睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン 厚生労働省、初の指針

睡眠薬、上手な使い方は? 厚労省研究班などが指針 (朝日新聞)
 【大岩ゆり】10人に1人が悩んでいるといわれる不眠症で、睡眠薬を適切に使って、上手にやめるための診療指針ができた。まずは生活習慣を改善し、睡眠薬を使う場合は患者の症状や体質に合う薬を、原則として1種類だけ使うよう勧めている。厚生労働省研究班と日本睡眠学会が13日、公表した。
 指針では、効果の時間が短い睡眠導入剤など睡眠薬との上手なつきあい方を40項目のQ&A形式で解説している。不眠症ではまずは睡眠薬に頼らず生活習慣を見直すことが重要とした。効果的な対策として、定期的な運動▽就寝前の空腹を避ける▽就寝4時間前以降は日本茶やチョコレートなどカフェインの入った飲食物を避ける▽就寝前は喫煙しない、を挙げた。
 睡眠薬は基本的には1種類を服用。寝付きが悪いのか、途中や早朝に目覚めるのか、年代や持病があるかなどを考慮して、薬を選ぶ必要があり、指針には適した薬を例示してある。
 研究班主任研究者の三島和夫・国立精神・神経医療研究センター部長は「睡眠薬は原則として、ずっと服用し続けていいものではない。治ったら、ゆっくり減らしながら徐々にやめることが基本」と解説する。
 国内では睡眠薬に頼る人が増えており、3カ月に1度、処方を受ける成人は5%近い。複数の薬を服用する人も多く、精神科患者では4割近いという。
     ◇
【主なQ&A】
 睡眠薬の使い方、やめ方の指針は、日本睡眠学会(http://jssr.jp/)のサイトに。
 Q 寝酒の方が安心か?
 A アルコールは睡眠の後半の眠りが浅くなり、睡眠の質が悪化する。
 Q ストレスや精神疾患による不眠に睡眠薬は効果があるか?
 A うつ病の不眠には効果的。心的外傷後ストレス障害(PTSD)にはあまり効果がない。アルコール依存症は、睡眠薬の副作用が起こりやすく薦めない。
 Q トイレが近く眠れない。睡眠薬が必要か?
 A 頻尿の原因となる疾患の治療が最も大切。泌尿器科医や主治医に相談を。
 Q 高齢者の不眠症にも効果があるか?
 A 効果がある。一方、高齢者は薬の副作用が出やすいので注意を。
 Q 睡眠薬を服用中に妊娠。大丈夫か?
 A 大部分の睡眠薬の安全性はまだ不明。睡眠薬の種類や量、不眠の重症度などを総合的に判断すべきだ。相談窓口「妊娠と薬情報センター」もある。
 Q 更年期障害で眠れない。睡眠薬は必要か?
 A 更年期障害の不眠に効果がある薬は2種類ある。
 Q 睡眠薬を飲んでも眠れない。増量すれば効果が出るか?
 A 一定の効果が出る一方、翌日の眠気やふらつきが増える可能性も。安易に増量すべきではない。
 Q いつまで服用?
 A 夜の不眠症状が改善し、日中の心身の調子が良くなったら減量や中止を。
 Q 薬の減量法は?
 A 1種類を4分の1錠ずつ減らす。1~2週間様子をみて問題なければ、さらに4分の1錠減らす。中止する場合は、不眠や動悸(どうき)、吐き気、不安感などの離脱症状に注意して、時間をかけてゆっくりと。

睡眠薬の適切使用に向けた初の指針 (NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130613/k10015276791000.html
睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン
ー出口を見据えた不眠医療マニュアルー
http://www.ncnp.go.jp/pdf/press_130611_2.pdf
まったく、今さらである。
睡眠薬の上手な使い方などありません。どうしてもやりたいなら3日以内、断続的でも長期服用はダメ。
長期処方ができるのは日本と韓国くらいだと言われています。当然、睡眠薬中毒の人も多い。
睡眠薬・抗不安薬、処方量でも… 依存症にご注意! ベンゾ系、ベンゾジアゼピン

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精神科医療批判は国民の義務 『医原病としてのうつ病』 井原 裕 精神神経学会

 『医原病としてのうつ病』 井原 裕
孫引きですけど、第109回日本精神神経学会学術総会(2013年5月23~25日)の抄録より

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『「うつ病」はもはや医原病、一定期間以上の服薬者はすでに抗精神薬依存症、薬物中毒』とは、私はもう10年以上前から言っておりHPにも書いており、反精神医療の人もそういう人がいますが、一部の精神科医もようやくそうした認識を持つようになりました。
ちなみに「うつ病はもはや医原病」というフレーズは、もう既に私が10年近く前から(何年も待って現象が明らかになってから)言っていったことで、HPにも書いていました。反発かったけどね。
「精神科医はマッチポンプ、ポンプから噴出すのはガソリン」、とか、「向精神薬は遭難者に毒饅頭」、といったフレーズは10年以上前からネット上で言ってるので、たぶん私がオリジナルだと思う。許可無くマネしてもいいですけど。
「精神科医療批判は国民の義務」というフレーズは井原さんオリジナルでしょうね。私はむしろ、患者も周囲の人も自己批判が必要とは言ってましたが。
いずれにしても、一見奇妙に思う人も多いかと思いますが、そうではありません。
国民の払っている健康保険料や税金が、人々の健康を害したり、命を奪うことにも使われているですから、当然でしょう。自殺が増えたのも抗うつ剤等、抗精神薬の作用(副作用)賦活化症候群(アクチベーションシンドローム)が主な原因です。
軽症にすぎなかった患者も受診・服薬で、慢性の薬害性中枢神経障害者となってしまい、仕事や生活も立ち行かなくなり、保護、扶助のための、障害年金や生活保護費などの費用も増えるばかりです。
精神医療など有害医療を縮小させれば、消費税率など簡単に吸収してしまい、問題にはなりませんが、このままではいくら税金を増やしても追いつきません。老人も増えるというのに。
「この国は医療に滅ぼされる」とは、ある医療ジャーナリストの言葉ですが、あながち大げさでもありません。
一方では、「病気かどうかはわからんが、とりあえず専門医に相談してみたら」、「早めに精神科や心療内科をを受診して…」、「今は副作用も少なくて安全な良い薬があるようだから…」などと言って、犯罪のお先棒担ぎのようなことをしてしまった人もいるかと思います。自己批判も国民の義務かもしれません。
精神医学会、精神医療界は自浄作用もありません。
井原裕さんも、業を煮やしてついにココまで、あの手この手を考えてようやく、ということなんでしょうけど。
しかし、文字通り受け取るならば根本的な誤りを指摘しないわけにはいかない。
精神科医の立場を守りつつ、事実を認めさせ、被害者を減らすための、戦略的レットリックなのかもしれないが。
これは一般の人にも、反精神医療派の人にも共通したことでもある。
(これ書くと多方面から大いに反感を買うけど)
『精神科医は、「こころの病気」について知っているが、「悩める健康人」については知らない』
 のではなく、「こころの病気」についてこそ、無知蒙昧なのである。「悩める健康人」についてももちろん無知ですが。
「こころの病気」について知っていれば、そもそも向精神薬など使うわけはない。
そもそも「心の病気の人」とは謂わば「悩める健康人」のことである。
苦悩の程度の差がとてつもなく大きく、傾向も様々であるというだけである。
自覚症状がなく、当人の主観では、「悩める」わけではない人ももちろんいるが。
語弊があるのでより正確に言うならば、「心の病気の人」は、「身体的にはもしくは脳は健康であっても、精神的に苦悩する人」のことである。程度、傾向の差は激しくともすべての人は病気であり、完全に健康な人もありえない、とは言える。
昔から「うつ病」というのは脳の病気ではなく(もちろん脳の状態は健康的ではないが)、原因は過去の心的外傷と現在のストレス、不適応である。
さしあたっての問題はなくとも、とてつもなく悩めるがゆえ、激しい抑うつ状態に長期に渡って陥り、抜け出せない人のことである。
従って治療は、過去そのものは変えられないので、過去の影響を変えて、現在の不適応や問題を解決、克服することである。
遺伝による脳病としての、うつ病など発見されたことも証明されたこともない。
(そういう病気はあるが、神経症はもちろん、うつ病や精神分裂病〔統合失調症〕もそうではない。)
もちろん、「うつ病」保険病名、単一疾患名、疾患単位として良いか?の問題はあるし、今更であるが、無原則に拡大したのはもちろん大問題であるが。
昔から私は疾患名、疾患単位ではなく、便宜的な疾患概念と考えている。
したがって、精神の病気は存在しない、というのもまた不適切である。
自分自身の精神的問題、精神病理を自覚せず正当化する人、身近に精神疾患の人がいない人が、そのように考える傾向がある。
精神疾患を脳の病気、身体の病気と同様に考えると、そんなものは存在しないということはなるが。
(脳の病気は中枢神経疾患であり精神疾患ではない)
著しく健康を損ねているという意味では、精神疾患もまた病気と考えざるをえないはずである。
「悩める健康人」の成長と、「心の病気」の治療は同じことである。
もし精神科医に「こころの病気」の治療ができるのなら、大いに「病気喧伝」をして受診者を増やすべきである。それが文化の発展、人類の進歩というものである。
しかしながら、向精神薬で「こころの病気」が良くなるわけはなく、有害なばかり、薬物処方しかできないのに患者を増やして、抗精神薬害をまきちらし医原病をつくってきたのが問題なのである。
これは人類の進歩に反する。
圧倒的に後退しているのが精神医学・精神医療という「学問」「(科学)技術」である。
誰かが、「患者は病院には行かず寺に行け、治療は精神科医ではなく、坊さんにやらせろ、寺や坊さんは本来の役割を果たせ」と言ってたな。
それも一理はあるし、全く見当違いではないですが。
精神科医よりはマシだろうけど、そうなったらこれまた暴走しそうである。
伝統宗教が謙虚?に「治療」を避けてきたのは、それなりの理由がある。
精神医療は「こころの病気」について知っているわけではなく、治療もできないのに、ずうずうしくもそこに入り込んで、被害を拡大してしまった。
井原裕さん本人はともかくとして、悪くとれば、精神科医の開き直りとも受け取れるし、実際に逆手にとる精神科医もいるだろう。
既にその傾向はあり、薬は患者が要望するから出していると開き直っている精神科医は多いし、患者に薬を選ばせたり、自分の判断で服薬を調節してもよい、などと言う精神科医も増えているようだ。
アドヒアランスもまた大いに問題であり、医者の側の責任逃れ、開き直りに使われてしまう。
これからはこういう自業自得論も大いに流行りそうな気もする。
 精神医療過誤、抗精神薬害問題は、患者が薬を要求し国民がそれを認めたせいだ。
 原発問題は国民がそれを批判せず、望んだからだ。
 国や政治家や電力会社を批判する義務を怠ってきたからだ、などなど
※井原裕さんについてはこちらでも触れています。
『生活習慣病としてのうつ病』 井原裕
『双極性障害と病気喧伝(disease-mongering)』 井原裕 「双極性障害」、「眠れてますか?」キャンペーン
精神医療だけでなく医療は曲がり角にきていることは間違いなさそうだ。
これなんかもえらい売れているみたいだし。同類の本も書店では山積みされている。


私は40年以上も前から精神医療批判の義務を果たしてきましたが。甘かったのも事実。
自分が向精神薬害、精神医療過誤の被害にあったわけではないし。
昔から治療ができたわけではないし。(治療法を確立したのは約20年前)
できないくせに偉そうなことは言えなかった。
批判はしていても、観方によっては直接ではないが加害者の側だったとも言える。精神科病院のスタッフでもあったり、医学部の教師でもあった。
今とは異なり、私の存在自体が精神医療批判であっても、そうそう対立もせず、むしろ批判者として受け入れられる状況もあった。
原発も30数年前に建設反対デモに行ったきり。
「自分たちさえ良ければ、というのが最もエコに反する」 「専門性の解体」 「科学批判、科学の相対化」
といったことが大学時代に作った「エコロジー研究会」のスローガンであった。
昔、この「脱病院化社会」を読んだ時には、俺以外にこんなことを考えている奴がいたのか! 世界は広いな、と思ったのは若気の至り。
内容は古い部分もあるが、基本的にはむしろ今でこそ革新的だと思う。当たり前のことだとも言えるが。

脱病院化社会―医療の限界 (晶文社クラシックス)
晶文社
イヴァン イリッチ

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これからどうするか?
もちろん代替療法に甘んじるつもりはありません。そもそも代替案ではなくこっちが本案だし。
ずっと先のことも考えて準備はしています。
若い頃は何もできなかったけど、昔からの志を実現できたことは、つくづく幸運なことだと思います。
話がずれて、しかも過去に向かったり、自分語りになってしまうのが、ジジイの悪いクセです。スミマセン

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向精神薬、減薬、断薬のために参考になるかもしれない本

向精神薬、減薬、断薬のために参考になるかもしれない本
それぞれ問題はありますけど。この手の本自体がまだ少ないので。本気で向精神薬、減薬、断薬に取り組む精神科医もいません。
やはり何ごとも鵜呑みにしてはいけません。特に精神科医の言うことは。

うつ・不安・不眠の薬の減らし方
秀和システム
原井 宏明

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心の病に薬はいらない!
かんき出版
内海 聡

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抗精神病薬の「身体副作用」がわかる―The Third Disease
医学書院
長嶺 敬彦

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アシュトンマニュアル 日本語版
http://www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf
精神薬から離脱するための、ハーム・リダクション・ガイド
http://www.theicarusproject.net/downloads/ComingOffPsychDrugsHarmReductGuide-Japanese.pdf

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「睡眠導入剤を大量服用の女子高生、治療怠り死亡」 どういうことでしょうか?

睡眠導入剤を大量服用の女子高生、治療怠り死亡
2009年4月、睡眠導入剤などを大量に服用して運ばれた女子高生(当時18歳)を治療せずに帰宅させて死亡させたとして、福岡県警は、産業医科大病院(北九州市八幡西区)の神経精神科に勤務していた男性医師(30歳代)を業務上過失致死容疑で近く福岡地検小倉支部に書類送検する方針を固めた。
 捜査関係者などによると、女子高生は03年頃から、うつ病を患って通院しており、医師は主治医だった。09年4月19日夜、女子高生は北九州市小倉北区の自宅で処方されていた睡眠導入剤などを大量に服用して意識がもうろうとなり、両親が車で搬送した。
 同日午後11時半頃、当直勤務だった医師は病院の駐車場で車の外から、車中で寝ている女子高生を見て、「そのまま連れて帰って大丈夫」などと話し、両親が治療を求めたにもかかわらず、これに応じなかった。
(2013年4月11日08時14分 読売新聞)

とりあえず情報としてはこれだけなので、よくわからないのですが。
多分に推測に基づいて、ということになってしまいますが、いくつかの大きな問題が含まれているので、そのポイントについで述べてみたいと思います。
睡眠薬・抗不安薬、処方量でも… 依存症にご注意!

睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン

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新型抗うつ薬SSRI、効果なし?18歳未満「慎重に」

新型抗うつ薬SSRI、効果なし?18歳未満「慎重に」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130329-OYT1T01352.htm?from=ylist
 厚生労働省は29日、1999年以降に承認された新タイプの抗うつ薬の投与について、18歳未満へは慎重に検討することを添付文書に記載するよう、日本製薬団体連合会に指示した。
 海外での臨床試験で有効性が確認できなかったための措置。対象となる抗うつ薬は6種類。商品としてはレクサプロ、ジェイゾロフト、サインバルタ、レメロン、リフレックス、ルボックス、デプロメール、トレドミンの8種類ある。
 厚労省は「すでに服用中の患者は自己判断で中止せず、医師の指示に従ってほしい」としている。
 神庭重信・日本うつ病学会理事長の話「効果が現れていないケースでも、服薬を突然やめると不安感やめまい、不眠などの中断症候群が現れる恐れがある。通常1週間ほどの減薬で中止できるので、主治医に相談してほしい」
(2013年3月30日08時59分 読売新聞)

詳細はこちらを確認
『独立行政法人 医薬品医療機器総合情報』
医薬品関連情報 > 使用上の注意の改訂指示 > 平成24年度指示分
http://www.info.pmda.go.jp/kaitei/kaitei2012.html
とりあえず、こちらをご参考に。
『八咫烏(やたがらす)』
抗うつ薬は2週間でやめられる』という日本うつ病学会理事長の暴言
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11501113086.html
SSRI、SNRI、医薬品添付文書改訂における不遜
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11496403933.html
『精神科医の犯罪を問う』
新世代抗うつ薬、18歳未満に効果なし
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/53919464.html
『精神医療の真実  聞かせてください、あなたの体験』
抗うつ薬、子どもへの有効性確認できず
http://ameblo.jp/momo-kako/entry-11501224093.html
そもそも使い道のなかった薬を、多国籍企業の製薬会社と御用精神科医が治験データを捏造し、賄賂等でで公的機関に「うつ病」の薬として認可させ、「うつ病は早期受診、薬で治る」という病気喧伝で広めたものですから、効果がないのは当たり前です。
(既にこうしたプロセスは内部告発等で暴露され製薬会社側も認めています)
新型抗うつ剤SSRIの中でも最も危険とされているパキシルが入っていませんが、既に指示が出ているためと思われます。既にパキシルの添付文書には、7~18歳の大うつ病患者には効果がないこと、自殺を促進する危険性があることが書かれています。
効果がないだけならさほど問題はありませんが、あまりにも危険性がの高い。
特に脳が発達途上にある子供にとっては、新型抗うつ剤SSRIに限らず、向精神薬は殆ど脳破壊薬として作用するはわかりきっていたことです。
子供には酒でさえ飲ませてはいけないのは行動異常と健康に有害なためで、法的にも禁じられていますが向精神薬など中枢神経に作用する物質は基本的には同様です。
おそらく、このまま子どもに対する抗うつ剤の使用を認めていると、被害が拡大してしまうので、あまりに高い危険性が明るみに出ることを恐れ、効果がないことを前面に出すことにした、というすりかえ、ごまかしという意味もあるのでしょう。
精神医療に自浄作用はありません。
新型抗うつ剤SSRIは、成人にも効果は乏しく、効果があるのは1割程度、もちろん成人にとっても副作用(実は作用)も強く、依存性も強く、自殺などの衝動行為を引き起こすアクチベーション(賦活化症候群)などの危険性も高いのです。
当然ですが特に長期服用、他剤併用(もちろん多剤併用も)だと尚のことで、脳も壊すので断薬した後でも後遺症さえ残ります。
新型抗うつ剤は前世紀の終わりごろから使われるようになり、急激に自殺者も増やしてしまいました。
それも莫大な医療費、すなわち健康保険料や税金を費やして。もちろん、患者本人の経済的負担や損失も莫大なものですが。
 コーヒーを飲んで眠気がなくなったからといって、睡眠不足が解消するわけはないし、ナポレオンのように短い睡眠で済むわけではありません。
睡眠不足のツケはもちろん後で回ってきます。
 酒を飲んで不安や葛藤を紛らわせることができても、もちろん不安や葛藤が克服できるわけはない。
先延ばしにして溜め込んだ不安は、後で増幅して襲ってくる。むしろ後で倍返し。爆弾を大きくしているようなものです。
 麻薬・覚せい剤(使いにくいので禁止された旧向精神薬)で気分良くなったとしても、悟りが啓けるわけでもないし、天才的アーティストになれるわけでもありません。
抗うつ剤SSRIを服用して効果があったからとしても、うつ病が治るのとは違うことです。
仕事のキツさが減るわけもないし、パワハラをするような悪質上司の性格が良くなったり、立派な人格者になるわけはないし、外的なストレスが解消するわけはありません。
自分のストレスへの対処能力が上がるわけでもないし、人間関係が良くなるわけでもないし、打たれ強くなるわけでもないし、適応能力が向上したり、人間が成長・成熟するわけでもありません。
飽くまでも、あたかもウツが軽減したかのような影響、疑似的な抗うつ効果が一部の人(プラセボを除くと1割程度)にある、というだけです。それも短期的効果であり、長期は続きません。
もちろん、飲み続けると効果は無くなるどころか、逆説反応(パラドックス反応)があり、余計にウツが酷くなってしまいます。
肝臓だけでなく身体の負担も大きく、中枢神経の負担も増えるため、当然、逆効果になるわけです。
効果が継続すれば良いわけではもちろんありません。
当然依存性もあるし、副作用(実は作用)も酷いし、自殺や他害などの衝動行為を促進するアクチベーション(賦活化症候群)も起こります。
抗うつ剤に限らず向精神薬は、中枢神経の働きを無理やり捻じ曲げて、中枢神経障害をもたらすだけです。それで、ウツが軽くなったように感じたり、周囲からもそう見えることもある、というだけのことです。
覚せい剤でも、真面目な人やリア充の人、日常生活に満足している人、向上心がある人や、精神が充実している人などには効果がなく、気分悪くなるだけ、と言われています。どこまでホントかは知りませんが。
(ちなみに私が聞いた限りでは、覚せい剤経験者〔7~8人、いずれも止めた人〕の全てが、「たぶん実際にそうだと思う」と言っていました。)
抗うつ剤SSRIだけでなく、もちろん他の向精神薬も同じです。効くほうがおかしい。
効かなければやめたほうが良いのは当たり前ですが、効くなら尚のことヤメたほうが良いでしょう。
しかし、効かなくても飲み続ける人が多いのはもちろん依存性が強く、止めると離脱症状(禁断症状、断薬時症候群)が現われるからでもあります。
精神科医にもようやく離脱症状が知られるようになりましたが、ほとんど理解しておらず、離脱症状が現れても元々の病気のせい、もしくは病気が悪化したせいにします。
殆どの長期服用者が効果がないどころ悪影響が強いのに止められない、これは精神依存が強いからでもあります。
身体依存、脳破壊よりも精神依存の方が恐いかも知れません。依存の自覚そのものがなくなり、服薬を正当化し、止めようとも思わなくなるので。
薬物に依存するということは物質だけでなく、他に依存するということでもあります。
薬に頼るなら、宗教にでも頼ったほうがよほどマシです。
誤解を恐れずに言えば、伝統宗教に頼るのは案外安全です。
長い歴史の中で、魔女狩りやら禅病やら色々な問題も起りましたが、それなりに克服してきた伝統があるからです。
概して言えば、その点で新興宗教は既に伝統宗教が経験した問題にまだ気づいていなかったり、問題が伏在しており、これから問題が起る可能性も高いため、やはり危険性が高いと言えます。
日本うつ病学会理事長、神庭重信は、何と!「通常1週間ほどの減薬で中止できる」と言ってます。
これは見過ごすことはできません。事実誤認、欺瞞も甚だしい。大いに物議を醸すはずです。
いかに精神科医が無知蒙昧、自己正当化、自己保身の権化であることを現しています。あえて「通常1週間ほどの減薬で中止できる」と言うからには、おそらく確信犯でしょうけど。
精神科医や日本うつ病学会は、1週間以上、離脱症状(禁断症状、断薬時症候群)、退薬症状、中断症候群が続く場合、元の病気のせい、悪化したためとすることになっている、と言うわけです。今までと同じ、どこまでいっても責任逃れ、責任転嫁。
好意的に受け取るなら、単に1週間程で分解され血中濃度も下がり薬効がなくなる、と言うだけのことかもしれませんが。
。それでも事実に反するし(薬物の蓄積もある)、それを言うなら、「1週間程度で(禁断症状、断薬時症候群)が起る可能性が大きく中止するのもたいへん危険である」、と書くべきです。
抗うつ剤の減薬・断薬は飲み続けた期間より長くかかる、とさえ言われてます。まして1ヶ月で止められるなど、無知蒙昧、無責任も甚だしい。人によって大幅に違うので一概には言えませんが。
精神科医は向精神薬害の責任は取ってくれません。もちろん補償もしません。被害を蒙り、損をするのは患者ばかりです。
飲み続けるのも危険ですが、減薬・断薬も離脱症状もあり危険が伴いますので、慎重に行う必要があります。
上手く止められて、後遺症もなかったとしても、良くても元の木阿弥、振り出しに戻る…。
大変な経験をして断薬した人も増えており、そうした経験自体が貴重で得るものもあった、自分が強くなったという人もいますけど。
転んでもタダでは起きないことは大事、どんな経験からも得るものはありますが、やはり失うものが大きいでしょう。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

※追記
子供の精神疾患、発達障害(誤診)についてはこちらにも書きました。
発達障害 (1):発達障害(誤診)の拡大と混乱
発達障害 (2):発達障害(誤診)の病名など
発達障害 (3):発達障害(誤診)の症例
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薬に頼らない不安の解決法、解消法、対処法、克服方法

薬に頼らない不安の解決法、解消法、対処法、不安を克服するには

 誤解を恐れずに言えば…
 対人不安、対人恐怖の人は、得てしてむしろ相手を不安にさせたり緊張せさせている。そのつもりはなく、敢えてそうしているわけでは結果的にはそうなっている。
 自分が不安にならないようにするより、人を不安にさせない、緊張させない、恐怖を与えないようにできれば不安は解消します。
自分を不安にさせる相手は、その相手自身が不安なのです。
 ヤクザなんかは自分がろくなことをしないので、不安でたまらない心の小さい人間です。当然、ホントの意味では人によく思われてはいません。
自分がちっぽけで、小さい人間なのでやっていけない。
不安にならないようにするためには、人を威圧したり脅したりしなくては生きていけなくなる。
 対人恐怖、対人不安の裏返しで、解決になるどころか余計に良くない悪循環です。
 偉大になるには、人に優しく親切に人のためになることをしなくちゃいけない。そういう人は、尊敬されるし好かれているし、不安はあまり持たなくてやっていくことができます。
※不安を受け入れ理解することが大事。
もちろん過去の影響から繰り返し起こってくる不安は受容した上で、 自分の心の中で処理しないと、その影響から逃れることはできません。
もちろん、不安は不安でいいのですが、不安を認め 受け入れるた上で、不安を解消するということを前提として、不安を克服していく必要があります。
生きていれば不安も危険もありますが、進むも戻るも立ち止まるも危険極まる、 崖っぷちばかりを歩き続けることはできません。
人生を山登りに例えると、コースの難易度も技量も条件もいろいろだし、 遭難予防も、万一遭難した場合の対処法も必要です。
患者は遭難者とすると、向精神薬は餓死寸前の遭難者に毒まんじゅうです。
毒まんじゅうを食べてはダメだというなら、その代わりにどうしたらいいのか?
不安であっても、不安に取り憑かれて、不安に潰されないようにするにはそのための方法を持たなくてなりません。
とてつもない不安に圧倒され、生死の境を彷徨い続けるような場合でさえも…、基本的には同じはずです。
※不安の現実的、現在進行中の側面に対する対処

不安そのものを解決するのではなく、人間関係や仕事や日常生活の 様々なことで、不安の要因となることを解決する。
不安があるから上手くいかない、のではなく、上手くいっていない から不安になる。少なくとも前者の考え方では一歩も前進しない。
不安の強い人は、無自覚に自分で不安を作りながら、解決しようとは しない傾向があります。とりあえず、身近な小さくても可能なことから。
よくわからなければ、人に教えてもらうのも良いでしょう。
 日常的なことをひとつひとつきちんとやる。
 不安にならなくていいのに不安になってることを発見することも必要。
 物事はなるべく練習、準備したほうがイイ。
例えば、今度のスピーチが上手くいくか不安、という人に限って 練習準備が不足です。その前に普段の努力も必要ですが。
※不安の幻想的、過去に起こったことの側面に対する対処
幼児期に親から与えられた不安、殆んどのことは覚えていないはず。
親が心配性だったり不安が強いと子供に影響します。
また、幼児期は親が不安を解決してあげなくてはいけないのに、 それをせず、余計に不安にさせたり、脅やかしたり。
それが悪い催眠術のようになって影響し、大人になってからも 不安の強い人、自分で不安を解消できない人、になってしまいます。
そこをよく理解洞察し、なるべく過去の影響を対象化し、心の中で処理して、 自分で不安を解消、克服できる人になりましょう。
※誰でも不安がある。不安の解決も必要だが、不安があっても
 やっていけるような、心の大きい人間になれるように努力しよう。

 
不安な時こそ笑えなくても笑おう。
 表情筋だけでも笑いをつくる。ニーっと口角を持ち上げる運動。 「はっはっはーっ」などとなるべく大きな声をだす。
 肉体労働や、山歩き、自転車など軽い継続的な運動もイイ。
※自分が不安でも、周りの人の不安を和らげてあげましょう。
 不安の対処方法を身に着けた人は、それが得意にもなりますが、実は逆に自分よりも他人のことを思いやることがが、自分の不安を解決する近道だったりします。 不安克服の王道というべきか。
 他人のフリ見て我がフリ直せです。自分のことはわかりにくくても人のことはわかりやすい。でも、実際に人の不安を解消するのはどうしたらいいのか?難しいことですが勉強になります。
※不安な時こそ笑っていこう。
不安な時こそ、笑えなくても笑う、引き攣ってでも笑う、というのはもちろん 心理学的根拠だけでなく、医学的根拠があります。
※人間にとって不安は必要なことでもあります。
不安は身体の発熱や、痛みと同じようなものかも知れません。不安それ自体が悪ではないし、むしろ必要です。
熱には解熱剤、痛みには鎮痛剤だけでは患者は死んでしまいます。
不安を消すには抗不安薬というのは、解熱剤や鎮痛剤よりも効果が得難いだけでなく、危険なのは言うまでもありません。薬で不安が解決するわけはない。
不安がない人間がいたとしたら、熱も出ない、痛みも感じない人間みたいなもので、まともに生きていくことは出来ません。人間、進歩、向上、しようとすればこそ、むしろ不安は大きくなります。同時にその不安を克服することが、成長、精神的成熟でもあります。
当たり前のことを言ってるようで説教がましくなってしまったかもしれませんが、こうした不安の対処や克服がうまくできる人とできていない人がいると思います。

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ようやく減薬に取り組み出した精神科医も増えていますが…

ようやく減薬に取り組み出した精神科医も増えていますが…
今年あたりは急速に、減薬に「取り組み出した」精神科医も増えてはいるようです。
精神医療過誤、向精神薬害に警鐘を鳴らし続けた方々の、アリスパパさんやかこさんたちの努力の成果は随分あるように思われますが…
実際に向精神薬の被害を受けた方もブログなどで発信するケースもずいぶん増えましたし。
離脱症状なんてわずか数年前は殆どの精神科医はその概念も言葉も知らなかったはずですが、さすがに聞いたこともないという精神科医は少なくなったと思います。
患者が訴えるし。訴えても精神科医は薬の影響ではなく病気の症状と捉えてしまいますが、離脱症状という言葉だけでも言うのと言わないのとでは違う。
言葉は知っても理解できない精神科医が殆どですけどね。
パキシル(一般名:パロキセチン塩酸塩水和物)等、特に危険性の高い抗うつ剤SSRIの処方は減っているようですが、パキシルCR錠の売上は増えています。
CR(徐放製剤)というのは、血中薬物動態を緩やかにした、コントロールドリリース(放出制御)製剤で減薬のために使いやすい。
製薬会社も依存性の強さ、減薬・断薬の難しさ、離脱症状の強さを認めてるいるということです。
「副作用も少ない」、「長期服用しても危険性はない」、「依存性はない」と言っていたのに。
患者としては良くても元の木阿弥、長い間病院に通って服薬しても健康を害しただけ。しかし、多かれ少なかれ後遺症も残ります。
謝罪と被害の保証なくして、減薬・断薬もありえないはずです。
わかりきっていたことですから。他の医療過誤と違ってミスではありません。
騙してきたわけですから。自らをも騙したとしても。わかりきっていたことだし。
しかし、
・減薬・離脱のノウハウがあるわけはない。そもそもあったら最初から多剤大量処方なんてしない。
・そのため、不適切な減薬・離脱により患者および周囲に様々な不利益、二次的被害を与える。
・離脱症状で苦しめて、やっぱり薬を飲まなきゃダメだろ、と脅し揺り戻し。
・精神医療過誤・向精神薬害のウヤムヤ化。責任と補償逃れ。
・新規患者獲得→被害者を出しつつ依存症化→減薬→離脱症状→また戻る
 といったサイクルができあがり、実質的被害を拡大再生産する。
・自殺はおそらく少し減って、今年は14年ぶりに3万人を切るかもしれない、
 ようやく受診者が増えた効果があがったので、自殺率低下の効果が現れたとされてしまう。
 (精神医療が自殺を急増させ、かつ増やし続けたスピードが落ちてきただけです)
こうしたことが考えられ、精神科医は自己正当化しつつ、精神科医の利権を保持しつつ、患者に対するコントロール、支配を確保し、行きつ戻りつつして、精神医療過誤・抗精神薬害は仲々縮小しないのではないかと危惧しています。
そうしたことについても対応していかなくてはならないですね。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

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“国会内に精神科医を配置”申し入れへ NHKニュース

“国会内に精神科医を配置”申し入れへ
自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、松下郵政民営化・金融担当大臣が亡くなったことなども踏まえ、国会議員に対する心のケアも必要だとして、国会内の医務室に精神科の医師を配置するよう、20日にも衆参両院の議長に申し入れることになりました。
国内の年間の自殺者が去年まで14年連続で3万人を超えるなど、自殺を巡る問題が深刻さを増しているなか、今月10日には松下郵政民営化・金融担当大臣が、東京・江東区の自宅で首をつった状態で見つかり死亡しました。
こうした事態を踏まえ、自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、国会議員に対する心のケアも必要だとして、国会内の医務室に精神科の医師を配置するよう、20日にも衆参両院の議長に申し入れることになりました。
国会には衆・参両院にそれぞれ医務室があり、内科や眼科などの医師が日替わりで診療にあたっていますが、精神科の医師は配置されていません。
中川大臣は、「心のケアに対する態勢を国会内に整備することで、地方自治体や民間企業でも取り組みが広がるきっかけになってほしい」としています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120919/k10015116241000.html
これは良いことだろうか??
実際に国会議員に、精神科医のいい加減な診察・診断、病気の悪化や向精神薬のキツイ副作用(作用)、依存性や、苦しい離脱症状、精神医療過誤・向精神薬害を実体験してもうらう必要はあるかもしれない。
ぜひ一般労働者に先立って、全国会議員のメンタルヘルス検査も義務化すべきです。
当然でしょう。一般労働者の比では無い重要人物?なんですから。パイロット・スタディーです。
遅ればせながら、まずモルモットになってもらいたいです。少なくとも10年前にはやっておくべきでしたが。注目されるでしょうし。向精神薬害はかなり防げたかも知れません。
できれば検査結果の公表も。ただの民間人ではないですから。
雅子さま、深刻すぎるご病状という例もありますが、国民には分かり難い。
国会議員はいくらでも代わりがいるし、なりたい人がいる、取り替えの効く職業ですから、意味ないかなぁ。
辞めてもらいたい人はたくさんいるだろうし。国民にとってはもちろん、議員同志でも。
足引っ張るために、精神科医を使って対立する気に食わない議員を自殺に追い込むとか、悪化させるとか、離脱症状で酷い目に合わせるとか、そういう犯罪も起こりそう?被害に合う人がたくさん出ても、国会議員同志だとお互いザマミロってか?
国会議員に特に恨みがあるわけではありません。キライだけど。一応、必要な仕事?ではあるでしょうし。
せめて国会議員に身を持って体験してもらわないと、精神医療過誤・向精神薬害はどうにもならないと思うのです。
きちんとやれば、「心のケアに対する態勢を国会内に整備することで、地方自治体や民間企業でも反対の声が広がるはず」です。
しかし、国会議員には薬を使わないとか…? 薬を使わないとしてももちろん精神科医にはマトモな治療ができるわけではないが…
認知行動療法ですか? 認知の歪みは治してもらいたいけど…
薬物依存症になった人は、自分が酷い被害を被っても、薬物を止めようとはせずむしろ正当化することもあるので…
やはり、あまりいい結果をもたらすことはなさそうですか?
どっちにしても、これも形だけで終わるのでしょう…

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うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 「新型うつ病」は対象外に

うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 「新型」は対象外に
http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY201207270003.html

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うつ病治療、初の指針 学会、安易な投薬に自制促す 朝日新聞 2012年7月27日
■「新型」は対象外に
 うつ病を適切に診断して治療につなげようと、日本うつ病学会は26日、医師向けの治療指針をまとめた。うつ病の治療指針は初めてで、学会として勧める診断、治療法を示した。患者数が70万人と増え続ける中で、治療法の目安を示すことで、問題になっている誤診や安易な薬物治療をなくすことをめざす。
 うつ病は、社会的に広く知られるようになった影響や、長引く不況などで患者数が急増。厚生労働省は、2008年に70万人を突破、約10年で3倍に増えたと推計している。国内では、うつ病を含めた気分障害の薬物治療に限った指針(03年改訂)しかなく、うつ病の診断から治療に役立ち、最新データを踏まえた指針が必要との声が出ていた。
 指針では、軽症の場合、抗うつ剤を使った治療の有効性について、科学的根拠が不十分として「安易な薬物療法は厳に慎まなければならない」と明記した。中等症・重症では、1種類の抗うつ薬を十分な量と期間で使うことを基本として、合理的な理由なく、複数の抗うつ薬を使うべきではないとした。治療薬ごとの特徴も説明した。
 うつ病か診断する際に、患者に聞くべき情報の目安も示した。そううつ病や不安障害、発達障害などを誤診しないよう、受診時の症状や睡眠の状態だけでなく、病気になる前の性格の傾向、職場や学校での状態を、本人だけでなく家族ら周囲にも確認することが望ましいとした。学歴、職歴、婚姻歴の確認も有効とした。
 うつ病がどんな病気か、治療の選択肢、症状改善までの道筋などを、患者に理解してもらう心理教育やカウンセリングは治療の原則とした。
 また、最近、注目を集めている若者特有の「新型(現代型)うつ病」については、今回の指針の対象外とした。出社はできないが、旅行や飲み会などの余暇活動は楽しめるという症状だが、指針は「マスコミ用語であり、精神医学的に深く考察されたものではない」「医学的知見の明確な裏打ちはない」と記述。何らかのケアが必要な場合もあるが、現時点で明確な分類、定義はできず、科学的に根拠のある治療法はないと判断した。
 同学会理事長の神庭(かんば)重信・九州大教授(精神科)は「近年、うつに似た症状の人たちが増え、専門医でない医師が、軽いうつ病と安易に診断、治療する例が増えている。改めるきっかけにしたい」と話す。(月舘彩子)

うつ病などの短期治療、東京精神心理研究所
自浄作用はなく外圧がないと何も変わらない精神医療、精神科医
反精神医療派、精神医療批判の人たち、実際に被害にあった患者さんが声をあげているのでようやく少しずつは変わりつつありますが…

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脳血流の画像診断装置・光トポグラフィー(NIRS)、磁気治療法 2

前項の、
NHKスペシャル「ここまで来た!うつ病治療」脳血流の画像診断装置・光トポグラフィー(NIRS)、磁気治療法

を、番組が放映される何日か前に、ネットの予告篇を見て腹がたったので書いておいたら、かなりアクセスがありました。
 やはり多くの人は冷ややかに受け止めているのではないか、という印象です。
 またかよ、そんなので診断できるのか、良くなるのか大いに疑問、やっぱり害はあるんじゃないか、というのが多くの人の反応かと思います。
 さすがに、コレでよくなるに違いない!と何も考えずに思ってしまった人は少ないと思います。また騙すつもりか!もう騙されないぞ!といった怒りの声も少なくないようです。
 私自身は、放映を見ると頭に来て眠れなくなりそうなので、他の本でも見ながら途切れ途切れにしか入らない携帯のワンセグで一応見ていました。腹がたちましたが、いい加減にしか見ていないのでそれほどでもなく、よく眠れました。
・抗うつ剤(SSRI)等の向精神薬では10年経ってもよくならない患者が多い
・にもかかわらず、安易な大量処方が行われてきた。
・抗うつ剤は自殺衝動を引き起こすなどの危険性もある。
・誤診が多い。確かな診断法はない。
といったことを、一応認めていた点では、これまでの同類の番組よりは進展したとは言えます。
 基本的には前項で書いた通り、精神医療過誤、向精神薬害を広め自殺者を増やしてしまったことに対する、言い訳、責任逃れがNHK側の番組を企画、番組放映の意図だと思います。有害な薬を広めるためにだけ、報道しているのではない、と。
 自分たちのために番組作りを行なっている。国民や患者のための番組を作るなら、「うつ病は薬で治る、早期に受診して…」とデマを流し、多くの人の健康を害することを率先して行なってきたことをまず謝罪し、精神医療過誤、向精神薬害について啓蒙し、被害者救済のための番組作りを行うべきです。
 脳血流の画像診断装置・光トポグラフィー(NIRS)、磁気治療法についても、妙な慎重さが紹介に伺われました。
 ここで新たな検査法や治療法など持ち出す事自体、「うつ病は薬で治る」といった宣伝文句が真っ赤なウソであることを認めたことにもなります。一つの病気に対して、全く違う別の治療法のいずれでも治るなどということはありえません。もちろんどれも治らないということです。
 前項でも画像診断装置・光トポグラフィー(NIRS)は脳の血流のある状態を示しているだけで、診断に役立つものではない、磁気治療法は治療法ではないと書いていますが、その根拠ははっきりしています。
 多くの精神科医にはわからないだけで、うつ病の原因は基本的には明らかであり、光トポグラフィー、や磁気治療法は病気の原因に即したものではないからです。他の「治療法」と同じく、原因と結果が逆になっており、本末転倒、倒錯が前提になっています。うつ病は疾患単位ではなく、せいぜい疾患概念としてしか成立しませんが、概念としても全く洗練されていません。ただ便宜的に使用できるのみです。
 敢えて一言で言うなら、うつ病に限らず精神疾患の原因は、幼児期からのトラウマと現実のストレスです。
 画像診断装置、光トポグラフィーでいくら血流を調べても、脳のその時の状態の一面を示してるだけです。確かに誤診は多く、躁病をうつ病とするといった甚だしい誤診も昔から多く、殆んどの精神科医は診断能力もないので、甚だしい誤診は多少とも減らせるかも知れませんが、診断の一指標、一所見にも成り得ません。
 実際には単なる脳の血流状態の検査としても、精度等まだまだ不十分で実用的ではないようです。
 そんなものより、向精神薬害による脳の萎縮等、脳の後遺症を調べる検査の開発のほうが必要です。対策がないとしてもわかったほうがいいですから。うつ病だ、双極性障害だとわかっても治療はできないし。
 肯定的に考えれば、画像診断装置、光トポグラフィーは検査法の1つとしては使えるかもしれませんが、
  「これは、典型的なうつ病だ」
  そこで抗うつ剤等の向精神薬による、薬物療法を行うと
  「いや、やっぱり双極性障害だ」、「あれれ、統合失調症になっちまったぞ」
  それって悪くしてるだけじゃないですか?(実は薬物性の中枢神経障害)
という具合になりそうです。
何年も向精神薬を服用している人の脳を検査しても、もはやうつ病の検査にはならないでしょう。
  抗うつ剤等の薬物では余計に悪くなるという証明に使えそうですが、そのような使い方はしないでしょうし、それ以前に採用されないでしょう。自殺の調査をすると、精神科・心療内科の受診・服薬が自殺を増やしていることがわかってしまうので、調査しないのと同様に。
 妙な慎重さが伺えるのはその辺の事情によるかと思います。
 甚だしい誤診が増えたのは、薬害によるものでもあります。元の疾患に加えて、薬害性のの中枢神経障害になりますが、精神科医は元の精神疾患の症状も、薬の副作用も、離脱症状も区別できないからです。
 診断が出来たとしても、結局治療法がない。薬では一時的によくなったかのように見えても悪化するのは、うつ病だろうが躁病だろうが当たり前です。
 
 磁気治療法はあたかも新しい治療法のように紹介されていましたが、こんな技術自体はずいぶん前からあったはずです。なぜ今まて使われなかったのか? 薬でよくなるという幻想、錯覚を作り出すことができたからでしょう。
 磁気の生体に対する影響は、よくわかっていないというのが現状のようです。にもかかわらず、私が治療法ではない!と言い切るのは、もちろん病気の原因にも結果にも対応していないことが明らかで、見当違い甚だしいからです。
 ヒップエレキバンドでも頭に巻いておけ、と書きましたが、ヒップエレキバンも医学的には効能は否定的、効果があるという科学的根拠はないようです。もちろんメーカー側は効果があると主張しており、私の知る限りでは効かなかったという人よりは聞いた言う人が多く、中には、「全くバカにしていたけどけっこう効いた」という話も聞いたことがあり、私自身は試したこともありませんが、何らかの効果はあるのではないかという印象です。
 しかしもちろん、磁気で肩こり症が良くなるわけではなく、せいぜい肩こりに伴う諸症状の緩和くらいの効果しかなく、効果があってもクセになりやすい。
 肩に張る位ならそうそう害もなさそうですが…、買うのもお金がかかるし面倒だし煩わしいし、さほどの効果もないので続ける人も少ないのでしょう。昔宣伝をしていた頃は流行ったけど、今は廃れて若い人は知らない人も多いかと思います。
 機械を使って、エレキバンなどよりずっと強い磁気が脳に影響を与えるとどうなるか?
 血流に影響を与えそうなのは、ある程度肯首できそうですが…、
 治るわけではもちろんないが、対症療法としては使えるのか?
 当たり前ですがもし効果があるとすれば、あればあるほど、脳は(というより生体は)血流をサボるようになる、磁気なしではやっていけない脳になってしまうはずです。そのうちやっても効かなくなり、やらなければ前より悪くなる。脳に外的な影響を与えることは薬でも何でも同じです。
 神経に害はないのか?神経に影響するとすれば、おそらく大いに有害なのは間違いないですが、物理学的な知識に乏しい(知識が合っても)その根拠をハッキリ示すことはできません。しかし、電子機器に強い磁気を当てるのは良い訳ないですよね。まして脳に磁気とは…
 体の病気ならさほど害がなければ、対症療法はそれなりには有効、必要ではありますが、今の医療は身体病でさえ、対症療法に偏り過ぎて、原因に即した治療法から遠ざかり、多くの問題をもたらしています。病院に行かないほうがマシ、ということが多いのは精神疾患に限ったことではないでしょうが、やはり甚だしいのが精神科・心療内科です。
 うつ病など精神疾患に対する対症療法や、脳に外的な刺激を与えたり影響を与えるのがよくないのはわかりきったことです。うつ病だろうが何だろうが、精神疾患の場合は脳の病気、中枢神経疾患ではなく、脳自体は正常で、いろいろな場合がありますが、自然な働きをしているからです。
 うつ病等の精神疾患は神経の使い方、もう少し正確に言うならば無意識による使われ方や、神経の状態がよくないだけですから、磁気刺激が神経に影響を与えるとすれば有害なのは当たり前です。

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寝れば寝るほど眠くなる、うつ病などの傾眠・過眠・嗜眠

寝れば寝るほど眠くなる、うつ病などの傾眠・過眠・嗜眠
 適正な睡眠時間はもちろん年齢差や個人差もありますが、中枢神経疾患(精神疾患ではない)でもない限りは、そんなに違いは無く、ほぼ決まっています。
 6~7時間が適切とも言われていますが、年令と共に徐々に減り、中年以降になるとかなり短くてもよくなります。
 不眠症・睡眠障害の方など、睡眠時間にこだわり、ある程度の睡眠時間は確保しなければならない、寝なければいけないと考えてしまい、むしろ睡眠時間は長かったり、十分足りていても少ないと思っている人が多いようです。
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」ではあります。
 不眠症・睡眠障害を訴える人の殆んどは、睡眠時間が短いのではなく、寝たいときに眠れない、寝ようとしても眠れない入眠困難、目が醒めてしまうと再び眠りにつくことができない、朝眠くて起きられない、日中も眠気が起こり頭がボッーとしてしまう、といった問題が主であり、睡眠時間そのものが短い人は、余程忙しい人以外はさほど多くありません。
 睡眠不足も良いわけではありませんが、過眠は精神・神経の健康にとって、睡眠不足よりもっと有害と思った方がイイです。
 過眠になると、睡眠は浅くなり、睡眠が浅くなると覚醒時も意識レベルが低くなり、起きているときも十分に覚醒せず、いつも眠気くてたまらない状態になってしまいます。寝れば寝るほど眠くなってしまい、朝起きられず日中も眠くて活動できなくなってしまう。
 寝れば寝るほど眠くなる。これを精神科医も患者もうつ病の悪化と思ってしまうことが多いようです。病気そのものが悪化するのではなく、服薬と不適切な休養によって、うつ状態が酷くなるのですが。
 基本的にはストレスが溜まって眠れなくなるのが、抑うつ状態に陥る過程と言えますが、うつ状態が続いて働けなくなったり、活動できなくなり休んでしまうと、ついつい傾眠、過眠に陥り、状態としては悪化し悪循環になってしまいます。
 うつ病等で休職している人、無職で子供も大きくなった主婦の人、引きこもりの人などは、特に過眠・傾眠に陥りがちです。
 うつ病の人は、仕事などとてもできない、これといった趣味もない、好きな趣味はあるがとても今はやる気は起きない、テレビを見ても面白くない、散歩など出かけるのも億劫、身体も重くいうことをきかない、とても人に会う気はしない、人と会うことを考えるだけでも苦痛、人間関係がわずらわしく、多くの人がいる所など居るだけで気疲れしてしまう、などといった状態にもなりがちです。
 だからといって、何もしないので無為でいるのは、余計に具合が悪くなってしまいます。うつ病は休養すれば良くなるわけではなく、もちろん睡眠時間を長くすれば良くなるわけではありせまん。改善のためには、休養よりむしろ適度な活動が良いのです。
 健康な人でも、盆暮れ正月など1週間も休みが続いてゴロゴロと寝正月などしていると、正月ボケになってしまいます。一時的、擬似的、軽度うつ状態のようになってしまう。
 年が開けて2~3日は、リハビリ出勤のようなもので、取り戻すのもちょっと時間がかかります。帰省やレジャーも疲れるし大変ではありますが、海外旅行など行っていた人の方がずっと元気だったりするのは、気晴らし、リフレッシュという意味だけでなく、ある程度の活動レベルを保っているからもあります。
 昔、「土方殺すにゃ刃物はいらない、雨の3日も降ればイイ」などという言い方がありました。
 3日くらい食事を取らなくても寝なくても人間死にはしません。しかし、3日も働かずゴロゴロしていると、何もやる気が無くなり、天気が良くなっても仕事に行く気力もなくなる。そうして休養が3日では済まなくなり、朝っぱらから酒を飲んでしまったり、ゴロゴロと朝寝、昼寝をしてしまうと、どんな人も具合が悪くなってしまうのです。
 仕事に行く気力もなくなり、身体も重くなり、ついつい続けて休んでしまうと、さらに仕事に行くのも億劫になり大変になり悪循環となってしまうのです。
 何日も仕事をしないと、当然収入もなくなり生活も追い詰められ、ロクでもない考えばかり浮かんでしまい、ネガティブな思考ばかりに取り憑かれてしまい…、昔の人も今の人も、知的な人もそうでない人も、肉体労働者も頭脳労働者も基本的には同じです。
 睡眠時間は適正な時間より少し短めくらいがちょうどいいのです。その方が入眠しやすく、睡眠も深くなり、早朝覚醒等も少なくなります。
 多少の睡眠不足でも、時々電車の中で居眠りしたり、休みの日にはたまにちょっと寝坊するくらいで、だいたい数日間のうちで均して辻褄があっていれば問題はありません。過眠がいけないのは、健康な人でもうつ病の人も同じ…、というより、うつ病の人にとってはなおのこと有害です。もちろん、なるべく規則正しく、生活リズムをきちんとしたほうが良いのは言うまでもありません。
 ではどうしたら良いのか。とりあえず、何でもイイのです。横になるよりは何もしなくても、座っている方がいいし、ただ座っているよりはラジオでも聞くほうがいいし(テレビよりもイイかも)、座っているより立っていたほうがいいし、ただ立っているよりは動いたほうがイイです。人間、身体を動かしたり、人とかかわったり、生き生きと活動している分には、むしろ疲れないのです。過度のストレスや緊張を長時間強いられるのでなければ。
 うつ病の人は何もしなくても、休んでいても、寝ている時でも神経の過緊張・過活動になっています。
寝ている時も休養、疲労回復になるどころか疲れてしまう。
 抗うつ剤など薬を飲んでいると神経に負担をかけるので、なお良くないし、寝付きが悪いからといって、睡眠導入剤など服用すると、眠気も残り、ますます良くないです。
 「うつ病はエネルギー切れ」ではなく、エネルギーの極度に過剰で無駄な消費です。もちろんストレスがあればなおのことです。
 趣味をやろうにも、前は好きだったこともとてもやる気がしない人も多いでしょうけど、むしろ新しい趣味でもした方がいいのかも知れません。
 私が勧めるのは、ウオーキング(散歩でもイイ)、軽い山歩き、自転車、水泳など、軽い一定のリズムを持った運動です。寒かったり暑かったりしますがむしろその方がいいのてす。そのほうが感覚入力があり、神経にとっては良い刺激になるので。
 ウオーキングもちょっと歩くだけでなく、ある程度の時間、距離を歩くとむしろ調子が出てきます。天気が良ければなおイイですが、雨でも出かけるのを習慣に出来れば良いと思います。睡眠や生体リズム維持のために必要なメラトニンを体内で合成するためには、太陽に当たることも必要です。
 私は40代半ばになって、初めて泳げるようになり、しばらくは1日おき位にプールに行ってましたが、その頃から、入眠時にウトウトして眠るのではなく、コテンと寝るられるようになりました。
 しかし、軽く散歩といっても出かけるまでがたいへんです。もっと手っ取り早い方法はないのか?
そういう人はまず、朝起きたら逆立ちをしましょう。もちろん壁を使って。壁には背中ではなくお腹側を向ける。壁に足を着けるのは踵側ではなく爪先側にしたほうが楽です。逆立ちした状態で腕を少し曲げたり伸ばしたり、上下の動きは5cm以内で十分です。
 この方法だと体重が肩にかかって負担は大きい割に、肩関節にはあまり無理な力は加わらないので、痛めにくく鍛えることができます。重いものを持ったりするより負担が少ない。もちろん、肩など痛めないように気をつけて下さい。
 特に体重が重い人や、肩が弱い人、痛めている人でなければ、むしろ五十肩の予防にもなります。体重が重すぎる人はもちろん減量らしたほうがいいですが、そのためには運動、そのためにはまずなるべく朝起きて…
 腕の曲げ伸ばしは30~50回位、顔が真っ赤になって苦しくなってもう限界!というくらいまでやってるみる。ちょっとキツくて1分くらいしかできませんが、それで十分です。上肢の筋力も付くし、肩も鍛えられるし一石二鳥です。高齢の人は難しく、無理は禁物ですが。
 寝ぼけて朦朧とした状態でやることもあるでしょうけど、安全にはくれぐれも注意して行なって下さい。
 これをやると、うつ病休職中や長期引きこもりの人でも、今日はちょっと散歩してみるか…、図書館でも行って本を読んでみるか…、といった気になってきます。そこでまたゴロゴロせずに実行するのがイイのですが、そのためにまず…、どこかで悪循環を断ち切ることが必要です。
 精神科で「うつ病は休養」が必要と言われ、休養すると過眠・傾眠傾向になりやすく、余計に具合が悪くなり悪循環にることが多いのです。
 「うつ病は早期に受診、服薬、休養すれば治る」と言われて久しいですが、ある意味、これ程マズい、うつ病の対処法は無いとも言えます。重症でもなかったのに悪化・遷延化、慢性化する人が多く、「早期受診、休養・服薬」の「成果」はすでに明らかです。
 当所の治療を受けられた方は、病気が改善するばかりでなく、新しい趣味を見つけたり、習い事やボランティアやグループ活動など、今までしなかった活動を始める人もとても多いです。
※こちら(別ページ)も御覧ください。
睡眠・覚醒の確立、維持。休養もけっこう危険! うつ病、不眠症など。
睡眠薬・抗不安薬、処方量でも… 依存症にご注意!ベンゾ系、ベンゾジアゼピン
薬に頼らない、不安の解決法、解消法、対処法、克服方法

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精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性や、多剤処方の問題にようやく気づき出した?

精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性や、多剤処方の問題にようやく気づき出した?
SAPIOの記事「うつで病院に行くと殺される!?」や、フジテレビ「特ダネ!」などの影響はあるようです。また、ココだけでなく、反精神医療のプログも少しづつ増えて、それなりに注目されていますから。精神科医自身が情報を得ることはなくても、受診している患者さんから聞かされるのでしょう。一部の精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性、多剤処方の問題にようやく気づき始めたようです。
多剤処方から単剤化しただけでも、多くの精神医療過誤、向精神薬害の被害は縮小し、自殺者もおそらく3万人×13年から、2万5千人以下には減るでしょう。しかし、単剤だからといって向精神薬の害がなくなるわけではありません。抗うつ剤等、向精神薬は単剤でも長期に渡って服用することを考えると十分すぎるほど危険です。
自殺企図の履歴があったり、リストカットの衝動行為がある人にはSSRIなどの新世代抗うつ剤は出さない精神科医も増えています。うつ病と診断しておいて抗うつ剤を出さないとはどういうことなんでしょうか?、そもそも誤診が殆んどですけど。
SSRIなどの新世代抗うつ剤の代りに、旧世代抗うつ剤(三環系、四環系など)を処方するという傾向もあるようです。
精神科医もようやく向精神薬の危険性を理解するようになったというよりも、抗うつ剤の作用で自殺でもされて、訴訟でも起こされたらたいへんだという自己保身のためでしょう。自殺は訴訟につながることが予測できますが、治らなくても訴えられるということはありませんから。
そのような精神科医もつい最近までは、自殺念慮のある患者には自殺でもされたら困ると、バンバン複数の抗うつ剤を出していたわけです。
とはいえ、精神科医に減薬、変薬、断薬や(多剤はもちろん)単剤処方ののノウハウがあるわけでもないので、やはり非常に危険です。旧世代の抗うつ剤は、目立つ副作用が酷く、薬の量が増やすことにはそれなりに抵抗があり難しいので、まだマシかもしれませんが。
向精神薬そのものが、副作用も強く、危険性が高いばかりではなく、治療に役立つものではなく、悪化・慢性化させ、薬物依存症にしてしまうだどいうことが精神科医に理解できるまでには、まだだいぶ時間がかかりそうです。

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華原朋美が芸能界復帰を決意、年内にも帰国し「頑張る事に決めました」。

華原朋美が芸能界復帰を決意、年内にも帰国し「頑張る事に決めました」。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20111101/Real_Live_7508.html
向精神薬(医師処方薬)依存症から脱却に成功したのでしょうか?
テレビは殆んど見ないし、芸能人のことはあまり知らないのですが。
しかし、元々の精神疾患は良くなったわけではないし、もちろん、薬物依存症は繰り返しやすいので、復帰は難しいとのではないかと思います。
歌手としての需要もまだあるのかなぁ? 才能、能力はあるのだと思いますが。
もし復帰に成功すれば、しばらくはいいのでしょうけど、また同じ繰り返しになりそうです。
恋愛問題も大きいでしょうけど、基本的には時間があれば解決する問題でも、元の疾患の上、薬物依存症ではどうにもならないばかりか、悪い方悪い方に行ってしまいます。
有名人が問題を起こしたりスキャンダルめいた話題の出る場合、多くは向精神薬を服用し、その影響下に起こっています。
マスコミも露骨に向精神薬依存症とハッキリは言いませんが、少なくとも薄々認識はありそうで、精神科を受診していた、服薬していた、大量の処方薬を飲んだ、などとは報道するようにはなってきています。
皆の好奇心を刺激するような話題性があっても、こうした好奇心が、精神疾患の理解や、精神医療過誤、向精神薬害の認識につながらないのは残念だと思います。
加護亜依さんなども、基本的には同じ。玉置浩二さんなど、とっくの昔に散々懲りているはずなんですが。
加藤和彦さんやマツケンの妻さんの自殺、女子アナや政治家、韓国タレントの自殺、なども覚えてる人が多いでしょうけど。うつ病で自殺したのではなく、抗うつ剤の影響で自殺したのです。賦活化症候群、アクチベーションシンドロームです。
マイケル・ジャクソンや飯島愛さん、大原麗子さんなどの不審死も、やはり向精神薬の影響下に起こったことは間違いありません。

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