ようやく減薬に取り組み出した精神科医も増えていますが…

ようやく減薬に取り組み出した精神科医も増えていますが…
今年あたりは急速に、減薬に「取り組み出した」精神科医も増えてはいるようです。
精神医療過誤、向精神薬害に警鐘を鳴らし続けた方々の、アリスパパさんやかこさんたちの努力の成果は随分あるように思われますが…
実際に向精神薬の被害を受けた方もブログなどで発信するケースもずいぶん増えましたし。
離脱症状なんてわずか数年前は殆どの精神科医はその概念も言葉も知らなかったはずですが、さすがに聞いたこともないという精神科医は少なくなったと思います。
患者が訴えるし。訴えても精神科医は薬の影響ではなく病気の症状と捉えてしまいますが、離脱症状という言葉だけでも言うのと言わないのとでは違う。
言葉は知っても理解できない精神科医が殆どですけどね。
パキシル(一般名:パロキセチン塩酸塩水和物)等、特に危険性の高い抗うつ剤SSRIの処方は減っているようですが、パキシルCR錠の売上は増えています。
CR(徐放製剤)というのは、血中薬物動態を緩やかにした、コントロールドリリース(放出制御)製剤で減薬のために使いやすい。
製薬会社も依存性の強さ、減薬・断薬の難しさ、離脱症状の強さを認めてるいるということです。
「副作用も少ない」、「長期服用しても危険性はない」、「依存性はない」と言っていたのに。
患者としては良くても元の木阿弥、長い間病院に通って服薬しても健康を害しただけ。しかし、多かれ少なかれ後遺症も残ります。
謝罪と被害の保証なくして、減薬・断薬もありえないはずです。
わかりきっていたことですから。他の医療過誤と違ってミスではありません。
騙してきたわけですから。自らをも騙したとしても。わかりきっていたことだし。
しかし、
・減薬・離脱のノウハウがあるわけはない。そもそもあったら最初から多剤大量処方なんてしない。
・そのため、不適切な減薬・離脱により患者および周囲に様々な不利益、二次的被害を与える。
・離脱症状で苦しめて、やっぱり薬を飲まなきゃダメだろ、と脅し揺り戻し。
・精神医療過誤・向精神薬害のウヤムヤ化。責任と補償逃れ。
・新規患者獲得→被害者を出しつつ依存症化→減薬→離脱症状→また戻る
 といったサイクルができあがり、実質的被害を拡大再生産する。
・自殺はおそらく少し減って、今年は14年ぶりに3万人を切るかもしれない、
 ようやく受診者が増えた効果があがったので、自殺率低下の効果が現れたとされてしまう。
 (精神医療が自殺を急増させ、かつ増やし続けたスピードが落ちてきただけです)
こうしたことが考えられ、精神科医は自己正当化しつつ、精神科医の利権を保持しつつ、患者に対するコントロール、支配を確保し、行きつ戻りつつして、精神医療過誤・抗精神薬害は仲々縮小しないのではないかと危惧しています。
そうしたことについても対応していかなくてはならないですね。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

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