河井あんり、河井克行、公職選挙法違反で起訴される(河井案里の声と表情)

河井夫妻を2900万円の買収罪で起訴 地元議員らの刑事処分は見送り 東京地検
https://www.tokyo-np.co.jp/article/41174
東京新聞
私は政治学科出身なのに、現実政治のことや法律的なことには疎いので、そういった方面のことは書けませんが、かなり悪質な選挙違反事件のようです。
河井克行は広島出身でSさんの同級生だそうです。かなり性格も悪く、パワハラを繰り返したり、評判も悪いようです。なぜ、そのような人物が選挙に当選するのかよくわかりませんが、余程人材がいないのでしょうか?
政治家になりたがる人は多いと思いますが。

河井案里は(自称)適応障害で、なんだかそのことがけっこう得意げです。
精神科医に診断名もつけてもらったのかも知れませんが、あの雅子さまと同じ病名だからでしょうか?
回りが悪いから適応が困難と思っているのでしょうか。あるいは自分が皇族のように特別な地位や立場にあると思っているのでしょうか?
自分は繊細だとでも思っているのか、図々しいという自覚はなさそうです。
事件が問題になってから、向精神薬の過量服用、オーバードーズで倒れ、搬送されたようです。

不当な非難を受けたので、そのストレスで病気が悪化したと思っているでしょうか?
殆どの人の頭には「自業自得」という言葉が浮かんで来そうです。
普通に考えると、適応障害なら環境を変えるべきで、国会議員は大変だろうしストレスも大きいし、最も向かない仕事のはずで、辞めるべきではないか?
その前に、政治家をなろうとすること自体おかしい、と思うのでしょうけど。
皇族なら辞めたり、仕事を変えるわけにはいきませんが。

もちろん薬でよくなるわけはなく、適応能力を向上させるのが治療のはずです。
ストレスと言っても国民に対する重責のプレッシャーではなく、自分の権勢拡大や自己保身の負担だろうし、不適応は社会に対する甚だしい勘違いや非常識、人間関係の問題などでしょう。
もちろん悪いことをする人は精神的に不健康ですが、本人は無意識の罪悪感があるはずで過度な自己正当化もその裏返しでしょう。
適応障害と言うには二重三重の矛盾を感じてしまいますが、やっぱり悪いことはすべきではないですね。


2~3カ月前に、この事件が問題化したときに、ニュースを見ていてビックリしたことがあります。
河井案里が国家に出てきたとき、マスコミや報道関係の記者が彼女に群がり、ぶら下がり詰め寄っていましたが、問いかけをを無視し、一言「その話はまたね、いずれゆっくりと」と穏やかな声で返しました。
それが効力をなしたようで、記者たちもそれ以上、追求することはできない様子でした。

えっ!声が良いじゃん? 悪質な犯罪者声には聞こえない?
周囲も騒々しいし、映像の音質も良くないので、わかり難いのかもしれません
それで他のニュースも探して見ました。
広島県議時代に県議会議長の不正を追求し、辞任を迫る場面です。
これは言いがりで、難癖をつけただけだったようで、不正を働き辞任すべきは、河井あんり自身でしたが。
やはりかなり悪質な声ですが、一見穏やかで柔和な感じでありながら厭味ったらしく、これはかなり訓練しているはず。

調べてみたら、母親は声楽家だそうです。
やはり本人もかなりトレーニングさせられたようで、歌も得意で、河井克行は彼女が「天城越え」を歌うのを聞いて惚れ込んだようです
政治家は説得力を保つ必要があり、発声のトレーニングをするのは当たり前だろうし、大学の雄弁部なんかに属していたりします。私の出た大学にも雄弁部があり、総理大臣やら有名な政治家も輩出しています。一度だけ模擬演説を聞いたことがありますが、口先だけかよ…

政治家の多くは張りのある通る声ですが、悪声自体はなかなか直りません。
声はごまかせませないのです
私は電話を受ける時、殆ど事務的な話しかせず、予約の日時や名前を聞いたするくらいです。それだけでも、相手の無意識のこともよくわかり、どんな性格で、どんな症状で、治療の先の見通しまでわかってしまいます。
もちろん、そんなに具体的なことがわかるわけではありません。
先入観を持ってはいけないのですか、第一印象は大事です。むしろ冷静に聞くと的確なことがわかるのです。

声が催眠術になっており、その催眠を分析するといろいなことがわかる。
サリヴァンは
「verbal therapy 言語的なセラピーはない。あるのは vocal therapy 音声的なセラピーだけで ある。」
「精神医学的面接とはすぐれて音声的( vocal)なコミュニ ケーションの場である」と言い、「trainingの声」と「desireの声」を聞き分け、それを患者にも意識化させ、セラピーに活用していたようです。

Empathyは、共感、感情移入、他人の気持ち・感情を理解すること、といった意味で使われますが、カウンセラーや臨床心理がこの言葉を使うのは、高慢な感じがするかも?
専門家というほど、できることもないのに。共感したような言い方だけは得意ですが。
「理解もしてないのに共感できるのか?」「安易な言葉だけの共感はいらない」「共感するなら銭とるな」などと思う人もいるかもしれません。

サリヴァンやフロム=ライヒマンはむしろ、感情や感覚に入ってくるもの、影響するもの、と考えていたようです。
そこを分析すると、相手の無意識もある程度読めるし、いろいろなことがわかります。
こうしたことは、他の人も言ってるのでしょうけど、私としては自分独自で発見したつもりです。
河井案里の声も直接聴けば、かなりのことがわかると思いますが、かなり高度なトレーニングを積んでおり、演説など聞いている分にはごまかされるかもしれません。
「言葉でウソはつけても、声で嘘はつけないません」
だからと言って、必ずウソを見抜くことはできませんけど。我々は刑事や検事と違って、まず相手を信頼する仕事なので。
しかしですよ。
誰しも思うことでしょうけど、彼女の顔はどう見ても悪人顔、犯罪者顔です。
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週刊文春より
見ただけで気分悪くなり健康を概してしまいそうです。
表情を見ただけで悪い催眠になるのです。目つきなんか特に、目があっただけでも脳に影響が入ってきます。
もちろん可愛くて健康的で性格も良い人なら良い催眠になるので、むしろ見つめていたいですが。
おそらく声をトレーニングでつくって、外面ばかりをとりつくろってきた分、無意識の精神の悪質さは声よりも表情に出てきてしまうのではないでしょうか?
どちらかと言えば、やはり男は女の外見に惑わされますが、彼女の場合は悪質さ、不健康さがモロに顔に現れています。
人の容姿のことは言うのはよくないかも知れませんが、やはり、外面だけをとりつくろうことはできないものです。
彼女は可愛いとも言われることがあったようですが、今となってはとうてい信じられません。
しかし、中高生の時や若い頃の彼女の写真を見ると、そう言われることもありそうな感じです。
河井あんりのサイトを見れば出てきますが、いかにも優等生を自認しているような感じで、自己中、生意気、高慢さなど、性格の悪さはよく出ていますけど、そんなに悪質という感じでもはありません。
彼女も、小さい頃の写真は、やはり普通の子供に見えます。
顔面崩壊し犯罪者顔になったのはやはり最近で、参議院選挙に勝ってからです。その前の広島県議時代はそれほどでもありません。
どんな人でも子供の頃は素直で、良い心を持っており、外見も可愛いのです。
しかし、主に家庭環境の影響、親の接し方、育て方の影響で心の癖、神経の使い方の癖がついてしまい、それが表情にもなり、筋肉の付き方にもなるものです。
遺伝的にはせっかく美人に生まれても台無しになる人もいます。
女子高生くらいでも恐ろしい顔をした人もいるし、もちろん可愛い子もいます。
歳をとってもチャーミングでステキな人もいるし、鬼婆のような人もいます。
やはり声も顔貌も精神の健康さ、不健康さを表しています。
人間、顔形はともかくとして、誰でもある程度、顔を良くすること可能ですが、エステなどでは本質的には変わりません。
声も良くすることは可能ですが、ただボイストレーニングをやっても、内面からの悪声は治りません。
アナウンサーや歌手などはトレーニングを積んでいますが、それでも感じの悪い声の人が少なくありません。私はラジオでニュースを聞いていても声が良くないと消してしまうこがあります。
一概に言えませんが、たいていの場合、患者の親や犯罪者は悪声です。患者さんの多くは悪声ではありませんが、いろいろな人がいますが、やはり声が弱々しかったり、発音が不明瞭だったり、上手く声が出てはいません。
やはり神経の状態や使い方を改善し、精神の健康を取り戻し、無意識の内面から美しくなり、きれいな声になるのが良いです。
当所の提唱するセルフセラピーにはその方法も教授しています。
https://www.self-therapy.info/
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うつ病の「引き金」物質を確認 疲労やストレスで増加、ヘルペス、帯状疱疹

うつ病の「引き金」物質を確認 疲労やストレスで増加
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362542
朝日新聞デジタル
「さらに研究が進み、発症の詳しいメカニズムが解明できれば、新たな治療薬の開発などにつながるはずだ」
といつものご冗談を。バカバカしいにもほどがある。

今まで、抗うつ剤で治療ができなかったから、こんなのがまた出るのだが。もちろん電気ショックなんて持ち出してもダメ。磁気刺激なんてそれを薄めたようなもんだ。
成果の出ない金と労力の無駄になる研究も、業績になるから止められないんだろうけど。
その前に、精神医療側が治療の失敗、医療過誤を認め補償すべきだ。

患者側も何を期待してるんだか
ギャンブルで負けたら、さらにつぎ込めば儲かるわけじゃないよ。負けが込むのは当然のこと。
ギャンブルはギャンブル、ユーザーが儲かったら成り立たない。

結局、ストレスが原因ならそれに対処するしかないだろ。当たり前。
ホントのうつ病はストレス無くてもうつ病だけどね。
存在そのもの、この世に生きること自体がストレスと言えばそうなんだけど。
薬で打たれ強くもならないし、もちろんストレスを克服する方法も、パワハラ上司対策法も身につくわけはない。鈍くはなるけど。

自分で治療しましょう。ストレスの対処法も、パワハラ対策も教えます。
パワハラ上司やブラック企業の社長なんかも、もちろん病気なので治療が必要です。そういう人は来ないだろうけど。

ちなみに精神科医の皆さんに研究法をご提案したページはこちら
精神医学の研究法のご提案:精神科医や臨床心理士の皆様へ (うつ病、心的外傷後ストレス障害PTSD)

精神科医の皆さん、研究、頑張ってな。
業績のための安易な研究をやっても何の役にも立たないぞ。

https://self-therapy.info/?p=1002

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「コロナうつ」自粛解除から日常へ戻る今が危険 “心の不調”相談件数も急増

【特集】「コロナうつ」自粛解除から日常へ戻る今が危険 “心の不調”相談件数も急増
https://news.yahoo.co.jp/articles/56ce35788afc4ac5722173ec0b030e946c0d6af9?page=1
資本主義医療だから必要のない所に需要を作り出す。

もちろん治療ができるなら良いんだけどね。

こんなの真に受けたら、ケツの毛まで毟られてしまう。
もちろん結局、向精神薬の薬漬け、薬物依存症、慢性薬物中毒
これも電通案件なのだろうか?
誰だって不安もあるし落ち込んだりもする。
自分で治療すれば良い。

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ひきこもり「引き出し業者」を刑事告訴 連れ出し監禁か

ひきこもり「引き出し業者」を刑事告訴 連れ出し監禁か
https://www.asahi.com/articles/ASN6H41T8N63UUPI001.html?iref=comtop_8_02
2020年6月15日 朝日新聞


※以下引用
弁護団によると、男性は大学を卒業後、就職せず両親と同居していたが、経済的な自立を求めていた両親がクリア社に相談。男性の就職や社会復帰を支援するといった内容の契約を同社と結び、約700万円を支払ったという。男性は連れ出される際に抵抗するなどしたため寮に監禁されたほか、都内の精神科病院に約50日間入院。退院後、センターの別の寮に約40日間滞在し、ほかの寮生らとともに脱走したとしている

約700万円とはすごい。
しかし、引きこもりの経済的損失は、いろいろな意味でそれより比較にならない位に大きい。生涯賃金を考えただけでも。

なぜ当人ではなく親が訴えるのか?金を取られたのは両親だろうけど、被害者は息子の男性だ。
刑事告訴だから訴えるのは検察だろうけど、民事でも訴えるだろう。親が業者を訴えるなら、息子は親を訴えるべきか?

もちろん、施設に入ったからと言って社会復帰の支援などはない。関連ブラック企業でバイトさせられたりするかも。
病院に受診してももちろん治療はない。薬漬けにされるだけ。電気ショックもやられるかも。

当人が引きこもりを病気と自覚し、病院を受診するようになると良い、何とかなると思ってしまう幻想が問題だ。ハッキリ言ってどうにもならない。
相談されたほうだって困るだけだ。いや困りさえしないかも。お役所だったら相談を受けたという数字を上げなくては困るだろうけど。

引きこもりの息子を殺してしまった元農水事務次官がいたけど。
そうなる前にどこかに相談に行けば良いかったのに、世間体を気にしたり、他者の援助を受けるのを潔しとしないエリートとしてのプライドが邪魔していた、という論調多かったがもちろんそんなことはない。

当人の息子は引きこもりにもかかわらず、病院は受診していたようで、母親も「うつ病」ということで同じ病院を受診しており、その病院は父親の親戚が法人の会長ということである。要するに父親も精神医療の現状を知らないわけはない。

プライドはともかく、どこへ相談に言っても何にも解決法はなく、余計に絶望するだけだとわかっていたから追い詰められたのだ。
逆に状況を知る人は、殺したことを責めるわけにはいかない、他に方法がなかったのではないかと言う。

引きこもりは他者がどうにかできる問題ではない。もちろん家族も『専門家』も。
こんな目に合わなようにするためにも、自分で治療しましょう。

「天は自ら助くる者を助く」
「書を捨てよ町へ出よう」寺山修司

「犬も歩けば棒に当たる」
子供の頃、この意味がわからなかった。大人になってからやっとわかった。それでも消極的で行動的ではない俺には身につかなかったけど。

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「家族を殺すつもりだった」。兵庫県宝塚市のボーガン殺傷事件

「家族殺すつもり」強い殺意か 容疑者は「おとなしい印象」
産経新聞 2020.6.4

被害者はいずれも親族で、被害者は4人、そのうち3人は既に死亡が確認されている。
殺傷能力のある武器を使えば、物理的には何人も殺せるが、いくら悪質な犯罪者でも殆の場合、被害者は1人か2人である。殺人の根本的な原因は、幼児期の虐待による心的外傷、トラウマでそれ以外には本質的な理由はない。
永山則夫連続射殺事件のように4人も殺害した場合は、ほぼ例外なく、虐待者が親だけではなく、彼の場合は2人の兄に激しい暴力による虐待を受けていた。彼に唯一優しく、幼少期に面倒を見てくれたお姉さんはレイプ被害に逢い、精神分裂病にもなっている。レイプ犯も永山にとっては間接的な虐待者である。
彼の母親もまた少女時代、やはり虐待、遺棄され、樺太に置き去りにされ、二年後、ソ連領サハリン北部を放浪していたところを保護されたということである。ニコラエフスクの日本人虐殺、尼港事件では殆どの日本人が殺害されたが、なぜまだ10代前半の彼女が生き延びることができたのかは謎である。虐待は虐待を連鎖するが、犯罪も連鎖する。

虐待者に対する復讐ではなく、彼の殺人のように向けようのない恨みが全く関係のない他者に向けられることもある。
他に多数殺人は、殆どは薬物の影響下にあり、最多の殺人事件の相模原市の障害者施設での殺人事件も当然そうであり、アメリカの銃乱射事件もほぼ全てが新型抗うつ剤 SSRI等、向精神薬の影響下に起こっている。
賦活化症候群(アクチベーション・シンドローム)であり、日本では1998年以降、「うつ病キャンペーン」により、自殺者の急激な増加をもたらしてしまった。自殺もまた自分に対する殺人という意味もあり、精神的犯罪という面もある。
この事件の場合もやはり薬物の影響下で起こったのかもしれない。

基本的には同態復讐であり、「目には目を歯には歯を」、被害と加害はある意味では釣り合いが取れているのが普通である。いくら悪質な犯罪者でも、大抵の場合やりすぎは不可能である。恨みもないのに人を殺すことはできない。
無意識に指の筋肉も硬直して引き金を引くことはできない。無意識にそれ以上はできないという脳からの制止でもある。
要は仕返しであり、やり返しているのである。虐待は憶えていないことが多いし、無意識の「感情転移」によるものだが。
従って、当人にとっては無自覚であっても十分な理由があり、反省どころか「してやったり」と達成感や充実感さえ得るのが普通である。反省のしようにもしようがなく、反省するくらいならそもそもやらない。

もしかすると被害者の中には彼に優しかった人もいたかもしれないが、虐待から救えなかったとすれば彼にとっては共犯者であり、容易に同罪者となる。あるいは自分だけが虐待されている場合、甘やかされている兄弟も恨みの対象になりうる。
もちろん、やり返して良いわけではないし、いかなる場合も犯罪を正当化すべきではないが。
普段は「おとなしい印象」というのもよくあることで、仕返しや反抗はむしろできなかったということだろう。
普段は恨みや憎しみを無意識に解離し、虐待者を敬愛し尊敬したり、称賛さえしていたのかもしれない。
あることをきっかけに、むしろきっかけなしにも解離していた衝動に支配されて行動をおこすことがある。

「殺人を犯したけれはその昔 誰かに受けた苦しみ語れ」
永山則夫も当初は自分の殺人の原因は貧困や社会のせいにして、本まで書いていたが、晩年は「自分の殺人の原因がもしあるとすれば、肉親に対する恨みだろう」と語っている。
しかし、精神科医も心理カウンセラーも、精神病理に対する基本的な理解がなく、受け止めるすべもない。
そのような人に話してもムダだという絶望感も既に持っていたのではないだろうか?

治療ができるのなら、未然に犯行を防ぐことも可能で、加害者だけでなく「被害者」の救済にもなるのだが。
いかなる犯罪者も脳の病気で頭が狂っているから殺人を犯すわけではない。
薬物の影響による場合は、そういう面もあるだろうけど。

『私の花』 詞:永山則夫 曲:友川かずき
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統合失調症の妄想は、なぜ電波や電磁波がからんだものが多いのか?

【統合失調症の電波系妄想について】
統合失調症の患者さんの妄想は、なぜ電波や電磁波がからんだものが多いのか?
例えば感情はどのように伝わるとか、そういうことはわかりません。表情とか声となどでもわかるけど、そうした一般的な知覚だけで判断しているわけではないし。昔の遠距離恋愛みたいに、会うわけでもなく電話もメールもしなくても、ある程度相手の気持ちはわかる。相手が浮気したりもう醒めていたりすると、こっちも不穏な気分になります。

自分が好意を持っている相手には何となく伝わるし、こちらのことを知らなくても相手も好意を持ってくれます。そうしたことがなぜどのようにして伝わるのか、今のところ科学の対象にすることもできない。精神分析を体得していれば無意識に反応しているということはよくわかりますが。
こうした感情や感覚、人間同士の伝播がわからなくても、コミュニケーションや人間関係に問題がなく上手くいっていれば良いので普通はあまり気にしません。これらのことを察するのは患者さんは非常に苦手で対処能力も低いのですが、気づかずにいることも、むしろモロに影響を受けてしまうことが多く、上手くいかず苦しんでしまいます。

また、患者さんは感情もしくは感覚的に地獄のようにとても苦しいのですが、その理由はわからず、そのような苦しい感情や感覚が自分の中から湧いてくるのではなく、どこからか伝わってきて自分に影響を与えているものとして知覚します。でも、どこから来ているのか、どのように影響しているのかわからない。
脳の病気で頭が狂っているからそう知覚しているのではなく、実は過去の影響であり、幼児期からの心的外傷、トラウマの影響ですが、本人は幼児期のことはわからないし、それがわかると余計に恐ろしいことになるので認めることも難しい。内面的に余計に苦しくなるということもありますが、実際に余計に傷つけられひどい目に遭ってしまう。

そこで感情や内的な感覚のようなものがどこから来るのか、どのように伝わるのかは切実な問題となりますが、知ることも確かめることもできません。精神科医や心理カウンセラーも事実を捻じ曲げ、自分を偽り正しいことは教えてくれません。統合失調症は脳の病気と信じており、トラウマを否認しているからです。事実に基づいていないことは信じることはできないし、信じても何の解決もなく自分の中でも納得感は得られません。

また、幼児期から激しい支配や抑圧、干渉などを受けているため、十分には自我が育っていません。自分の意志や感情や感覚、自己が確かなものではないのです。「させられ体験」なども同様ですが、外部からの影響に自分が影響され支配されているという感じも強いのです。

とりあえず外部から自分に影響を与えている可能性があるものとしては電波とか電磁波なので、感情や感覚などの伝播をそのせいにすると証明もできず解決はしなくとも、一応整合性もあるし気持ちの整理もしやすく納得感も得やすいのでそう思いこんで信じてしまいます。

というわけで、統合失調症の患者さんは、普通の人が当然知っていることはだいたい知っており、皆が知らないことはやっぱり知らないのです。一見、奇妙、異常で、事実に反しているようで、実はかなり事実に基づいており、精神科医なんかよりもずっと正しい、ということは大いにあるのです。

患者さんはむしろバカ正直なので誤認や否認はあっても自分で自分を騙せないのです。一見奇妙な事実とはかけ離れたかのような幻覚や妄想といった症状も、直接関係なのないことに結び付けられてはいても、過去の事実に基づいています。
やはり治療は事実に基づいて、真実を追求するものではなくてはなりません。嘘やまやかし、ごまかしは一時しのぎにはなっても余計に人を苦しめ、傷つけます。精神科医や関係者だけでなく、一般の人やもちろん家族も、患者を追い詰め、症状を余計に強化しているという面は大いにあります。病気の理解を深め、そうしたことはやめるだけでも患者さんはずいぶん良くなります。精神科医は騙せても患者は騙せないのです。

何もわからなければ精神科医の皆さんには「脳の病気」では無く、「心的外傷(トラウマ)」が原因という前提で接すると、今までよりも遥かに上手くいくことがわかります。そうでなければ精神療法は成り立たず、どうしても薬物に依存し悪循環になってしてしまいます。正しい考えは結果を出せます。しかし、そうなると精神科医を辞めることになるかも知れませんが。

もし「脳の病気」だったらどうしてくれるんだ、責任は取れるのかって、もちろん気にしなくて良いです。少なくとも今のところ「脳の病気」を治す方法はなく、薬や電気ショックは影響を与えるだけです。いずれにしても精神科医は責任をとるようなことはなく、これからもそうでしょう。

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新型コロナの影響で経済停滞し、失業者が増えると自殺者は増えるのか?

新型コロナの感染者数抑制のため、緊急事態宣言が出されて、1カ月半にもなります。2020年5月
感染者が減り、一定の成果があったようにように思いますが、一方では新型コロナによる死者よりも経済停滞し、失業者が増えることにより、自殺者が増える、自粛解除すべきという意見も強くなりました。ホリエモンなどは以前からですが。

景気が悪くなると自殺者が増えると信じられていますが、意外にそうでもないことは昔から言われています。実際に失業率と自殺者の増減は統計的な相関があるというのは事実であるのかも知れませんが、はっきり言って本質的な問題ではありません。相関性があることと、因果関係があるというのとは全く違います。
1998年から自殺が急増したのは「うつ病キャンペーン」により受診者が増え、新型抗うつ剤 SSRI(特にパキシル)が使われ、賦活化症候群(アクチベーション・シンドローム)が急増したからでしょう。

死にたいと思ってもいないのに首釣ったり、電車に飛び込んだり、ルンルン気分でマンションから飛び降りたり。潜在的な自殺衝動は誰でもあるのかもしれませんが、抗うつ剤が解離を強めるので。幽霊には会っていませんが、障害者になった人は何人も知っています。いずれも死にたいとも思っていないのに、なぜそんなことをしたのかわからないと。

2012年から減り始めたのは、精神科医もようやく認めざるを得なくなり、新型抗うつ剤 SSRIの売上が急激に低下したからです。薬物の処方に規制がかかったこと、もう既に多くの人が亡くなっていることも影響していると思います。いずれも予測されており、外れるわけないと思っていました。しかし、その代わり、薬物中毒死が激増しています。10年20年と向精神薬を服用している人がふえたので。

自殺の増減は複合的な理由によるでしょうし、大抵の場合、予測困難であり、後付でもこじつけで確かめようもありません。上述のように理由も明白で予測もできることは少ないはずです。

戦争で自殺が減るのは、戦争自体が自殺行為だから、という気もします。暴動、内乱なども同様かもしれません。薬物の影響でなくても厳密に言えば自分の意志で自殺する人はいないのかも知れません。少なくとも100%自分の意志ではないはずです。誤解を恐れずに言えば、精神病は常に憑依精神病でもあります。

新型抗うつ剤 SSRI、特にパキシルは日本で認可される前に、米国で自殺や衝動行為を引き起こすことが知られており、訴訟が頻発し売れなくなり販路を失ったために、強力に日本に売り込んできました。そのためもあり、「うつ病キャンペーン」が盛んに行われました。うつ病の人が増えたわけではなく、宣伝たに受診・服薬者が増えたのです。自殺者が増えたのも減ったのも、個人的にはあまりにも当たり前で全く予測通りでした。精神疾患に対して間違った「治療」を行えば自殺者は増えるのは当たり前です。

自殺の原因について言えば、最も大きなものは幼児期の体験でしょう。これは少なくとも現代では、殆ど例外はないと言って良いと思います。いわゆる虐待もありますが、特に多くは虐待の範疇には入らないような精神的虐待、愛情剥奪による心的外傷(トラウマ)です。

気、失業、借金苦、社会不安などのそれ以外の要因は原因ではなく誘因、少なくとも根本的な原因ではなく、要するにきっかけとしか言えないと思います。肉親の殺害、レイプ、激しいイジメなどの犯罪被害など、ショックな出来事による心的外傷(トラウマ)も人生の後々に影響しますが、これも幼児期の体験が先行している場合が殆どです。加害者だけでなく被害者においても。

これから新型コロナの影響による経済の停滞により、失業者が増え、そのため自殺者が増えるかもしれませんが、個々人を見ると殆どの人は本質的には上述のような問題が根本的な要因です。失業による貧困、不安や絶望はむしろ副次的な要因だと思います。

単純化して言えば、健康に育った人→失業しにくい→失業しても不安や絶望に陥りにくい→次の仕事も見つかりやすい、と言って良いと思いますが、不健康な人は逆です。だからといって失業対策が不要ということではありませんが。
表層だけ見てもせいぜい目先の対策にしかならず、不毛だと思います。精神科受診や向精神薬が自殺を増したことさえ本質的な問題ではなく、精神疾患に対する間違った考えと対処法が自殺を促進したと考えるべきでしょう。

さらに追求するならば「なぜ虐待する人がいるのか」といったことにも考えるべきかも知れません。私はいろいろ調べましたが、とりあえず先祖代々の影響はかなりありそうです。虐待は連鎖しますが、元はと言えば…、ということです。
新型コロナの影響で経済停滞し、失業者が増えると自殺者は増えるのか?

景気対策、経済政策では本質的な問題には対処できません。資本主義社会が行き詰まっていることは多くの人が感じているはずですが、古い考えから脱却できない人が殆どでしょう。雨露しのげて、衣食何とかなって平和なら、貧困であっても不幸ではありません。新型コロナを機会に医療や社会のあり方だけでなく、根本的な価値観や考えを改める必要があるように思います。

個人に対する施療指導、相談にも応じています。

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反日は朝鮮戦争のトラウマのすり替え(日韓問題、反日と嫌韓)

反日は朝鮮戦争のトラウマのすり替え(日韓問題、反日と嫌韓)
朝鮮の歴史的背景を韓国人だけでなく、日本人も理解する必要がある。
朝鮮併合、日帝支配は功罪半ばしており、おかげで他国からから解放され近代化した反面、少なくとも一部は不当な抑圧や差別、残虐行為も事実としてあったはず。でも、戦後の日本人の多くは反省すべきは反省したと思う。
かつては韓国も台湾と同様に反日では無く、殆どの人は恨んでいるどころかシンパシーを持ち、むしろ感謝する人も多かった。日本人が韓国に行くと年輩者は懐かしそうに日本語で話しかけてきたりして、「悪いことをした」と負い目を感じていた日本人も拍子抜けした、という話を聞くこともあった。
サヨクでなくとも「韓国人は謙虚で寛容で良い人たちだなぁ、我々自身がやったことでは無くとも過去の過ちは反省し謝罪すべきである」と考える人が多かったのである。国内でも在日差別は一部であり、それほど関係が悪かったわけではなかった。
しかし、なぜむしろ日帝支配時代を知らない韓国人は反日になったのか?
その主な要因は、不当な反日感情は日帝支配に伴う弊害に対する恨みではなく、朝鮮戦争の被害によるトラウマの否認、すり替え、転嫁であり、精神分析的に言えば集団的な「感情転移」である。
韓国は朝鮮戦争により、日帝支配とは比較にならないほど大きなダメージを受けた。しかし、もちろん歴史的に後のことで、まだ生きている体験者もずっと多いのに、今では年輩者に聞いても殆ど忘れており、隠ぺい記憶となっている。世界史上でも最も悲惨で凄惨と言われる、血で血を洗うような朝鮮戦争のことを韓国人は驚くほど知らない。否認したいという心理もむべなるかな、ではあるが。
韓国の学校では反日教育ばかり、というのも悪意があってというより、朝鮮戦争のトラウマを自覚せず無意識に支配されているからである。日本でも現代史は教えないが。

朝鮮戦争に関しては韓国人は加害者であると同時に被害者であり、死者も多く国民の1/5が亡くなった。当然のこと激しいダメージを受け、大きな国民的トラウマになっているが、その怒りや恨み憎しみをどこに向けていいのかわからない。もちろん自分たちに向けるわけにもいかず、やり場のない怒り、敵意、憎しみ、恨みなどが日本に向けられているのである。

朝鮮戦争は南北に別れて戦ったのではなく、基本的には米国が朝鮮半島から共産主義を排除するための戦争であり、ソ連も対抗して介入し、その結果として南北に別れて休戦となった。当然のこと、当時は南にも共産主義を支持する人が少なくなかった。戦闘により亡くなった人とほぼ同じくらいの人数が、北側の支持者もしくはスパイなどと疑われて拷問や集団リンチ殺人事件で殺されたのである。拷問には日本の特高警察の「拷問技術」が模倣された。もちろん多くは濡れ衣である。「保導連盟事件」など、韓国ではタブーであり教えられることもない。
疲弊しきった60年代~70年代の韓国は、出稼ぎ立国、売春王国とならざる得ず、そのトラウマもあるはず。
北朝鮮の支配体制も戦前~戦中の日本のマネという面も大きいと思う。

1965年日韓条約は、軍事独裁者・朴正熙(朴槿恵の父親)が戒厳令下に強権をふるって、韓国民の声を圧殺して締結したので、そもそも殆どの韓国国民は、日韓基本条約も請求権協定も認めていなかったのである。反対運動もあったが、多くの韓国国民は食うや食わずでそれどころではなかっただろう。これに対して、間違った認識や虚偽意識に基づいているとしても、韓国の反日は韓国国民の「総意」に近いと言える。

恩を仇で返す恨みがましい民族、と考えるのは事実に基づいてはおらず、全く現実的でも得策でも無く、それでは何ら解決の方向を見いだせないだろう。
生まれたばかりの赤ちゃんは、どこの国でも民族でも基本、純粋無垢であるが、民族性、国民性にはそれだけの歴史的背景が影響している。語弊はあるが「可哀想な民族」、ユングの言う「集合無意識」はそういった面もある。
日本は朝鮮特需という漁夫の利を得て、それが後の経済成長の礎となったのも皆さんの知るとおり。韓国は日本の後を追ったが、結局うまくいかなかったという悔しさも潜伏しているに違いない。日本だってそう上手く行ったわけではないが。

ベトナムではオランダ人などに日本軍はレイプ攻撃を行ない、それゆえ反日感情も強く、昭和天皇はヒロヒットラーと呼ばれていたが、今日では反日は克服しており、言うまでも無く日本人も反米反英は克服している。昭和天皇は捨て身の覚悟でオランダも沖縄も訪問し、その誠実さは、意義や価値を認めない者にも結果としては影響を与た。
曲がりなりにも「アジアの開放」を目指した日本に対しては、欧米諸国も植民地支配・圧政の後ろめたがあり、相殺する心理もあったはずで、今となってはすっかり世代交代もしている。

「罪を憎んで人を憎まず」「汝らの中、罪なき者、まず石を投げ打て」
人間は許すことはできなくても忘れることはできるが、主観的には忘れても無意識のトラウマは残る。恨んでも恨みを向けないことはできるし、克服し乗り越えていくこともできるが、やはりそのためには自らのトラウマを自覚することが必須である。北も含めて朝鮮人は自分たちのトラウマを受け入れ、克服しなければ、自らの不当な反日感情は克服できないだろう。反日は韓国人自身が克服し、乗り越えるべき課題であり、それが本来の「未来志向」である。

日本人にもこうした歴史認識は必要であり、その上で冷静に見守りつつ対処すべきである。反日に支配されている韓国人は朝鮮の歴史を知らず、対立はしても日本のネトウヨと呼ばれるような人も、基本的には同様だろう。
「過去に目を閉ざす者は、現在をも見ることができない」
無意識の心理を知らなければ歴史や社会心理は理解できない。

しかし、このような事実は相手に諭しても余計に反感を買ってしまうのが難しいところである。
患者さんがトラウマの事実を否認し、治療に抵抗を示し、病理性を守ろうとするのと同様で、精神分析で言えば「抵抗・防衛」である。
韓国側からだけでなく、日本人側からも反感をかうことを承知で書いているが。
ネットなど見ていると、今こそやるべき時だ!制裁が必要!甘い顔を見せてはいけない、などと「勇ましく」奇妙な高揚感に支配されている人も少なく無いようである。前の戦争でも、インテリでさえ先の見通しも考えられず、多くの人はそうした心理に支配されていた。

幼児期のトラウマにより解離しているからである。戦争も広い意味では集団的な「感情転移」であり、精神病理現象である。
政治家にも国民にもそうした認識がないことに不安を感じて危惧しています。
対立は何としても避けるべきである。おそらく経済制裁などしてもエスカレートしてしまう。
今どき、戦争といっても、そうそうドンパチやるわけにはいかない。既に戦争は始まっているのかも知れないが、何としても避けるべきである。正当な主張は粛々と続けるべきだと思う。
戦い続ける人の心を 誰もがわかっているなら
戦い続ける人の心は あんなには燃えないだろう。吉田拓郎「イメージの詩」

1970年、小学校6年の時、初めてこの曲を聞いて感激した。

徴用工問題、慰安婦問題、少女像、朝鮮戦争、日韓対立、反日、嫌韓、経済制裁、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))の破棄決定、北朝鮮問題

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末田耕一氏の著書 『「うつ」という医学の「言葉」は存在しない』

『「うつ」という医学の「言葉」は存在しない
ヒロシマで見つけた「無意識の病」PTSDの薬物療法』末田耕一 著
文芸社 (2017/11/1)


著者のサイコドクターSこと末田耕一氏とは一応、面識があり知り合いでもある。
といっても、特に交流らしいものはないのだが。
私の知り合いの精神科医はみんな10歳以上年上で、既に物故者が多い。
長らく精神科医とはなるべく関係を持たないことにしており、年下の精神科医の知人はおらず、もしかすると彼が唯一の知り合いかもしれない。
私は精神科医にケチばかりつけており、今は嫌われているかもしれないけど、これでも若い頃は精神科医に尊敬、とまでは言わなくても、一目も二目も三目も置かれていのですよ。

別に自慢にもならないが。考え方も言うことも昔から変わらないのに。
医療系専門学生の頃も、精神疾患脳病説や薬物療法を批判し、テストにもそう書いたが、精神科関係の科目(医学部の数倍はあった)を落としたことはないという筋金入りだ。(他の科目はずいぶん落として落第しそうになったけど)
ついでに書くと、帯評を書いている清水寛氏とも面識というほどのものはないが、30年近く前に一度お会いしたことがある。当時、私が勤めていた大学の同僚の先輩ということだった。

末田氏には、最初、私が彼のブログを読んで、少々批判めいたメールを出し、それに対して返事が来た。反論と言うほどではなく、特に対立するような内容でもなかったが。
その後、彼が自身のブログで、私がブログに書いた記事についてコメントしていたので、お礼のメールを出しておいた。俺のことを「面白い人」なんて評していた。

それからしばらくして2014年に横浜で日本精神神経学会に行った際に、彼の発表も聴いて、話しかけてみた。お会いしたのはこのときのみ。
そのときに停戦協定と軍事同盟を結んでいる。というのは大げさで、実際そのような話さえも明確にしたわけではないのだが…
以下のような点で合意があったと私は考えており、おそらく彼も同意してくれるはず。

・お互い立場や考え、実践法などいろいろ違いはあるが、基本的には正しい真の精神医療推進派であり、現状の有害精神医療に対しては反精神医療派である。
・(現状の)精神疾患は事実上すべて遺伝ではなく、精神的要因、心的外傷(トラウマ)が原因である。精神疾患は脳の病気ではなくすべてPTSD(心的外傷後ストレス障害)であるゆえ、それを前提に治療する必要がある。
・現状の悪質精神医療蔓延・拡大しているような状況では、お互い対立したり批判すべきではない。
・現状の有害精神医療に対しては、特に協力するわけではないが、それぞれの立場で共に批判し断固戦う。

といったことが合意された内容であると私は解釈している。
ゆえに、ここでも批判や対立点については触れないことにする。
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読者の皆様は、まずタイトルの意味が分かりにくいのではないかと思うが…。
『「うつ」という医学の「言葉」は存在しない』というのは、
「うつ病」というのは内因性精神病のことであり(末田氏はそれは消滅したという認識)、現在「うつ病」と称されているのは「PTSDのうつ状態」である。

PTSDを否認しこれを誤魔化すためか「うつ」と言うようになったが、「うつ状態」という言葉あるが「うつ」という言葉は医学的には成立しないので、やはり「PTSDのうつ状態」と言うべきである。(ということだと思う)
彼の提唱するPTSDの薬物療法と言うのは、一般の有害精神科医の薬物療法とは全く違うもので、彼が独自に考え実践している治療法である。(ということだと思う)

すなわち
「トラウマの傾聴・共感(ラポール形成)後のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬、新型抗うつ剤)SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬、非定型抗精神病薬)処方」
「トラウマ強化受容療法」 「化学的フラッシュパック誘発療法」
ということです。
この辺を一応、知っておかないと本文もわかりにくかもしれない。
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私にとってはとりあえず、精神医療の歴史や現状については「この本を読んでくれ」でだいたい事足りるので非常に便利な本である。だいぶ体験も違うのだが。今後、私が著作を書く時にもこの部分はかなり端折れる。面倒だし。
自分のふんどしで他人に相撲をとってもらうみたいで、ズルくてセコイので恐縮ですけど。

奇妙になことではあるが…
精神医療過誤・向精神薬害について指摘したり、精神医療、精神科医にケチをつけると当の加害者側の精神科医や製薬会社関係者よりも、実際に被害を受けている患者さん側からバッシングを受けるのが常である。
精神分析で言うところの、抵抗・防衛であり、「ストックホルム症候群」と同様な心的機制によるものである。

精神科医もまた抵抗・防衛を起こしているのである。(誰も治療ができないので)誰も言わない、というか知らないことだけど、抵抗・防衛は良い治療に対しては強く起こるものであり、患者とかかわる他者にも起こることである。
そのへんは前にも書いた。
「なぜ精神医療過誤・向精神薬害が拡大したのか?」
https://self-therapy.info/2016/03/

今は私も精神科医の批判はするが議論などする気はさらさらない。高慢・僭越に聞こえるのは百も承知。
私は末田氏と立場や考えや実践法も異なる点が多いが、精神医療関係者も患者さんもこの本をよく読むことをお勧めする。正しいことは知りたくなくても知った方が良いのである。

精神科医の皆様はこの本や論文(ネットで公開している)を熟読した上で、末田氏の弟子になるなりして、指導や教えを乞いながら臨床経験を積んでいくべきだろう。精神科医の地位や立場、診断権やら薬の処方権やら医者としての権限などを守りたければそうするしかないはず。
こっちとしては話はそれからだ。

なぁに、ビビるこたぁないさ。
前にも書いたように末田氏は、ブログの印象では強面の印象をもつかもしれないけど、優しそうで物腰も柔らかく(物理的にも?)腰の低い人ですよ。(私も口は悪いが優しい人ですけど)
16,000人の精神科医の中でも、弟子にしてくれと言う精神科医は一人もいないみたいだから、今がチャンスです。
堺正章はグループサウンズ全盛期は「向かうところ敵なし」だったのが2年ほどで「向かうところ客なし」になったと言ってたけど、精神医療もそうなるんじゃないかなぁ?と期待しているのだけど。
ブームの頃は後が予測し難いものだけど、希望的観測すぎるか?

いくらたくさん患者が来るからといっても、有害なことばかりやっていれば愛想つかされるのは当然、精神科医がいくら「甘く優しい言葉」で誘って愛想良くしてもね。
末田氏も表立って活動を開始した。私は彼よりもたぶん5歳上であり、来年は還暦を迎えることもあって表立って活動するつもり。彼の活動も大いに励みになる。

自分がいくら正しくても、損するだけのことや、非難攻撃を受けたり、カドが立つだけのことは止めた方が良いと言われるけどな。
一人で何でもできるわけでもないけど、残された時間もそうそうはない。できるうちに伝えることは伝えて残すべきことは残したいと思う。人生は儚いものだ。
人間、生きているうちが全てではないし、狭い日本が全てでもない。自分は自分自身だけのものではないし、現在が全てではなく過去も未来もある。
ご理解、ご厚情、ご支援を賜りたく存じます。
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子どもの覚せい剤中毒、依存症が激増!(発達障害、ADHD注意欠陥多動性障害など)

子どもの覚せい剤中毒、依存症が増えています。(発達障害、ADHD注意欠陥多動性障害など)
発達障害キャンペーン、病気喧伝はとてつもない勢いで拡大しており、かつてのうつ病キャンペーンの数倍の勢い。
その被害者の数はうなぎのぼりとなっています。
うつ病キャンペーンと同様、病気や障害者の数が増えたわけではもちろんなく、精神科病院を受診し薬漬けとなり、悪化するばかりか自殺が増えたり薬物中毒死する人がものすごい勢いで増えているということです。
今や誰でも発達障害とされてしまい、児童精神科医の受診を進められるというありさま。
発達障害については以下に書きましたのでご参照ください。
ホントに発達障害ならば養育、訓練やリハビリの対象です。向精神薬でよくなるわけはありません。せいぜい見かけの表面的改善、それも初期だけです。
結局のところ薬害性の中枢神経障害になってしまい、それがやっぱり発達障害に見えるので、やはり発達障害だったでしょ、ということになってしまう。
ストラテラ、コンサータなど作用はヒロポンなどと同様であり、覚せい剤そのままです。覚せい剤と一番の違いは児童精神科医からは長期服用が推奨されていること。
中学時、社会の授業でアヘン戦争について話を聞き、大いに憤慨した記憶がありますが、まさかその40数年後、現代の日本で同様なことが起こるとは思いませんでした。
被害者はもちろん将来ある子供、すでに向精神薬により脳破壊されされ障害者となった子供はものすごい勢いで増えていますが、それもまだまだこれからで、これからますます脳を破壊された、薬害による障害者を増えるはずです。
「発達障害」とされている子供のほとんどは、普通の子供(発達上の問題や偏りが多少は多い普通の子供や、少し発達が遅れているだけの子供です、
あるいは小児神経症(PTSD、心的外傷後ストレス障害)です。
すなわち原因は環境、養育者の対応によるトラウマです。
隠れ虐待(親が虐待を否認するというより全く自覚がなく覚えていない、あるいは姑、姑女が親の知らないところで虐待しており、まさかそんなことを親(義理の親)がしているなんて全く気付かなかった、などという場合も多い。
宗教が悪いわけではないですが、宗教がらみの場合も多く途方もない抑圧、精神的虐待になることもあります。
子供を(児童)精神科医に近づけてはならない。精神科病院を受診させてはならない。向精神薬を服用させてはならない。それは虐待です。
下記のような記事に騙されはいけません。
発達障害、初診待ち最長10カ月 総務省が改善勧告
四倉幹木2017年1月21日07時46分
 総務省行政評価局が、発達障害のある子どもの診断をしている医療機関の受診状況を調べた結果、半数以上の機関で初診までに3カ月以上待たされていることがわかった。中には約10カ月以上待たされる機関もあった。総務省は20日、厚生労働省に改善を勧告した。
 行政評価局は昨年8~11月、子どもの自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害を診断できる医師がいる全国約1300の医療機関のうち、主要な27機関について調べた。
 その結果、高校生以下の受診者が初診を受けるまでにかかる期間は、1カ月以上3カ月未満が6機関、3カ月以上半年未満が12機関、半年以上が2機関あり、そのうち1機関では約10カ月かかっていた。
 初診を待つ子どもの数は10~49人が9機関、50~99人が4機関、100人以上が8機関だった。
 ログイン前の続き学校側への調査では、中学校の教員の勧めで保護者が生徒を受診させようとしたが、予約から受診までに数カ月かかると医療機関に言われてあきらめたケースもあったという。
 医療機関からは、現行制度について「子どもの発達障害の診察には長時間かかるのに、診療報酬が短時間の診察しか想定しておらず実態に合わない」などの意見があったという。行政評価局は「専門医や専門的医療機関が不足している」として医師や機関の確保を急ぐよう厚労省に求めた。
 厚労省障害児・発達障害者支援室は「発達障害の診断ができる医師を、かかりつけ医などへも広げるための人材育成に一層努めていく。診療報酬の見直しも検討していく」と説明している。(四倉幹木)

発達障害(誤診)についてはこちらに書きましたのでご参照ください。
発達障害 (1) 発達障害(誤診)の拡大と混乱
http://68631324.at.webry.info/201608/article_7.html

発達障害 (2) 発達障害(誤診)の病名など(ADHD、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群)
http://68631324.at.webry.info/201608/article_6.html

発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害
http://68631324.at.webry.info/201608/article_5.html

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高橋真梨子さんの更年期障害、激やせ(週刊文春との確執)は幼児期のトラウマ(心的外傷)が原因

高橋真梨子さんの更年期障害、激やせは幼児期のトラウマ(心的外傷)が原因。(週刊文春との確執)
昨年末(2016年)の紅白歌合戦に出場した時のことを巡って、高橋さん側と週刊文春側との確執が問題になっているようですが。
高橋真梨子、「有村架純に怒った」報道を「事実無根」と否定 文春は「十分自信持っている」
おそらく本人が意図したことではないのでしょうけど、精神的に非常に不安定なのでイラついて心にもなくネガティブ不規則発言をしてしまい、それが文春側に嗅ぎつけられて週刊誌に記事が載せられてしまった、といったところが真相でしょう。
従って、どっちの言い分も理はあるのでしょうけど…。
週刊文春側は精神疾患についての理解を持つべきであり、今回の記事はほぼ事実であっても理解の欠如した記事を載せるべきではなかった、と思う。
高橋真梨子さんの更年期障害、激やせは幼児期のトラウマ(心的外傷)が原因です。
無意識のトラウマには時間がありません。要するに基本的には生涯続きます。もしくは何十年も表面化しなくても必ず症状となって現れる。治療とはトラウマの克服ですから、もちろん薬では治りません。うつ病は薬で治るなんて今更信じている人もいないでしょうけど。
更年期障害、自律神経失調症、不眠症、身体表現性障害、心身症、依存症などは独立した疾患としては存在せず、精神疾患(心的外傷後ストレス障害、PTSD )の合併症です。精神科の薬物療法は元の疾患に合併症の薬物依存症、薬物中毒を重ねるだけ。反治療的であることは言うまでもありません。
高橋真梨子さんは「うつ病」とも言われており、激しい抑うつ症状もあるのでしょうけど、脳の病気ではなく精神疾患であり、もちろん身体症状が大きいのですが、身体の病気ではなく心の病気です。
もちろん身体症状⇔精神症状の相互過程、悪循環もありますけど。
精神疾患の原因は幼児期からのトラウマ(心的外傷)です。
すべての精神疾患は心的外傷後ストレス障害、PTSDでもあります。
犯罪被害(レイプや肉親が犯罪者に殺されたなど)のショックの激しい出来事もトラウマであり、精神疾患(心的外傷後ストレス障害、PTSD)のもちろん原因になりますが、その場合もやはり基本には、幼児期からのトラウマが作用しているのです。
一般の人が言う「トラウマ」は精神疾患の原因になる本来のトラウマではなく、せいぜい後にまで引きずるちょっとした心理的ショック、失敗体験に過ぎません。
それで精神疾患を発症したとしてもそれは『原因』としてのトラウマではなく『誘因』であり、やはり本当の原因は当人も記憶せず、自覚していないような幼児期からの無意識のトラウマです。
「三つ子の魂百まで」というように、精神疾患は実は生まれた時から始まっているのです。もっと言えば先祖代々からきているのかもしれませんが。もちろん遺伝ではなく、トラウマの心的連鎖。
高橋真梨子さんは、自分の20年にも及ぶ重度の更年期障害は、幼児期からのトラウマ(心的外傷)が原因であり、「無意識のトラウマには時間がない」 ということも一応理解はできているようですが、精神科医や臨床心理士には理解できません。
高橋さんの場合、大きなトラウマが幼児期からではなく小児期(児童期)からだったのでわかり易いのでしょうけど、殆どの患者さんは自覚し難いです。わかったから克服できるわけではないですが、やはり自覚は必要。
精神疾患の原因がトラウマだとは精神科医もわかっていないし、患者さんも自覚しにくいので「うつ病は脳の病気」「発達障害」など言う嘘偽りがまかり通ってしまい、病院を受診しても結局薬漬けとなり、元の精神疾患プラス薬害性の精神疾患(正確には中枢神経障害)を付け加え、精神疾患を悪化させられるだけとなっています。
抗うつ剤等の薬の効果があるのはせいぜい最初の1~3か月程度だけ、あとは逆効l果になります。副作用も後遺症もひどい。飲み続けるのは非常に危険ですが止めるのも危険です。
彼女の場合は、父親の原爆症→ケガをきっかけにした壊疽のため両足切断→37歳の若さで死亡。母親の水商売(生活費と父親の治療費を稼ぐため)→不倫→不倫相手のDV→離婚したがDV相手との不倫は続ける→癌で亡くなる。
といったことがトラウマになっています。彼女自身の反抗ももちろん両者のトラウマの上塗りになっています。
彼女の歌手としての職業的成功は、心的外傷環境からの早期離脱(16歳から母親かがんで亡くなる直前まで)のおかげですが、だからと言ってトラウマを克服していたわけではなく、やはり母親の死後発症したわけです。
当人の結婚も関係していますが。幸福な結婚だとしても。
現在のご主人は若い頃からの盟友、音楽的先輩(元ペドロ&カプリシャスのメンバーのヘンリー広瀬さん)ですが結婚したのは両者40代になってからです。
高橋真梨子さん自身も実は若い頃、波乱万丈の男女関係、彼女の母親と似たような修羅場の連続を繰り返し、問題行動も起こしているようです。
(金スマでも触れられず、ウィキペデアからも今は削除されていますが)
今なら解離性人格障害、発達障害ということになってしまう。
高橋真梨子さん当人も言うように無意識のトラウマ(幼児期からの心的外傷)には時間がありませんが、彼女に残された時間はもはや少ない!?
もちろん病院に行っても治療法はありません。(私はもちろん治療法を持っていますが…)
すでに彼女も20年以上苦しんでいます。
時期皇后陛下、雅子さまも基本的に同様で、服薬と認知行動療法では悪化するだけです。
私は子供のころからバンドもの(グループサウンズ、フォーク)や実力派ボーカリストが好きで、アイドル歌手のファンになったことが一度もない。山口百恵と同じ歳ですが。
いくら可愛くても実力がなければ興ざめです。友達でもないのに。
治療ができるどころか悪化させ、死に追い詰めることしかできないのに精神科医と称する連中はちろん大嫌いです。
別れの朝 高橋真梨子
https://www.youtube.com/watch?v=riM93baEi6Y

となりでフルートを吹いているのが現在のご主人ですが、実際に結婚したのは20年も後のこと
高橋真梨子さんはペドロ&カプリシャスの2代目ボーカリストですが、初代ボーカリストは前野曜子さんです。
「別れの朝」と言えばやっりばり前野曜子ですよね。でも中年以降の高橋真梨子さんが上手いかな。どちらもたいへんな才能と努力のボーカリストで私は中学の時から好きでしたが。カプリシャスもいいバンドだったなぁ。
別れの朝 ペドロ&カプリシャス Vo前野曜子
https://www.youtube.com/watch?v=HEQCGKz6Wus

前野曜子さんもまた、荒んだ恋愛関係の修羅場を経て、精神疾患、重度のアルコール依存症に陥り40歳の若さで短く壮絶な人生を終えています。もちろん心的外傷後ストレス障害(PTSD)でありアルコール依存症はその合併症、原因は幼児期からのトラウマです。
別れの朝 藤圭子


この人も心的外傷後ストレス障害(PTSD)、ギャンブル依存症で宇多田ヒカルが稼いだお金の数十億をギャンブルで失なった後、2012年ビルから飛び降り自殺
トラウマ声はごく稀には非常に魅力的で人を引きつけ、心に訴えるものがあるのだが…
「別れの朝」は多くの人がカバーしており、朱里エイコさんのバージョンも絶品ですがyoutubeでは見られない。日本ではあまり人気は出なかったが、米国では大人気のエンターテイナーだった。
朱里エイコ 北国行きで
https://www.youtube.com/watch?v=0R3xxTiuGDg

彼女もまた心的外傷後ストレス障害(PTSD)、ベゲタミン依存症、10年にも渡る生死をさまよう壮絶な闘病生活の果て50代で薬物中毒死。
彼女の属していた宗教団体を責めるのはお門違い。肉親だって面倒など看られるわけはない。
※ベゲタミンは依存性、毒性が非常に強い昔からの睡眠薬、昨年ようやく発売停止になった。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の人はしばしば特殊な才能をもつ優秀な人もいて、稀にはそれを実現する有名人もいますが、どんなに才能があり優れた業績を作った人でも、正しい治療を受けて克服する方法を持たなければやはり病魔には勝てません。薬物など論外です。

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最近の精神医療の動向 2016年夏

【最近の精神医療の動向 2016年夏】
もちろん大したトピックがあるわけでなく特に良い知らせもありませんが、反精神医療派や批判者や我々の影響力もあり徐々に精神医療問題はどちらかと言えば縮小には向かっています。
同時にあの手この手で宣伝やコンサルティング会社、製薬会社、精神科医は性懲りもなくまだまだ問題・被害を拡大しようともしているわけですが。
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※薬物中毒死の半数以上を占めるベゲタミン。ついに販売中止になりました。
ベゲタミンやベンゾジアゼピン系の睡眠薬や精神安定剤の危険性についても以前こちらにも書いたのでご参照ください。
睡眠薬・抗不安薬、処方量でも危険… 依存症にご注意! ベンゾ系、ベンゾジアゼピン
http://68631324.at.webry.info/201608/article_10.html

精神医療過誤、向精神薬害問題の基本
http://68631324.at.webry.info/201608/article_57.html

ベゲタミンは日本の発明、kyupin(ネット上で有名な精神科医)は神の薬と崇め奉り、最初から処方したり多用している薬です。
精神科医でもあまりに危険なことはわかっている人もいないわけではなく、最後の睡眠薬とも言われています。
kyupinのような極悪はいくらなんでも別として、近年では一般の「良心的精神科医」は睡眠薬中毒・依存症となり、もはや何をやっても眠れず、薬を止めると離脱症状で錯乱するような人に対して、ベゲタミンは最終的手段として処方することが多い薬です。
もはやその頃はベンゾの作用(副作用)で身体疾患も満載のはずだし、廃人化を加速されるがそれもやむしということで。
それで死亡したとしても、心臓でも止まれば心疾患で死んだとしか扱われません。薬物の影響は長期にわたり因果関係は証明できないので。
ベゲタミンは私が生まれる前の年、1950年代後期に開発され翌年から使われるようになったらしい。当初から危険性は分かりきっていたが、それ以前の致死量が極めて低く危険性の高い睡眠薬よりはまだマシ、多少は安全ということだったのでしょう。パビルツレート他3種合材という恐ろしい薬ですが、何も考えずに作ったとしか思えません。
それから既に60年近く、ようやく販売停止です。どれだけ多くの人の命を奪ったことか…、年間1000人とも言われており、何万人にもなるのでしょうか?
その後、1960年代後期にはベンゾジアゼピン系の睡眠薬が開発され使われるようになりましたが。ベンゾは安全と安全神話がまかり通ってしまい、今でも信仰している精神科医が殆どです。安全とはたくさん飲んでも簡単には死ねないというだけです。
旧来の睡眠薬は致死量が低く少し多めに飲んでも死んでしまいますが、古い映画なんか見ると自殺や心中などよく出てきますが。
ベンゾも数年後には依存性、危険性については言われており、私も中学の時に、たぶん立ち読みした本でそのことは知っていました。
薬のことはアリスパパ、中川聡さんが詳しいです。私は基本的なことは昔から知っていますが、細かいことは今も詳しくはありません。向精神薬なんて野蛮なものは廃れるに決まっている、見るのも聞くのも悍ましいと勉強もしなかったので。
その程度の認識は当たり前とも言えるでしょうけど、精神科医や薬剤師はほとんど何もわかっていません。
中川さんの奥さんも重症な精神病でもないのにデパスから始まってベゲタミン中毒になり亡くなられたようです。
ベゲタミン販売停止のその後-次の課題 ブログ:八咫烏
http://ameblo.jp/sting-n/entry-12171771717.html

ベゲタミン販売中止-万感胸にせまるが-
http://ameblo.jp/sting-n/entry-12171246246.html

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※デパス、アモバンが向精神薬に指定されました。
デパスも日本の発明らしく、そのためか向精神薬に指定されていませんでした。向精神薬とは要するに麻薬・覚せい剤の類ということであり、指定されれば良いわけではありませんが、一定の警告、注意喚起にはなると思います。今まであまりにも安易に処方されていたことを考えると一定の歯止めにはなるでしょう。
デパスはベンゾ系ではなく類似のもので、抗不安薬・精神安定剤として使われていますが、まさに麻薬、神経毒薬です。依存性はその手の向精神薬の中でもダントツに高く、ゆえに患者さんからも精神科医からもとても人気のある薬です。
一般に向精神薬と麻薬・覚せい剤の違いは、多幸感など気分が良くなったりすることは少ないですが、デパスはそうした作用が大きいのです。
服用した患者さんの殆どは、短期でデパス依存症となってしまい止められないので、デパス欲しさに通院・服薬を続け、病院や主治医も変えたがらないことが多い。そのためデパスは病院経営の安定に役立つ大変優れた薬とされ、そのようなことを堂々と書いた論文さえあるようです。
デパスと言えば、私の友人(かつてリハビリ専門学校の同級生で精神病院職員)も重度の依存症になってしまいました。
自称「燃え尽き症候群」などと言っていましたが。
80年代から90年代の終わりにかけて「○○症候群、シンドローム」という言葉がずいぶん流行りましたね。
アダルトチルドレンとか、ピーターパンシンドロームなんかは流行りましたが。PTSD心的外傷後ストレス障害はあまり流行りませんでした。些細なことがトラウマとされ病因となるようなトラウマは無視され、むしろ矮小化された形では広まりましたが。Sさんが言うようにPTSD否認で今に至る。
そうした言葉の流行も、悪い意味で精神医療の敷居を下げることに繋がり、結局最も聞こえの良い病気、うつ病に収束し、「うつ病キャンペーン」向精神薬被害拡大の伏線、前哨にはなっていたと思います。脳の病気とは言っておらず、どちらかと言えば心理主義でそう悪いこととも思いませんでしたが…
専門学校の同級生は同じ学科の男は私と彼ともう一人の3人だけ、3人のうち私ともう一人は大卒で、彼のみ高卒で年も5~6歳下でした。卒業後は結局3人とも精神科病院に就職し、リハビリ職員、精神医療従事者となったのですが…。
私は子供のころから基本的にはこのブログに書いてあるようなことは知っていたし、若いころから考えも変わりません。我ながら進歩ないですが。
その自称「燃え尽き症候群」のクラスメイトにもいろいろ教えていたし、彼も精神医療従事者だし向精神薬の問題は知らないわけではなかったのです。でもやっぱりあまり理解はできなかったのでしょう。
卒後何年かして学園祭があったときに久々に同級生が集まろうということで会いましたが、すっかり薬物依存でラリって目がイキまくっている。
こっちで楽しそうに話していたら、話の内容よりそのこと自体が気に食わないのか一触即発という感じで、暴れだしたら押さえつけてやると思いつつ、遠慮はせず話が弾んでいたのを覚えています。
彼の主治医は昔大学紛争華やかかりし頃、金沢学会でも大騒ぎし、東大紛争で活躍し、東大病院を占拠し、反精神医療派としてブイブイならしたヤツです。彼はその精神科医を尊敬しており、彼自身も新左翼党に入って活動したりしていました。
反精神医療と言ってももちろん治療ができるわけではないし、精神病理を理解できたわけでもなく、他の何かができるわけでもない。結局、薬漬け藪医者にしかなれません。
私のことをタダの同級生と考えそんな藪医者のことを尊敬するのは極めて失礼な侮辱であり、理不尽ですがまぁ仕方ありません。数少ないクラスメイトです。
電話で彼に…
「何が反精神医療だ!何が燃え尽き症候群だっ!このバカチンがっ!お前の病気は薬物中毒、薬物依存症だろっ!」
「どんなに苦しくてもすぐに薬をやめろっ!止められなければお前の主治医のバカ医者に『薬物依存症患者に薬飲ませるとはどういうことだっ!』と怒鳴りつけてあげるぞ。」
(彼も精神医療従事者であり向精神薬のことは知らないわけではないので離脱症状無視)
「そんなバカ精神科医を尊敬して俺の言うことを聞かないならば、一切縁を切る」と強く叱責し電話を切りました。
その後しばらくして会ったときには、すっかり元に戻っており「あの時言われたことがショックだった」とは言ってましたが。そんなこと学生の時から教えていたのに…
後で知ったことはやはり想像以上のヤク中ぶりだったようです。モンスタークレーマーになりデパートの店員にイチャモンをつけ、あわや逮捕されそうになったり。そんな奴ではなかったのですが。
私とは滅多に会わないし電話もたまにしかしないし、やはり実情は知られたくないようで具体的なことはあまり聞いていませんでしたが。
人伝に聞くには、小さい子供もいましたが奥さんからも逃げられ離婚していたそうです。その奥さんも彼がデパスを止めてから戻ってきたので同一人物と再婚しました。
彼はその後、放送大学や大学院も卒業し、今では某私立医大の教授になっています。もし、そのままデパス漬けだったら今頃は廃人になっているに違いありません。
私には足を向けて寝られないはずですが、私の言うことを聞いて止めたのは定かではないし、もちろん恩を着せるつもりはありませんが。
私は上述のように親切で優しい人なので誤解なきよう。精神科医ではしありません。
「気を付けよう!甘い言葉と精神科医」。
デパスは意外にも割に副作用も出にくく、何年か服用するとドッと神経崩壊、身体崩壊することが多いようです。ベンゾ系睡眠薬や安定剤も基本的には同様ではありますが。
10年大丈夫でも11年目には一気に崩壊したりする。因果関係は証明できませんが明らかです。
ALS筋萎縮性側索硬化症様の筋肉の萎縮、神経麻痺のような状態になったり横紋筋融解症など。そんな人を何人も見たことがあります。
そうなってしまうともはや薬物を止めてもどうにもならないことが多い。横紋筋だけでなく内臓の筋肉も崩壊するし、心臓止まって死亡しても医者にとっては心不全で死んだというだけです。
話を戻して…
アモバンは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。もちろん非ベンゾ系といっても危険性は高くむしろそれ以上です。ハルシオンほどではないですが反跳性不眠になることも多い。
よく知られているのは、夢遊病のようになり、明け方コンビニに出かけ、何か買って食べるのですが当人は全く覚えていない。食べかすは散らかっているしブクブクと太ってレシートもあるしお金も無くなっているので、状況証拠はあるのですが、などなど。
他の非ベンゾ系睡眠薬も新たに続々と発売されているようですが、もちろん危険です。
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※急速に広まりつつある光トポグラフィー検査、うつ経頭蓋磁気刺激治療(TMS)
うつの最新の治療方法としてもてはやされましたが、これは保険が効かずものすごくお金がかかるのであまり広まらず、新宿クリニックのような限られた病院でしか受けられませんでした。最近、コストが低くなったのか?他の病院でもずいぶん宣伝するようになりました。
これについてもずいぶん前に前に書きましたのでご参照ください。
NHKスペシャル「ここまで来た!うつ病治療」
脳血流の画像診断装置光トポグラフィーNIRS・磁気治療法
http://68631324.at.webry.info/201608/article_48.html

脳血流の画像診断装置・光トポグラフィー(NIRS)、磁気治療法 2
http://68631324.at.webry.info/201608/article_47.html

そこでは、頭にピップエレキバンドでも巻いたほうがいいぞとか、脳の血流の問題なら逆立ちでもしたほうが良いに決まってる、などと書いたら「ウツに逆立ち」と言うのはずいぶん広まったようで、ネット上ではよく見かけるようになりました。
もちろん逆立ちでも「うつ病」は治りませんが、健康法としてはよいと思います。
壁を背中ではなくお腹側にするとやりやすいです。
磁気刺激治療(TMS)の良いところはほとんど効果がないことです。要するに電パチ(電気ショック、電気けいれん療法 ECT)を弱めたようなものなので。
電気ショックECTの方が効きますがもちろ良くなるわけではなく、脳を激しく破壊する。精神科医は短期記憶がなくなるだけと言いますが、もちろん彼らにはわからず、当人にも脳の崩壊はわかりにくいことが多いのです。周囲の人にも良くわからず良くなったと錯覚することも多い。
電気ショックECTはほとんど廃れたのですが、うつ病など抗うつ剤ではもちろん良くならないので、これも最終的手段として復活し、多用されるようになり、今ではうつ病治療の第一選択肢とさえ言われています。
あまりにも危険で脳破壊になるし、死亡例も多いので、その代わりに磁気刺激療法がもてはやされてきたという事情もあります。磁気刺激の方が電気ショックECTよりはだいぶマシで、脳破壊の程度は軽いので効き目も小さく、たぶん受けても死にません。もちろんお勧めしませんが、お金があって脳が頑丈な人、もしくはどうなってもいい人はお好きに。
私は貧乏人の味方なので逆立ちをお勧めしますが。安全には注意してください。
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※大人のADHD、発達障害キャンペーン、病気喧伝、疾患喧伝の爆発的拡大
大人のADHD、発達障害キャンペーン、病気喧伝、疾患喧伝はものすごい勢いで行われています。今となっては多くの被害者を出した「うつ病キャンペーン」でさえ、かわいいものに思えてくる。今更、精神科医もうつ病は早期に受診し抗うつ剤を飲めば治るなんてことはとても言えません。
やはりお金の力でしょうか。
こちらは色男、金と力はなかりけり、多勢に無勢ですが。治療法だけは持っているので。
発達障害(誤診)についてはこちらに書きましたのでご参照ください。
発達障害 (1) 発達障害(誤診)の拡大と混乱
http://68631324.at.webry.info/201608/article_7.html

発達障害 (2) 発達障害(誤診)の病名など(ADHD、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群)
http://68631324.at.webry.info/201608/article_6.html

発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害
http://68631324.at.webry.info/201608/article_5.html

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うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 「新型うつ病」は対象外に

うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 「新型」は対象外に
http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY201207270003.html

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うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 朝日新聞 2012年7月27日
■「新型」は対象外に
 うつ病を適切に診断して治療につなげようと、日本うつ病学会は26日、医師向けの治療指針をまとめた。うつ病の治療指針は初めてで、学会として勧める診断、治療法を示した。患者数が70万人と増え続ける中で、治療法の目安を示すことで、問題になっている誤診や安易な薬物治療をなくすことをめざす。
 うつ病は、社会的に広く知られるようになった影響や、長引く不況などで患者数が急増。厚生労働省は、2008年に70万人を突破、約10年で3倍に増えたと推計している。国内では、うつ病を含めた気分障害の薬物治療に限った指針(03年改訂)しかなく、うつ病の診断から治療に役立ち、最新データを踏まえた指針が必要との声が出ていた。
 指針では、軽症の場合、抗うつ剤を使った治療の有効性について、科学的根拠が不十分として「安易な薬物療法は厳に慎まなければならない」と明記した。中等症・重症では、1種類の抗うつ薬を十分な量と期間で使うことを基本として、合理的な理由なく、複数の抗うつ薬を使うべきではないとした。治療薬ごとの特徴も説明した。
 うつ病か診断する際に、患者に聞くべき情報の目安も示した。そううつ病や不安障害、発達障害などを誤診しないよう、受診時の症状や睡眠の状態だけでなく、病気になる前の性格の傾向、職場や学校での状態を、本人だけでなく家族ら周囲にも確認することが望ましいとした。学歴、職歴、婚姻歴の確認も有効とした。
 うつ病がどんな病気か、治療の選択肢、症状改善までの道筋などを、患者に理解してもらう心理教育やカウンセリングは治療の原則とした。
 また、最近、注目を集めている若者特有の「新型(現代型)うつ病」については、今回の指針の対象外とした。出社はできないが、旅行や飲み会などの余暇活動は楽しめるという症状だが、指針は「マスコミ用語であり、精神医学的に深く考察されたものではない」「医学的知見の明確な裏打ちはない」と記述。何らかのケアが必要な場合もあるが、現時点で明確な分類、定義はできず、科学的に根拠のある治療法はないと判断した。
 同学会理事長の神庭(かんば)重信・九州大教授(精神科)は「近年、うつに似た症状の人たちが増え、専門医でない医師が、軽いうつ病と安易に診断、治療する例が増えている。改めるきっかけにしたい」と話す。(月舘彩子)

うつ病などの短期治療、東京精神心理研究所
自浄作用はなく外圧がないと何も変わらない精神医療、精神科医
反精神医療派、精神医療批判の人たち、実際に被害にあった患者さんが声をあげているのでようやく少しずつは変わりつつありますが…

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SAPIO うつで病院に行くと殺される!?「自殺の原因はうつ」が疑わしい!

SAPIO (小学館の雑誌)
うつで病院に行くと殺される!? 
国の自殺対策の大前提となっている「自殺の原因はうつ」が疑わしい!/伊藤隼也
今回は多剤大量処方の問題や抗うつ剤等の副作用による自殺など、アクチベーションシンドロームに関しての記事です。
「八咫烏」というブログをやっている精神医療過誤・抗精神薬害被害者遺族の中川聡さん(アリスパパ)の協力による記事で、内容を詳しく知りたい人は買わなくても、ブログ「八咫烏」を検索して見るのが良いと思います。向精神薬のことについてはそれ以上詳しく正しい記事は他にないと思います。
昨年、 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」の記事が出てから、それなりに影響があったようです。今年は僅かながら自殺が減りつつあるのも、中川さんらのブログや、こうした記事の影響があったものと思われます。特に危険なパキシル等のSSRI(抗うつ剤)の処方が減り、従来の三環系抗うつ剤の処方が増えているようです。SSRIだけが危ないわけではないのですが…
今後自殺は僅かながら漸減し、向精神薬中毒死が増えるというのが識者の予想です。(精神科医はこの分野の識者ではありません。念のため。)
SAPIO 小学館 12/7号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第4回
 製薬会社から精神医療界の大物に流れた「講演料」、「原稿監修料」
発売中です。
SAPIO 小学館 11/16号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第3回
 日本の薬物処方に国連が懸念を表明、勧告 子どもへの向精神薬の処方で脳に薬が蓄積される
SAPIO 小学館 10/26号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第2回
 「医師の大量処方が覚せい剤中毒死の約25倍の死者を出している」
SAPIO 小学館 10/5号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第1回
 海外で「自殺の危険性」が警告されている薬が安易に処方されている…
 「自殺者数」と「抗うつ剤の売り上げ」がほぼ同じ時期から増え始めていた!
「ウツで病院に行くと、みんな殺される」という人が患者さんが増えてきました。無自覚に「みんな」という言葉を入れしてしまうようですが。
自殺者3万人×14年、薬物中毒死年間1万数千人、不審死年間十数万人、半端じゃない数です。
もちろんそのうちの殆んどは、病院受診者、向精神薬服用者です。
「みんな」殺されると言ってもあながち大げさでもないかも知れません。まだまだ被害の拡大はこれからですから。

SAPIO (サピオ) 2012年 7/18号 [雑誌]
小学館
2012-06-27

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鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円

鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120611/wlf12061108010000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120609/wlf12060908010001-n1.htm

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NHK クローズアップ現代 「子どもに広がる向精神薬の被害」発達障害??

NHK クローズアップ現代 「増える、向精神薬を飲む子どもたち」発達障害??
2012年6月13日(水)  午後7:30~午後7:58
番組内容:発達障害の兆候があれば小学校低学年までの子供でも向精神薬を処方している医師は全国の7割にのぼる。向精神薬を飲む子供が増えた背景と副作用に苦しむ実態をリポート。
上半身が揺れ続け、止まらなくなった12歳の子ども。足の先がけいれんし、小刻みに震え続ける高校生。今、向精神薬の副作用に苦しむ子どもが増えている。国立精神・神経医療研究センターが行った調査で、発達障害の症状がある子どもに対し、小学校低学年までに向精神薬を処方している専門医が全国で7割にのぼることが明らかになった。向精神薬が子どもの脳に及ぼす影響は未解明で、処方する量や種類について明確な安全基準はない。今月3日、薬の深刻な副作用に子どもの頃から苦しんできた人たちが集まり、安易な投薬をやめるよう強く訴えた。処方の基準が曖昧なまま進められてきた子どもへの投薬。その結果もたらされた過酷な現実を伝える。

ということなので、まだまだ、精神医療過誤・向精神薬害の実態に迫るところまではいかないでしょうけど、マトモな報道が徐々に出てきたということかも知れません。
我らがバチカンもだいぶ前から、子供に向精神薬を使用することに断固反対しています。
精神医療過誤・向精神薬害はNHKが広めてきたという面も多々あり、まずNHK側からの謝罪は必要です。
やはり責任逃れの意図を感じないわけにいきませんが…
今回はNHKも、先手を打とうとしている(でも後手後手だけど)とも言え、うつ病バブル、精神医療過誤・抗精神薬害を拡大してきた反省もあるのだとは思いますが。
「増える、向精神薬を飲む子どもたち」というのは仮題で、「子どもに広がる向精神薬の被害」というのが正式なタイトルになったそうです。これは妥当な変更なのでしょう。だとすると内容にも期待できるかもしれません。
なので当ブログでも変更しました。
と思ったら、また変更か…「“薬漬け”になりたくない ~向精神薬をのむ子ども~」
NHKに抗議、というより妨害に躍起になっている精神科医がいるようです。ある人の言葉を借りると、放送前から場外乱闘です。現代の「アヘン戦争」勃発に近づいているのか?!?
あまりにも無知・無能であった精神科医も、精神医療過誤・抗精神薬害問題が明るみに出ていることは知りつつあるようです。わずか数年前まで「離脱症状」「薬害性アクチベーションシンドローム」「常用量依存」さえ全く認識がない精神科医が殆んどでしたが、ようやく徐々に知られつつあり、防衛に走る精神科医も増え、根拠のない反論も出てきています。
民衆が医療を啓蒙するのが常ではありますが。患者や一般の人が賢くならなくては医療の暴走は止められません。
私自身は子どもは診ないし、治療自体も子どもには不向きのため(概ね思春期以降が対象)、「発達障害」分野に詳しいわけでありません。
精神疾患は殆んどの場合、思春期以降に発症、多くの場合、子どもには発達する力があるため、それ以前にはさほど問題は表面化し難いのです。
また、子どもは不均等発達が当たり前で、情緒的・精神的問題は多かれ少なかれあるものです。そこを克服しながら成長するのが必要な発達過程でもあります。感染症にもかからねば免疫はつきません。
また、症状は多分に一過性で、発達に伴い変転するのが常です。
当所では、子どもの情緒障害などの場合は、親が治療を受けることを勧めています。親が良くなれば、家庭環境や子どもに対する接し方も変わり、子どもは発達する力があるため、自然に良くなるからです。
子どもの問題以前に、やはり親の問題、家庭環境の問題が重要です。子供だけを治療しても家庭環境が変わらなければ元の木阿弥です。
親が不健康であればやはり子どもも健康には育ちません。雅子さまの病気が良くならず悪化しているから、愛子さまも不登校になるわけです。雅子さまの治療が出来れば愛子さまも良くなります。大野裕!
ともかくこの分野はバブルのようですが、問題はあまりにも錯綜してます。
発達障害という概念は従来ほぼ確定しており、(具体的には脳性麻痺、精神遅滞、自閉症、ダウン症など)、精神科分野ではなく小児科分野であり、治療の対象というよりは養育・訓練の対象です。
「児童精神科医」を称する人物の増加、台頭ととともに(それだけが理由ではないが)これまでの「うつ病バブル」以上に全く無原則に、不適切に拡大するとともに、甚だしい向精神薬害も増えているのは間違いありません。
おそらくは元々非常に珍しいはずのADHD(注意欠陥・多動性障害)やLD(学習障害)、情緒障害、PDD(広汎性発達障害)、アスペルガーなどの診断が無限速に適用され濫用されているのでしょう。このへんはうつ病バブルと同様です。
私は発達障害児施設に関わりもあったので、それなりに発達障害児も見ており、普通の精神科医より遥かに多くの患者を診ていますが、ADHDと言える子どもは(もちろん成人も)今までに1人しか見たことがありません(障害児の施設で)
「発達障害」問題は極めて錯綜しており、整理し難いのであるが、大雑把なことだけ述べておきます。もちろん従来から確定している「発達障害」の場合は別に考えるべきです。
児童精神科医には診断ができない。
精神障害と中枢神経障害の区別もついていないような精神科医に、子どもの診断ができるわけはない。子どもの精神疾患は発達途上にあるため、診断は難しいというより、そもそも確定することは不可能といって良く、まして、精神科医などに診断ができるわけはない。
精神疾患を理解していないために、薬の副作用(というより作用=薬物性の中枢神経障害、それだけではないが)も本来の症状も区別できていないことが被害を拡大した要因でもあります。
児童精神科医には治療はできない。
児童精神科医にかかってもマトモなことは大してできず、結局のところ、エビデンスもへったくれもない向精神薬の投与だけ。とっくの昔からわかりきっていたはずの向精神薬害問題も、10年以上にわたる壮大な人体実験の結果、ようやく明るみに出だしたところです。その害を子どもにも広げようとすることにしかなりません。当然、脳が発達途上にある子供のほうが、成人よりも副作用や後遺症などの悪影響は大きく、危険極まりない。
向精神薬の投与は殆んどの場合不適切
子どもの精神障害とされ児童精神科などを受診してる人は、15万人とも言われ、成人の精神障害に比べてまだ少ないが、すでに十分な実績が出ています。実績といってももちろん良くなった実績ではなく、甚だしい向精神薬害です。
基本的な使用法(目的にあった単剤、短期処方)さえ守られていないのに、精神科医にまともに薬が使えるわけはない。
大きなリスクを冒してでも、薬物性の中枢神経障害を起こしたほうがマシ、それでも子どもにとってプラスになる、という場合でなければ薬物は投与できないはずです。大人でも基本的には同じです。もちろん目先の利害だけはダメで、長期的な経過を踏まえた上で。そのような判断が児童精神科医にできるわけはありません。
そうした意味では向精神薬の使用を完全には否定することはできませんが…
親や教師、学校、教育関係者の精神科医への丸投げ、責任放棄
精神科医が良くしてくれるという甘い期待、というより責任逃れなのでしょう。すでに自殺したり変わり果てた子どもの姿を知って、そのことに罪悪感を持つ教師、養護教諭などもいるようですが。その前に何とかするのが当事者とその周辺の人のはず。
そもそも多くの場合は、第一に家庭環境、次に教育の問題です。児童精神科医を「発達障害」の専門家と考えるのは論外です。教師の側も対処する余裕がないのが現実ではあるでしょうけど。
情緒障害などの子どもの問題は殆んどの場合、親の問題、家庭環境の問題です。親が悪いのではないという甘言と脳の病気だからという間違った認識により、親と児童精神科医の結託と、教師・養護教諭などの責任放棄による子どもの抑圧が児童精神医療の実態と言えます。
多くの場合、意識的にではないが、親が子どもの健康を望んでいないからこそ、精神科医に頼るしかなくなる。
本来の「発達障害」(具体的には脳性麻痺、精神遅滞、自閉症、ダウン症など)はもちろん別の話で、私はそれらの専門家ではないので対象にしていません。こうした本来の発達障害にも向精神薬の過剰大量処方がされており、それももちろん問題ではありますが。
精神疾患についての間違った認識しかないため、児童精神科医はごっちゃにしてしまい、「発達障害」概念を無原則にを拡大し、混乱させ被害を拡大してきたわけです。念のため。
※番組を見たので追記
 「決して一律に向精神薬の投与を否定するものではありません」という、とってつけたようなコメントが、妨害に対する牽制なのでしょう。聞いていてこっちが恥ずかしくなりました。
内容自体はかなりまっとうでした。今までの報道より進歩したことは評価できます。
これからの報道に期待します。
親からのコメント
・学校から医療へのハードルが低くなりすぎ危険だと感じる。
・これでは薬漬けになってしまうと恐怖を感じている。
児童精神科医のコメント
・内心ヒヤヒヤしながら処方
・重篤な副作用も稀ではない向精神薬を使い続けることに疑問を感じる
(だったら投薬を止めて他のことを考るべきである)
石川憲彦氏のコメントも、まだそんな寝ぼけたことを…、と言いたいところではありますが、報道の現状では妥当なところとせざるを得ないでしょう。
見逃した方はとりあえずこちら
“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~
向精神薬漬けにされる子どもたち―文科省方針で乱用・大量投与
NHKオンデマンドでも視聴することができます。有料ですが単品でも視聴可。
ここでナレーション、ほぼ全文を見ることができます。
クローズアップ現代「“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~」書き起こし・ほぼ完全版 #nhk
※追記
発達障害(誤診)についてはこちらにも書きましたのでご覧ください。
発達障害 (1):発達障害(誤診)の拡大と混乱
発達障害 (2):発達障害(誤診)の病名など
発達障害(3a) 発達障害(誤診)の症例-1、統合失調症の疑い、AD/HD 注意欠陥多動性障害

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NHK “新型うつ”にどう向き合うか 第1回 翻弄される企業と若者の苦悩

また「新型うつ」か…
NHK シリーズ“新型うつ”にどう向き合うか 第1回 翻弄される企業と若者の苦悩
要するに重症でもない人が病院に行くようになり、抗うつ剤等の薬物療法の結果、余計に悪化してるだけのことである。
昔は重症の人しか精神科や心療内科などの病院には行かなかったが。
旧型だろうが新型だろうが病院に行けば、向精神薬を服用して悪くなるのは当たり前。
効果が全くないわけではなく、最初は楽なったと感じる人も少数はいる。もちろん良くなったわけではない。
重症でなければ仕事はできないわけではないにしても、やはり困難な場面、イヤな役割からは逃げがちになるし、重症だと遊びも無理だが…
旅行やレジャーなど楽しいことも、むしろエネルギーを使う。後で余計にウツになる。なので悪循環になる。
つい最近までは、そういう人は病気扱いされたくないので、何とかやるしかなかったが、ダメなのは病気のせいにして、病気を自慢するようなり、病院に行くので余計に悪くなるというだけの話だ。
「うつ病は薬で治る」とデマを流して患者を集めたものの、薬で良くならないことがバレつつあり、従来のうつ病とは違って「現代型うつ病、新型うつ病」だから薬ではなかなか治らないと精神科医が言い訳を始め、良くならないことを正当化したことが名称の由来。
確かに病像自体も世の中の変化によって、変わっては来ているのだが…
中年以上の患者も多いが、若い頃から「病気」に至るまで特に変化があったわけではない。
元々病気であるが、病気だとは認めず指摘されれば烈火のごく起るような人が、だからこそ仕事や日常生活など破綻を見せないようにしていた人が、仕事や人間関係など、精神的にキツくなったなどの理由でいよいよやっていけなくなり、病気のせいにして開き直り、病気を自慢するようになった。
うつ病は他の精神疾患より聞こえは良かった。
精神科医は、従来のうつ病は怠け病ではない、真面目な良い人がなる、と言っていたのが、最近の患者はそうでもないので蔑称として、半怠け病と言えば患者の反発を買うので、新型うつ病、現代型うつ病と言うのだが、患者は自分の問題を、世の中や他者のせいにして、得意げに「うつ病」を自称するようになった。
新型、現代型とつければ聞こえも良く、自尊心を満足させ、患者を引き付けることもできる。何とも上手いマーケッティングによる医療、MBMである。
番組では精神的な未熟さと家族の問題をとりあげたのは評価できる。
したがって薬で良くなるわけはないのだが、まだまだ報道内容はそこまで至っていない。
徐々に精神医療の実態に迫らざるを得なくはなるとは思うが。
今後に期待できるだろうか?? 
※追記
NHK シリーズ“新型うつ”にどう向き合うか第2回 医療と企業の最前線

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労働安全衛生法改正案、メンタルヘルス検査義務化、事実上廃案に

労働安全衛生法改正案、メンタルヘルス検査義務化が、とりあえず事実上廃案になったようで良かったです。
リスクと向き合う:メンタルヘルス検査義務化に批判
http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040143000c.html
リスクと向き合う:メンタルヘルス検査 焦る厚労省
http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040144000c.html
毎日新聞
メンタルヘルス検査義務化がなぜ悪いのか。当たり前ですが…
職場環境や仕事のあり方を改善しよう、自分の問題を克服ていこう、ってことにはならず、結局のところ早期発見→精神科受診につなげるということになってしまい、今までよりさらに、自殺、薬害死、薬物依存・慢性薬物中毒→廃人化を増やすだけだから。
もう既に多くの犠牲者を出し、結果が出ている悪いことを、国民、職場、皆で一体となってもっともっとやりましょうということにしかならない。
自殺者が増えたのは、抗うつ剤など向精神薬の作用によるものです。既に製薬会社も、自殺などの衝動行為、アクチベーションシンドロームが起こることを認めており、薬の添付文書にも記載されています。
メンタルヘルスチェック義務化が、とりあえず事実上廃案反精神医療の人たちの成果でもあります。
精神科医もこれじゃいくらなんでもボロ出しすぎってことが予測できるので、反対の意見が強かったようですが。
このままだと精神科医や精神科・心療内科などの自体が社会から抹殺されてしまうことを、自覚せずとも恐れているのだと思う。
職場環境や仕事のあり方を改善しよう、自分の問題を克服ていこう、ということになったとしても、今の社会や人々の考えでは、いい方向に向かいそうにない。
やはり人々の精神健康や幸福のためではなく、精神障害者を職場から排除しようとか、職場の業績向上、似非「合理化」のため、お互い足引っ張ったり首締め合ったり、という方向になりそうなので。
そうならないためにはどうしたら良いかが問題です。
やはり、精神疾患に関する正しい理解を深めることは必要です。患者も一般の人も。
程度や傾向の差こそ大きけれど、ある意味、皆病気ですから。
精神科医に正しい理解や治療を期待するのは今後も無理でしょうから。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

病気喧伝(disease-mongering) 「双極性障害」、「眠れてますか?」キャンペーン
精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

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報道特集 TBSテレビ 『精神薬大量処方の暗部 』

報道特集 TBSテレビ で4/28(土) 17:30~
   再放送 TBSニュースバード 4/30(月) 11:00~
『精神薬大量処方の暗部
精神科での薬の大量処方が今深刻な事態を招いている。
一度に500錠を服用し死に至ったケースなど、なかなか
表沙汰にならない診察室の実情を患者遺族らが告白した。』
そう特別な事例ではないのだが、とりあえず事例を出して
精神科の問題を明るみに出そうということかな?
好意的に解釈すれば。
まだまだ、現実には迫らない生ぬるい番組だとは思いますが
大手マスコミが精神医療問題をとりあえげることは、現状では有意義なことでしょう。
今さらではありますが。
懸念されるのは、悪いのは一部の事例、一部の精神科医、病院や、不適切な過度の多剤大量処方だけ、とされてしまうことです。
程度の差はあれど基本的には全部悪い。
───────────────────────────────────
以上、2日前に書きましたが、本日番組を見ました。
この手の報道としては、今までよりは多少の進歩はあったと思いますが、まだまだ実態には迫っていません。
多剤大量処方の問題だけでなく、過剰服用・オーバードーズ、急性薬物中毒死、希死念慮・自殺衝動をもたらす、といったことに触れている点では評価できます。
とりあえずはまだまだ精神医療過誤・向精神薬害に関する認識を広めるというのが報道の役割ではあります。
根本的に間違っているのは、向精神薬には適量処方、適量服用している人が大半という誤った認識です。向精神薬の適量はありません。
一部の精神科医、一部の病院が悪いというのは全くの誤解であり、程度の差こそあれ全てが悪いのです。
覚せい剤の適量使用はありえないのと同じ。向精神薬と覚せい剤の本質的な違いはないのです。
とは言え、さんざん酷い目にあって懲りているはずが、何だかんだ理由をつけて服薬したがる人や服薬を正当化する人が多いのも、アルコール依存症など他の依存症、慢性中毒と同じ。
もちろん向精神薬の減薬・断薬は離脱症状がひどい場合も多く、飲み続けるのも危険だが止めるのも苦しく、危険が伴うので止めるに止められなくなる。
多くの場合、「適正処方」の結果が、常用量依存症,慢性中毒→多剤大量処方→急性中毒死、自殺、廃人化です。
医師の処方通り服薬した結果、患者はオーバードーズする。自分の意志で行うわけではなく、そうする他はないという状態に追い込まれたからであり、もはや自分の意志など何の力ももたない。
患者の問題ではなく、医者の問題である。覚せい剤と異なるのはこの点で、覚せい剤はいくらかなりとも自分の意志で服用するが、向精神薬の過量服用は止めようにも自分の意志ではどうにもならない。
シャブの売人だって強制するわけではないし普通は勧めもしない。その意味では服薬を勧める精神科医の方が悪質。
多剤大量処方の場合の方、単剤少量よりずっと有害で危険ではあるが、単剤少量でも非常に危険な場合が多い。もちろん長くなるとなお有害・危険。
個人差ももちろん大きく、精神科医に予測などつくわけがない。依存性はない、副作用も少なく危険性もない、と思ってるんだから。
金儲けのために依存性の強い薬を処方するという話も出てきましたが、それはごく一部で、そこまで薬について知っているわけではなくて、今だに依存性や危険性がないと考えている精神科医が多い。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬・精神安定剤、睡眠薬・睡眠導入剤は依存性が高いので、良くならなくても患者は薬を求めて病院に来るし、薬欲しさに文句も言わないので、ベンゾ系の抗精神薬は病院経営にとてもよい薬、必要不可欠とうそぶく(ホント吹くか?)精神科医もいることはいるけど。
殆んどの精神科医は確信犯ではなく、謂わば、「愚かで間違った善意と無知による無自覚犯罪」
製薬会社、厚生労働省など関係各機関、病院、精神科医、患者、一般の人の「善意の共謀」
抗うつ剤がうつ病に対応しているわけではなく、薬物性の中枢神経障害を加えているだけで、対処療法とさえ言えません。ウツが軽快したかのような錯覚を起こさせる、症状をわからなくさせるものと言ったほうがいいでしょう。
毒も薬になりうるのは適材適所であればのことで、うつ病等精神疾患と抗うつ剤等向精神薬は全くの見当違いでしかありません。これからも、うつ病に適した薬(毒)が開発されることは有り得ません。
睡眠薬はもちろん不眠症を治す薬ではなく、厳密に言えば眠らせる薬でもなく、意識障害を起こす薬です。
抗不安薬は何ら不安を解消せず、せいぜい不安を感じなくさせる、不安がわからなくなるといった効果しかありません。もちろん服用して効果があっても、いずれまとめて膨大な利息がついた請求書がくるだけでなく、有無を言わさぬ取り立てが来ます。
向精神薬の服用は、「元の疾患」プラス「薬物性の中枢神経障害」をもたらすだけです。
せいぜいのところ、
・元の疾患だけより、プラス、薬物性中枢神経障害、慢性薬物依存症はマシという場合もあるか?
・大きなリスクを冒してでも、何かのきっかけにはなりうるか?
・必要悪として認められる場合もありうるか?
という問題に過ぎませんが、検証不可能な問題でもあります。
患者が多く精神科医が不足しており、診療報酬がきびしいので時間がかけられないという所も大きな間違いです。
病気の人は増えたわけではなく、受診・服薬する人が増えただけだし、時間と金がかけられれば心理療法など何かマトモなことができるわけではないんだから精神科医など増やす必要はない。
そんなこと殆んどの精神科医は知らないし、できないしやったこともないのだから。
むしろ精神科医を減らして、受診できる患者が僅かになれば、自殺や向精神薬害が激減するだけでなく、病気が治らないまでも回復する患者は圧倒的に増える。実際、つい最近、20年位前まではそうだったのだ。
そんなに病院経営が大変で精神科医が儲からないなら、廃業して別の仕事でもすれば、医者良し、患者良し、世間良し、三方良し三方両得ではないか。
病気の人が増えていないのに精神科医を増やす必要などありません。
病院を受診する人が増えて、自殺や薬物中毒など向精神薬害が増えたただけ、というのが、ここ十数年の経過です。
精神科医や精神科・心療内科などの病院が増えすぎたから向精神薬害被害者が増大したとも言えます。
4/29 NHKスペシャル「職場を襲う“新型うつ”」という番組もやったそうなのですが、それは見ませんでした。
こちらは、「新型うつ病、現代型うつ病」の喧伝に終始したようです。
そんなのまやかしとしても、何年も前の話である。バカバカしいけど、有害であること甚だしい。
 うつ病など精神疾患の原因に即した、薬を使わない正しい治療法をお求めの方は、東京精神心理研究所へお越しください。
短期で改善できる治療を行い、精神健康向上のための指導をしています。
独自の治療法ですが、強いて言えば
・神経療法(という言葉は普通はなく、実際に他にはありません。独自に開発)
・催眠療法(一般の催眠療法とは異なりますが、催眠を使うので催眠療法を称しています)
・精神分析的心理療法(新フロイト派の流れを汲む)
 これらを統合した安全で確実な治療法です。もちろん薬は使いません。
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