他の治療法と併用することはできますか?

必要な身体疾患の治療やヨガや座禅など治療法とは言えないものはもちろん可です。むしろこのセルフ・セラピーを行うとそれらも効果が上がりやすくなったり上手くできるようになることが多いです。もちろんスポーツや音楽なども、急に上達することが多いです。

向精神薬の減薬・断薬については離脱症状やリスクもあるので、服用はやむを得ない場合もあると思います。併用しながら慎重に徐々に止めるか、あるいは良くなってから慎重に止めるのが良いと思います。該当ページや項目を御覧ください。

しかし、薬物には依存しないという意思はしっかりともつ必要があると思います。身体的依存は止むを得ないことだとしても、精神的依存を断ち切るにはやはり自分の意思や考えが重要であり、身体依存に対処するためにも、その心構えが必要です。。

しかし、精神疾患に対する他の治療法については、併用は好ましくありません。
矛盾した2つのことを同時にやると良くないほうが優位になるか、劣る方の治療の結果が出るのではなく、必然的に両方ともダメになる傾向になります。

「虻蜂取らず」「二兎を追う者一兎をも得ず」「二君に使えず」です。
結局、自分自身は良かれと思っても、無自覚であっても矛盾した2つのことは両立せず、無意識にむしろ葛藤や解離をもたらしてしまうので、精神疾患の治療としては基本的には両立不可能です。

カウンセリング等は悪いわけではありませんが、こっちの先生はこう言ってるけど、あっちの先生はこう言ってる、などと言うことになった場合、どちらを採用すべきか判断はつかず葛藤をもたらすか、安易に良くない方を選択してしまうはずです。

このことは原理的に当然なのですが、それが納得できない人は、他の治療をやり尽くして無効、もしくは有害であり、このセルフ・セラピーが原理的にも圧倒的に優位にあることを理解してから行なうこと、要するに「最後の治療法」として取っておくのが良いかと思います。もちろんやらなければ効果は出ないので、最初で最後とするのが最も良いと思いますが、納得できなければ仕方がないので。

もちろん私の所に来る人は病院の薬物療法だけでなく、他の催眠療法や心理療法、民間療法、代替療法をいろいろ受けても良くならず、お金も労力もたくさん使ってしまった人が多かったです。

これ以上の治療法はおそらく古今東西ないはずで、今後も100年やそこら経っても考えられません。もし、もっと良い治療法があると考えるならば、精神科医に期待はできませんから、自分で新たに独自開発、もしくは発見することを勧めます。もしそれが可能であり実現できれば、皆のためになるでしょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す