すると落とし穴にはまる。
偽り、まやかしは無意識の逆襲を食らう。
単純化していえば、小保方さんもベッキーちゃんも意識の上では無理にポジティブ、無意識ではかなりネガティブ。表プラス、裏マイナスの傾向が強かったのだと思う。
意識の上で無理にポジティブ・シンキングだと無意識にも徐々にポジティブになるとはもちろん限らなず、むしろネガティブを強め、解離甚だしくなり、運気上昇から一気に落とすことになりがちです。
何でそうなるかどうしたら良いのか?
スピリチュアル系の人の殆どがそうしたことを理解していません。
ネガティブ⇔ポジティブの二分法、二項対立の思考もあまり適切ではないですが。
ヒプノセラピスト、スピリチュアル・カウンセラー、○○セラピー、無意識に働きかけて…、などと称する人のほぼ全てが無意識の法則を理解せず、勝手に思い込んでいる。
「心的決定論」の身勝手な解釈と適用。それが一時的に成果を上げることもあるが、ツケが回ってくる。後が危ない。
上辺をつくっても動かしても砂上の楼閣、やはり基本が大事だ。
指導・援助する側も正しい治療を受けて訓練する必要があります。
傾向は違うけど心理カウンセラー、臨床心理士、精神科医も同様。
精神科医は事実を理解せず知識を当てはめてしまうので、知識は真実でも適用は間違い。間違いを検証もできないのに信じ込む。
身体の病気なら僅かながらも検証の方法があるのだが。
認知行動療法も似たようなもので、認知の歪みと言ってももちろん理由があってなるべくしてなってるんだから。こっちは無意識無視。
小保方さんの母親もお姉さんも心理学者ということで、いかにも、ではある。
ヒーリング系、スピリチュアル系の人も患者さんも注意して欲しい。

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