病気喧伝(疾患喧伝) disease-mongering うつ病、双極性障害、睡眠障害、発達障害

 病気喧伝(疾患喧伝) disease-mongering という言葉が、話題になっています。
他にも書いたように、もちろん私にも昔から、こうした概念はあったのですが、この言葉を聞いたのは初めて聞いたのは最近です。
研究社 新英和中辞典だと、mongerは、
1…商人,…屋.
2《軽蔑》 つまらないことを世間に広めようとする人,…屋.
war-mongering だと、「戦争挑発」という意味のようです。
 病気の売り込み行為ということですね。病気喧伝(疾患喧伝)というのは、とりあえず適切な訳語だと思います。
 欧米では既にこの言葉は広まっており、学会等でも話題にはなっていたようです。
「疾病啓発キャンペーンが健康人を病人に変える」
http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=123
 これまで盛んに行われてきた「うつ病キャンペーン」は、
病気ではない人を、病気だ病気だと言って、病院に行かせり、薬物を売ったり医療行為を受けさせ、
企業や病院、医師が、利益を得たというより、
重症でもない人を「うつ病は誰でもなる、早期受診、服薬すれば治る」として、精神科や心療内科を受診させ、
治るどころか良くならずむしろ悪化させ、有害で危険な抗うつ剤等よる向精神薬害、
自殺増加、薬物中毒、依存症を広め、仕事や生活もさらに支障をきたし、
傷病手当、障害年金、生活保護などの社会保障費用も増大させるなど、
多くの社会的損失も拡大させてしまった。
そのことより、製薬会社、精神科、心療内科などの病院や精神科医は巨利を得ることに成功した。

こうした意味で、悪質な病気喧伝(disease-mongering)になると思います。
今年11月に開催された、「第107回日本精神神経学会学術総会」でも「今日の新たな病気と精神医学:disease-mongeringを超えて」と題したシンポジウムがあったようです。
 他にも、以下のようなテーマのシンポジウムも行われたようです。
「向精神薬の過量服薬、自殺企図を巡る諸課題」
「抗精神病薬の多剤大量投与はどう認識されているか」
 ようやく、まだまだこれらかとは言え、一部の精神科医の間では反省モードの気運がわずかながらも徐々に高まりつつあるようです。反省モードより言い訳モードの方がずっと強いですが。
 精神科医は、良心と正しい認識を取り戻すことができるのでしょうか?
 「うつ病キャンペーン」10余年、精神科医も製薬会社の宣伝に、騙し騙され、踊り踊らされてきたわけですが、通院して服薬しても誰も良くならないことに、国民の多くも気づきつつあります。
 精神医療に対する不満や、不信、抗議の声に対し、「そんなことも知らないでやってたわけでないよ」といった言い訳や、懐の深い所を示そうとしているのか、ガス抜きという意図もありそうですが、もはや批判の声を全く無視することができなくなったのは確かでしょう。
また「第107回日本精神神経学会」では、disease-mongeringという、言葉が使われた演題も発表されたようです。
※画像はクリックすると大きくなります。
双極性障害と病気喧伝(disease-mongering)
獨協医科大学 越谷病院 こころの診察室  ○井原 裕

画像

※全文はこちら 
https://www.jspn.or.jp/journal/journal/pdf/2011/12/journal113_12_p1218-1225.pdf#search=’%E4%BA%95%E5%8E%9F%E8%A3%95+%E5%8F%8C%E6%A5%B5%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3′

しかし、読んでわかる通り、まだまだ手前味噌、精神医療業界の自己弁護、自己保身に終始する傾向にあります。
 一昨年あたりから、ネット上でも双極性障害キャンペーが盛んに行われてました。(テレビ等、他の媒体のことはよく知らないのですが) 実際には双極性障害(躁うつ病、循環型精神病)の人はものすごく少なく、今日双極性障害と考えられる人は、元々うつ病でも無い人、もしくは軽症の人が、抗うつ剤を服用して躁転したり、常用量離脱症状が起こったりしたためであり、ほとんど薬害です。
 患者だけでなく、一般の人も、一部の精神科医も「うつ病は薬で治る」と宣伝しておいて、結局、良くなるどころか悪くなっている、ということに、気づき始めています。
これに対し製薬会社や精神科医は、『「うつ病」なら抗うつ剤で治るはずだが、「双極性障害」なので治らない。それは薬のせいではなく精神科医の誤診のせいである』と言い訳したいようです。
 しかし、「うつ病キャンペーン」により、せっかく捕まえた患者から(実際には大部分は保険から、すなわち健康保険負担者からだけど)多くの利益を得てきたので、それを手放さないようにするための喧伝でしょう。
 もちろん、うつ病でも双極性障害(躁うつ病)でも、向精神薬で良くなることはありません。
 製薬会社と精神科医の罪のなすり合い、という面もあるかと思います。「うつ病キャンペーン」では、両者協調して、巨利を得ることに成功しましたが、徐々に精神医療と製薬業界も少しずつ乖離しつつある印象です。
 なかなか現実は変わらないと思いますが…
 また、一方では
「お父さん眠れてますか?」
「ちゃんと眠れている?」「2週間以上の不眠はうつのサインです」「つらい時には相談しましょう」
といった不眠症キャンペーンも盛んです。
 電車の中の液晶掲示板では2年ほど前から、しつこく繰り返されています。テレビでやっているのかは知らないのですが、ねっと上でもしつこく広告が出されています。
 うつ病から不眠症(睡眠障害)に、喧伝の比重を移したようです。もはや、うつ病キャンペーはやりつくしてしまい、宣伝 対 効果の、コストが飽和状態に達し、これ以上は逆宣伝になってしまうからでしょう。
 もちろん、睡眠薬、睡眠導入剤で不眠症(睡眠障害)が良くなるわけではありません。眠らせるクスリ、というより意識障害を起こさせる薬で、依存性も非常に高いので、やはり危険です。
 2007年、静岡県富士市はモデル事業として、不眠、うつ、自殺対策を行ったことがありますが、結果は予想通り惨憺たるものでした。事業が実施された1年後の2008年には、自殺者の数は前年比37%増。そして、その後も確実に自殺者の数は増えています。
http://homepage3.nifty.com/saio/suicid-prevent-JSMD2010.pdf
 それまで富士市は自殺者の数は減少傾向にあったのに、このキャンペーンを実施した途端に自殺者が増えてしまい、もちろん受診者はうなぎ登りに増えた、というより増やしてしまったのです。
 「不治モデル」とも言われ、悪評を残しましたが、行政や医療機関、精神科医はこのキャンペーンを「大いに成果があった」、「大成功!」と捉えています。
 何をもって成果を判断するのか? もちろん自殺者の数ではなく、病院受診者の数です。
 誰も歴史から学ばない…のだが、金儲けの方法だけは学習するのでしょうか。
『生活習慣病としてのうつ病』 井原裕
精神科医療批判は国民の義務 『医原病としてのうつ病』 井原 裕 精神神経学会

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鉄道人身事故、昨日も多発:増加の原因

 昨日は山手線・埼京線と西武新宿線、横浜線、根岸線、東武東上線、水郡線でも人身事故。水郡線で亡くなられた方は、認知症のようです。報道する件としない件は、どういう基準で決めているのかわかりませんが、他にもありそうです。私の情報源は2~3の新聞(ネット上のダイジェスト版)だけです。
 もちろん10年位前までは、そんなに多くはありませんでした。2002年~2009年の間で約2倍のようです。抗うつ剤(SSRI)等、向精神薬の使用が飛躍的に増えた、1998年からだと、もっと増えているはず。
 どう見ても自殺と思われる場合でも、警察が「自殺」と認定しない場合は、事故になるようなので、実際にはもっと多いのでしょう。
 この件に関しては、佐藤裕一さんというジャーナリストの方がよく調べているようで、こちらにもちょっとした記事はあります。
鉄道人身事故マップ
http://kishadan.com/jikomap/
「人が死にやすい鉄道」1位は東武東上線、死亡率でトップ
http://www.mynewsjapan.com/reports/1213
鉄道自殺・事故死者数ランキング、1位は中央線 年21人死亡
http://www.mynewsjapan.com/reports/1204
こんな本も出ているようです。
「鉄道人身事故データブック2002-2009」
佐藤裕一 著 出版社 柘植書房新社

 人身事故の原因は「自殺」といったレベルの分析で、何で自殺したのか、自殺するのはどういう人か? といった分析はなさそうです。
 近年自殺が増えた(原因とは言わないが)最も大きな要因が、向精神薬の影響(特に新型抗うつ剤、特に日本で処方の多いパキシルなど)の副作用(作用)賦活化症候群、アクチベーション・シンドロームによるものだと気づいている人は、まだまだ少ないようです。
 怨恨や金銭目的以外の奇妙な凶悪犯罪が増えたのも同じ理由。アメリカでは銃乱射殺人者のほぼすべてがSSRI新型抗うつ剤服用者。もちろん宅間守も。
 もちろん、薬物の添付文書にも副作用として、自殺、衝動行為などの記述はありますが、精神科医はいまだに知らない人が殆どです。
添付文書なんて患者の目には触れず、精神科医は見るのは薬のパンフレットで添付文書はあまり見ないし、見てもごくまれな例外として都合の悪いことは無視、担当患者で自殺した人が多くても、元々の病気のせいにされています。
うつ病で自殺する人なんて、そもそもそんなに多くはないのに。

鉄道人身事故データブック2002‐2009
柘植書房新社
佐藤 裕一

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※こちらもご覧ください。
今日も頻発する鉄道人身事故、飛び込み自殺
鉄道人身事故、昨日も多発:増加の原因
精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

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SAPIO 12/07号 うつで病院に行くと殺される!? 第4回

SAPIO 小学館 12/07号 「うつで病院に行くと殺される!? /伊藤隼也」 第4回
 本誌前号既報の「子供への向精神薬処方」が国会で炸裂!
 製薬会社から精神医療界の大物に流れた「講演料」、「原稿監修料」
発売されました。
 前項 「うつで病院に行くと殺される!?」でも書いたように、大手出版社、マスコミの雑誌がここまでの記事を出しているでだいぶ反響はあるようです。このブログでも、少し触れただけですが、かなりのアクセスがありました。
 我々からすれば、内容は目新しい所は何もなく、既に書物やネット上にも書かれているようなことですけど。
 10月25日にはついに衆議院の青少年問題に関する特別委員会で、「ずさんな診療、安易な向精神薬の処方を行う医師。多剤大量処方という日本の精神医療の悪弊。そして小児への向精神薬の投与。」といった問題がとりあげられ、大きな波紋を呼んでいる、ということです。
 やっとここまで来たか、というべきか…。
 大まかな内容は、以下のようなものです。
 抗うつ剤(SSRI)の中でも特に危険なパキシルについて。米国では、有効性に乏しいばかりか、自殺や殺人などの衝動行為や、胎児性障害をもたらすこと、多くの訴訟が起こり製薬会社側が敗訴している。
 2歳の子供に抗うつ剤を投与し、4歳の時に死亡した子供の両親が(精神科医は?)逮捕され有罪判決を受けた例もある。
 このような抗うつ剤は、元々うつ病の薬として開発されたわけではなく、用途目的がなかったので、巨額のお金を使って、うつ病の薬として認可させた。そのため、製薬会社側が用意したゴーストライターを使って、良好な処方結果をもたらしたという論文を作成し、名高い医学専門誌に投稿され、多くの医師に影響を与えた。(ハッキリ言ってしまえば、宣伝のための捏造。)
「製薬会社と医者が結託して病気を作って一儲けしようとしている」
 日本でも、うつ病治療の第一人者とされる野村総一郎や、向精神薬の権威とされる樋口輝彦らも製薬会社から報酬を受け、うつ病の早期発見、早期治療を訴えている。
 私個人は、医者が製薬会社からお金を貰おうが、それ自体は関心ありません。もしホントに「うつ病は薬で治るのなら、むしろお金をかけて宣伝すべきです。しかし、抗うつ剤に関しては最初からMBM(マーケッティングに基づく医療)であって、EBMではありません。治療効果は、あってもプラセボ程度で、副作用や危険性は非常に高い。野村や樋口の活動もMBMの一貫にすぎません。
病気喧伝(disease-mongering) 「双極性障害」、「眠れてますか?」キャンペーン
精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

SAPIO (サピオ) 2011年 12/7号 [雑誌]
小学館
2011-11-16

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今日も頻発する鉄道人身事故、飛び込み自殺

 埼京線、京王線で人身事故ですが、もちろんまず間違いなく飛び込み自殺でしょう。首都圏に住んでいると、またか…、とさえ思わなくなった日常茶飯事。
 転落事故だとしても、多くの場合は抗うつ剤等、向精神薬を服薬している人です。
 抗うつ剤などの向精神薬が自殺衝動を引き起こすことが知られていますが、自殺者の7割が精神科、心療内科等の病院受診者です。受診が確認できない場合もあるから、もちろん実際にはもっと多い。
 10数年前まで、精神科受診者、向精神薬服薬者が少なかった頃と違うのは、死にたいとも思っていない人が衝動的に自殺することが増えたこと、今までに(抗うつ剤等向精神薬を服用する前までは)死にたいと思ったこともない人の自殺が増えたことです。
 精神分裂病(今は統合失調症)の人なら、死にたい死にたいと言っていたわけでもなく、思っていたわけでもない人が衝動的に自殺することは、まれにありましたが。
 さっきまで笑って話していた人が、その後すぐに衝動的に自殺するといったこもは稀には前からありましたが、これも向精神薬の影響ではないかと前々から言われていました。
 うつ病の人は、人に迷惑をかけることを極度に嫌うので、自殺するにしても鉄道自殺などはごく稀でした。そもそも、うつ病はものすごく少なく0.1%以下とか、自殺念慮が強くても死にたくはないので苦しい、うつ病者の自殺率は低く精神分裂病の人のほうが遥かに多いと言われていました。
 しかし、今は随分事情が変わりました。 病気の人が増えたわけではなく、重症でもない人の多くが精神科・心療内科を受診し、向精神薬を服用するようになったわけです。
 死にたいとは全く思ったことがない人が衝動的に自殺したり、死にたいと思っていないのになぜか電車に飛び込みたくなる、というより飛び込まざるを得なくなる、という自殺が多いようです。
 電車に飛び込もうとして自殺未遂を起こした人の話を聞いたことがあります。周囲の人にとりおさえられ、生命を落とさずに済みましたが。
 その方によると…
 それまで死にたいとは思ったこともない、飛び込もうとした間際も死にたいいう気はなかった、自殺を思いとどまらせるために、ホームの端に青いランプが点いているのも気がついたが、意味があるようには感じられなかった。ただ飛び込まなくてはいけないような気になっただけ、その後も電車に飛び込もうと思ったことは2~3回あるが、最初の経験があったためか、何とか踏みとどまることができた。ようやく抗うつ剤(SSRI)の影響ではないかと気づき、ネットで調べたらそのような記事があったのでわかった。
 という話でした。同様の患者さんはもちろん多いです。
 この方も元々たいした症状ではなく、仕事のストレスから不眠になり、2~3日休んだから上司から理由を聞かれたので話したら、病院の受診を勧められたのがきっかけです。元々重症ではない、というより有能で健康的ではあり、会社でも出世頭、周囲の期待に応えなくてはと、仕事を頑張り過ぎてしまう傾向がある、という位です。死にたいとは思ったこともなかったのは当然です。
 本来のうつ病の人はそもそも仕事など若いうちから殆んどできません。
 自殺を「自分の意志で自分の命を絶つこと。」と定義するならば、もはや自殺の定義自体を変えなくてはならないのかもしれません。
 自分の意志で死んだとしても、そもそもは自分の意志て服薬したのではなく、
精神科医に勧められたから、
飲まなければいけないような気になって、
服薬しなければ病気療養していることにならないから、
家族や周囲の者に勧められるから、
(病院入院中は)看護者に強制されたから、
ということであれば、これまた自分の意志で死んだことにはなりません。
 こういうのは殺人、もしくは障害致死ということになるのではないでしょうか。意図は違うとしても、トリカブトの毒で殺人したのと、大して変わらないかも。どういうことになるのか、ある程度予測可能だったはずですから。とはいえ、精神科医にはそのような知識は、殆どの場合ありません。向精神薬も生体にとっては毒物であることに変わりはないのに。
 ホームやマンションの階段やベランダなどからの転落事故も多くなりましたが、これも向精神薬を服用している人に多いのです。自殺と事故の区別がつかないケースも増えています。したがって、自殺者数も厳密には統計で知られているよりももっと多いはずです。
 過度の常習性飲酒者が成人病になり早死することは、慢性的自殺、ゆるやかな自死などと言われますが、向精神薬を服用すること自体が自殺衝動を引き起こすので、服用自体が自殺の危険性を飛躍的に高めるのです。向精神薬の中でも、特にSSRI等新世代抗うつ剤、その中でも日本でよく使われているものとしてはパキシルが時に危険です。もちろん、他の抗うつ剤、向精神薬もそれほどではないにしても、基本的には同様です。
 服薬し続けるのは危険だし、止めても激しい離脱症状がでることが多く、離脱症状としても自殺などの衝動行為を高めることがあるので、服薬は慢性的自殺どころではないと言えます。
※薬を急に止めることは大変危険です。
 乗客も迷惑していますが、鉄道会社はもっと迷惑です。鉄道会社も、製薬会社や精神科医を訴えるべきかもしれません。因果関係の立証は難しいので、今のところ裁判に勝てないでしょうけど。
 でも、最大の被害者は患者さん本人と遺族です。精神医療訴訟は既にアメリカなどの外国では多く、製薬会社が敗訴したケースがもすごく多く、日本でも徐々に始まろうとしています。
  鉄道人身事故、昨日も多発。11/22

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雅子さま、深刻すぎる「ご病状」!〝暗闇で胎児返り〟

雅子さま、孤絶3週間の異変!
 両陛下にも隠していた深刻すぎる「ご病状」!
 東宮職幹部が明かした「真相」!
 〝暗闇で胎児返り〟…「ご病状暗転」へ苦悶の日々

今(2011年11月)、発売中の週刊誌「女性自身」の記事見出しです。
 壁に頭をつけて、暗い部屋でじっとうずくまっていることが多いようです。「胎児返り」  象徴的な意味と、退行的な意味があるのでしょう。精神的にも身体的にも。人間、精神的に退行すると身体的にも退行する。苦しい、悲しい、辛い、守られたいという精神の働きは、身体には屈曲優位に働きます。
 今までも、国民の想像以上に病状は良くない、ご病状暗転!といったことが何度も報道されてきましたが…  病状をについては皇太子殿下とごく一部の側近しか知らないそうで、記事では「雅子さまのご病状を国民にはっきり知られせる必要がある」、ということですが、国民の多くも察しはついているでしょう。
 理解が得られたからといって治療が進むわけではありません。もうこれ以上することがありません。
 バッシングをかわすとか、抑えるという意味はあるかも知れまんが。
 おそらく本人は真面目だし有能だし、元々社交的だし、公務そのものが嫌いというわけではなく、義務感も強いのでしょう。とても外に出せる状態ではないと周囲が止めているのではないかと思います。 
 適応障害と発表されて7~8年、発症してから10年以上でしょうか。もちろんその前から問題はあり、根本的には幼児期からの発達過程の問題ですが。
 一体いつになったら治るのか?と訝しく思っている人も多いと思います。
 毎年のように「少しずつ回復している」と医師団の発表がありながら、毎年だんだん公務ができなくなっている。何年も良くなり続けているなら、今頃スーパーマンみたいになっているはずなんですけど…
 統合失調症という噂もあるようですが、そうではない。最近の精神科医は何でも統合失調症にする傾向があり、その影響があるのかもしれませんが。
 親の病気が良くならないと子供は傷つき、それだけでトラウマになります。身体の病気ならともかく。ヲチヲチ学校にも行ってる場合ではない、のびのびと遊ぶどころではない。愛子さまが不登校になるのも当たり前です。
子供は家庭を離れて、学校に適応し徐々に社会化されるわけですが、これでは「家庭」を見捨てることなどできなくなってしまう。親離れも難しいでしょうけど、それ以上に子離れが問題です。母親自身が子供に依存している。
子供のことだけは何とかしなければと思っているようですが、母親としての良い接し方、育て方もできないでしょう。
 皇室ですから一般庶民にはわからないような、適応が難しい立場なんでしょうけど、一般のサラリーマンだって主婦だって学生だって、適応が簡単な状況にいるわけではありません。もちろん人にもよるし、場合によりけりですが。
 適応障害だろうが、気分変調症、軽症うつ病、神経性抑うつ症、抑うつ神経症、現代型うつ病、非定形うつ病、新型うつ病、擬態うつ病、人それぞれ様々というだけで、どれも大して違いはなく、実際にそうした診断名の患者とほぼ同様です。 「うつ病ではなく適応障害だろ?」 なおさら問題を厄介にしただけです。
 統合失調症やうつ病は遺伝、脳の病気で、適応障害は環境が原因、というわけではありません。精神科医の趣味や見方、考え方の違いくらいしかありません。根本的には幼児期からの環境の問題、そして現在の適応困難な問題が重なって、病気になるといえます。
 「適応障害」発表があった時、非常にマズいなと思ったのは、一般の人も病気に対する抵抗がなくなるのではないかとということです。既にその傾向はありましたが予想通りでした。
身体の病気に奇跡はあっても、心の病気にはありません。
 テレビやマスコミによって「うつ病キャンペーン」病気喧伝が盛んに行われていたのは、その頃でしょうか?
 テレビは殆んど見ないので、よく知らなかったのですが。
 かつて(10数年前まで)は「ちょっと精神が病んでいるんじゃない?」「軽症だと思うけどやっぱり病気では?」などと言うと、烈火の如く怒ったような人も、得意げだったり自慢するかのように自らうつ病等と病気を自称することが多くなり、精神科や心療内科などの病院を受診し、服薬する人が増えてしまいました。精神疾患に対する偏見が少なくなったというより、別な偏見に移行したとも言えます。悪い意味で精神医療のハードルが低くなってしまいました。
 製薬会社の「うつ病キャンペーン」にまんまと引っかかる人が多く、病院の敷居が悪い意味で低くなりました。もちろん、うつ病などの病気の人が増えたのではなく、病院に行く人が増えたのです。
 「うつ病は心の風邪」「うつ病は誰でもなる」高尚な人でも知的に優れた人でも精神病になるのだから…、病気というのはちっとも恥ずかしいことではない。
高尚な人、知的に優れた人も、誰でも病気にはなり得ますが、そういう人だから病気になるわけではないです。
 やんごとなきお方でも、特別な良い治療を受けられるわけではなく、一般の人と同じ「治療」をしています。すなわち、服薬と休養、カウンセリングそれに認知行動療法です。
 主治医は大野裕、うつ病の認知行動療法の権威とされている人物です。彼が特にヤブというわけではありません。主治医が他の精神科医だっとしても同様でしょう。精神科医にはヤブどころかドテしかいません。悪化することをやっているので、悪化しているというだけのことです。
 雅子さまも、休養→ご静養、というところが違うくらいで(一般人は御静養なんてそうそうできませが)、一般の患者とほぼ同じ経過をたどり、例外ではなく、もちろん大野裕も精神科医として例外でない、というだけのことです。
 精神医療には、あとはECT(電気ショック、電気けいれん療法)位しかありません。まさか、まだやっていないでしょうけど。やれば良いのに?? 磁気刺激?もちろんダメです。
 一時的に楽になったり、スッキリするかもしれませんが、良くはならず後遺症も残り危険です。依存性もあります。
  精神医療過誤、向精神薬害問題
の基本

 いまや病気が治るどころか、向精神薬害、処方薬常用量依存症、薬物による中枢神経障害で苦しんでいるはずです。副作用も酷いのでしょうけど、離脱症状(断薬時症候群)も激しいので、止めるに止められない。
 今の状態で、強いて診断名を言うなら、薬害性慢性化うつ状態、というかぶっちゃけ言えば、向精神薬中毒症ではないのでしょうか?
 悪くなり続けているのに主治医を変えたりもしないのは薬物依存の特徴でもあります。もはや、かなりのジャンキーになっていると思われ、文字通り洗脳ですから、本人の意思でどうなるものでもないのです。
 「治療」を拒否すれば、病気を治そうともせず、公務をサボり、勝手なことばかりしてることになってしまう。本人も周囲もどうにもこうにもしようがないに違いありません。向精神薬の副作用や離脱症状(断薬時症候群)には、自殺などのアクチベーション(賦活化症候群)と言われる衝動行為もあるので、とても心配です。
  何でこんなことが問題にならないのか?
 要するに精神科医は裸の王様状態。 「うつ病は誰でもなる」「心の風邪」「脳の病気」「セロトニン不足」「早期受診」「服薬で治る」という製薬会社の宣伝文句が広まってしまい、皆が懐疑的でも誰も否定はできなくなってしまいました。
 精神科医は「うつ病は遺伝で脳の病気、早期受診、クスリで治る」と散々デタラメを吹聴してきたので、うつ病という診断名ではマズいのでしょう。遺伝性の脳病患者を皇室に迎えたことになってしまう。
 適応障害は環境の問題が大きいといいますが、精神科医が環境改善するわけでもありません。
 一般の患者の場合でも、職場環境、待遇を改善したり、上司をギャフンと言わせたり、労働基準監督署に訴えてくれるとか、妻(夫)の性格を治してくれるとか、そういうことをしてくれるわけではないのと同じで、精神科医が皇室に対して何かするわけでも、できるわけでもありません。その意味でも例外ではありません。<  今の世の中で、まさかそんなことはないだろう?と思う人も多いでしょうけど、紛れも無い事実です。こうしたことを考えると、現代の日本は「野蛮社会」としか言いようがありません。  こうしたことも含め、皇室は皇室、日本の象徴なんでしょうけど…  「この国は医療で潰される!」 ある医療ジャーナリストの言葉ですが、大げさでもありません。
 国家(国民)にとっては、皇室から率先して、体験者として精神医療過誤、向精神薬害を訴えていただくのが良いのではないでしょうか? まだその段階ではない? でも、このままだと被害者累々です。
 もはや自殺者3万×14年になろうとしています。耐え難きを耐え忍び難きを忍んできたはずです。皇室も国民(患者やその関係者)も。この場に及んでは、それが皇室の役割ではないか、とも思います。偽政者にはできないことでしょうから。
 しかし、被害にあっている人ほど、(依存症だから当然なのですが)向精神薬に肯定的、擁護派だったりするので、ありえない話か…。
 精神医療過誤、向精神薬害問題の基本
 病気喧伝(disease-mongering)
  *精神医療問題については、以下のブログやHPが詳しいです。
 「精神医療の真実  聞かせてください、あなたの体験」 かこさん
  http://ameblo.jp/momo-kako/
 「精神科医の犯罪を問う」  kebichan55さん
  http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55
 「八咫烏(やたがらす)」 アリスパパ(中川聡)さん
  http://ameblo.jp/sting-n/
 「東洋医の素人的処方箋」 東洋医(内海聡)さん
  http://touyoui.blog98.fc2.com/
 内海さんは『精神科は今日もやりたい放題』『大笑い!精神医学』(マンガ付き)いずれも三五館、といった本も出して、売れているようです。今時、「うつ病は薬で治る」などといった本は、売れませんし、そういうインチキ本は精神科医は出したがっても出版社は出したがりません)
 他にも検索すればいろいろ出てきます。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

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睡眠・覚醒の確立。休養も危険!? 寝ても疲れてしまう。 うつ病、不眠症など。

睡眠・覚醒の確立。休養も危険!? 寝ても疲れてしまう。 うつ病、不眠症など。
こちらの記事、『寝れば寝るほど眠くなる、うつ病などの傾眠・過眠・嗜眠』の続き、というか補足です。発達過程と睡眠・覚醒の確立についてです。
 
健康な人であれば、起きている時は活動して、夜になるとぐっすり眠れるのが普通です。
しかし元々睡眠と覚醒というのは区別があったわけではありません。
お母さんのお腹の中の時の胎児の時は、寝ていたのでしょうか?起きていたのでしょうか?、よくわかりませんが、おそらく寝ていたとも起きているともいえるような、睡眠と覚醒の区別がない状態だったのではないでしょうか? ではその前の胎児の前、細胞分裂をくりしかえしていた頃は?などと考えると頭が痛くなりますが、とりあえず考える必要はないでしょう。
 生まれたばかりの赤ちゃんはよく寝るだけでなく、起きている時と寝ている時の区別も殆んどありません。ハッキリとした覚醒は泣いている時だけとも言えます。
 まだ外界との関わりが乏しく、感情や感覚も未分化で快不快以外はまだあまりありません。親との関わりや周囲との人的、物的な関わりができてくると、睡眠と覚醒の区別もだんだんハッキリしてきます。寝る時はぐっすりと良く眠れて、起きている時は親があやしてあげたり、有意義な関わりや働きかけがあった方がいいのは言うまでもありません。
 「寝る子は育つ」といいますが、あまり小さい頃から大人のように寝るのは夜だけで、昼はずっと起きていては発達に問題を残します。幼児にはある程度の長い時間の睡眠が必要であり、睡眠・覚醒の確立はそれなりの時間かけて発達するものです。
 幼稚園や保育園に行く頃になっても、昼寝くらいは必要でしょう。たいてい、お昼寝の時間がありますよね。小学校ではもはやお昼寝の時間はないし、授業中に寝る子供も殆んどいません。(昔はそうでしたが、今はそうでもないかな?)しかし、中学や高校の頃は居眠りをする人は少なくないし、ついつい授業中に寝てしまい、先生に怒られた人も多いと思います。もちろん私もそのクチです。
 このように睡眠と覚醒の区別は徐々についてくるものであり、人生の初期にそもそも明確な区別があったわけではなく、確立したのは発達過程において、数年もかけて訓練した結果ともいえます。
 睡眠と覚醒の区別が明確にして、生活リズムを保ち、覚醒時の意識レベルを保つことは、日々の生活習慣によってもたらされるものです。これが、「うつ病は休養が必要」だからと行って、ゴロゴロして過眠になり、不規則になると、何日も経たないうちに生体リズムが崩れてしまいます。
 体力を保つのには日々の運動も必要であり、一度体力がつけば後は何もしなくても保てるわけではないのと同様です。とりあえず、「うつ病は休養は必要」でもありますが、必要以上の休養は有害でもあり、休養は難しいことともいえます。
 うつ病などの精神疾患の人はむしろ休養していても休まらない。何もしなくても神経が緊張しており、脳も体も疲れてしまいます。寝ているときも緊張しており、休まるはずがなおさら疲れてしまう。朝起きたらげっそり疲れて、頭痛や眠気も取れなかったり。仕事や学校に行くどころではありません。この場合、脳の中に無意識の不安や緊張、葛藤があり脳(中枢神経)を無意識に無駄に使っており、身体の神経も緊張して、骨格筋も無駄な力が入っています。
 人間、適度な緊張や活動は必要なことで、覚醒時に活動しているからこそ夜はリラックスできてぐっすり眠れるのです。生き生きと活動していれば、そんなに疲れませんし、疲れても休めば回復するし、体力も付くのですが。
 抗うつ剤や睡眠薬などの向精神薬は神経の負担も増えるため、神経は余計に消耗してしまうことが殆んどです。
筋弛緩効果、リラックスされる薬であっても神経にとっては不適切な働きであるため、その反動や代償がおこってくるのでず。
 抗うつ剤や睡眠薬などの服薬と休養は、うつ病の人が悪化したり良くなりにくい要因にもなっています。
 うつ病になって無理して仕事をしていた時より、精神科医に休養を勧められて、仕事を休むと余計に具合が悪くなった、悪化した、慢性化した、などというのは休養、睡眠の問題も大きく、抗うつ剤等、向精神薬もさらに悪い影響を与えることが殆んどです。
 前項で過眠の問題を書きましたが、過眠して必要以上の睡眠をとると、覚醒時の意識レベルが低くなり、睡眠と覚醒の区別が乏しくなってきます。睡眠は浅く、起きている時もいつも眠い。
 起きて活動するからこそ眠くなる、ぐっすり眠るからこそ、生き生きと活動できるのです。うつ病の人にとっても同様で、むしろ必要なこととも言えます。
 生活リズム、覚醒レベルを保つのには、やはり前項で述べたように辛くてもなるべく、どんなことでもイイので活動することも必要なのです。もちろん、なるべくイキイキとした楽しい活動の方がいいのですが、嫌々でもたいへんでも、何もせずゴロゴロするよりは何かしたほうがいいのです。
 散歩、ウオーキング、山歩き、水泳など一定のリズムを持った軽い長めの運動は良いのですが、とりあえず前項で書いたような一分間逆立ちをすると、ちょっとやる気も出て、その後の活動がしやすくなります。
 この項はまた続きを書くつもりです。
 リラクゼーションも必要ですが、根本的な所から改善しなければそれも難しいです。ヨガや座禅、自律訓練法など患者さんにとっては難しく仲々効果を上げることはできません。それらのことはむしろ健康な人がやることで、上達した上で頻繁にやっていればいくらか効果はありますが、治療法にはなりません。

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2011-11-15 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 :

精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

精神医療過誤、向精神薬害問題の基本
 このブログでは精神医療批判を書いていますが、精神医療過誤、向精神薬依存症といっても何のことを言ってるのか、ピンとこないひとも多いと思います。精神医療、精神科医、精神科や心療内科の病院は、うつ病などの病気を治して、精神健康増進に役立っているはずだと思っている人も多いでしょう。
とりあえず、精神医療問題の基本的なことを簡単にまとめて書いておきたいと思います。
・向精神薬は自殺者を増やした。
 特に1998年よりSSRIなどの抗うつ剤が使われるようになり、「うつ病は早期発見、早期受診し、服薬と休養で治る」といったキャンペーンが盛んに行われ、病院を受診する人が急激に増えました。それが自殺者を増やした主な原因です。抗うつ剤等の向精神薬は、自殺などの衝動行為を起こす危険性が周知の事実になっています。また、自殺とは言えなくとも、向精神薬の影響による不審死も多くなっています。
・多剤処方、薬物乱用の問題
 向精神薬は単剤でも非常に危険ですが、多剤となると、分解し解毒化するのに必要な酵素や、排出のために必要なアルブミンという蛋白質を取り合ったり阻害する相互作用があるため、危険度は飛躍的に高まります。欧米では単剤が基本ですが、日本では当たり前に多剤乱用処方が行われています。本来、向精神薬の相互作用は考慮されておらず、他の薬と併用しないことを前提に作られているのです。そのため、相互作用について問題にされることはなく、考慮して処方している精神科医は殆んどいません。
・向精神薬は自殺、自傷だけでなく、他害的な衝動行為も促進する。
 従来型の怨恨や金銭目的の以外の、理解しがたい新しいタイプの犯罪が、1999年ころより増えたのは主に向精神薬の影響と言えます。1999年のハイジャック事件、2000年の大阪の小学生殺傷事件、パスジャック事件などが始まりで、以後こうした事件が増えました。
 こうした犯罪を犯した殆んどの者が、向精神薬を服用しており、その影響下に犯罪を犯しています。また、モンスター〇〇や、悪質クレーマーといった人や幼児虐待などが増えたのも同様で、向精神薬を服用している人が多いのです。もちろん、ストレスの多い世の中になったことも背景としてありますが、それが原因ではありません。
 従来は少なかった、原因のわからない不可解な、自動車事故なども、向精神薬の影響によって増えています。
・診断の問題
 精神科にまともな診断はありません。多くの場合、DSMという診断基準によって行われ、簡単なアンケートにより2週間以上うつ状態が続けば、うつ病などと安易な診断がされています。精神科医の主観しか基準がありません。糖尿病であれば、糖負荷と血糖値の測定によりある程度診断可能ですが、そのような客観的な指標となるものはないのです。
 今の精神医療では精神疾患について原因もわからず、治療法も確立おらずEBM(根拠に基づいた医療)はありません。精神科医が主張する、モノアミン仮説やセロトニン仮説は全く根拠がないどころか、誤りであることがすでに証明されています。にもかかわらず「うつ病は薬で治る」「うつ病は脳の病気」という製薬会社の宣伝文句だけが広まってしまいました。
・向精神薬は依存性が強く、止めるのが難しい。
 精神科医は薬は安全で依存性はないと言います。これは覚せい剤のように、多幸感、万能感など極端な「ハイになる」ということがあまりないためで(人によってそのようなことがあり、向精神薬が一部の人には人気がある)、しばらく服薬すると辞めることができなくなる、という意味ではたいへん依存性が高いのです。アルコール以上、覚せい剤未満に危険でもあり、依存性も高いのですが、簡単に手に入り、医師から飲むことが奨励、もしくは半強制され、長期に渡って飲み続けることを考慮すると、個人差も大きいのですが、覚せい剤よりも危険かもしれません。覚せい剤売人は「あまりやるなよ」と言いつつリピーターを増やしますが、精神科医は露骨に飲み続ける必要がある、と言います。
 また常用量依存が起こり、オーバードーズ(薬物過剰摂取)を起こす患者も多く、生命を落とす人や重篤な後遺症を残す人も少なくありません。精神科医の処方を守って服用すれば安全と言われていますが、もちろん間違いです。精神科医の言うとおりに服薬するとそうなるのです。
・向精神薬による悪化・慢性化、離脱症状の問題
 基本的には向精神薬は、最初は一時的に楽になったり、症状を抑えることもあります。しかし、それは長くは続かず、薬を増やさなくては効かなくなったり、飲んでいても効果がなくなってきます。抗うつ剤は、短期的には抗うつ効果がないわけではありませんが、長期的には確実に「抑うつ症状」を促進します。神経の反作用的なな反応が起るためと、神経の負担が増えるためです。
 また薬を止めると、激しい禁断症状、離脱症状が出ることが多いのですが、精神科医は依存性がないと認識しているため、離脱症状という概念さえほとんどありませんでした。悪化・慢性化や離脱症状は、元々の病気の悪化と考えるのです。離脱症状は多岐にわたり、たいへん苦しく危険です。良くならないのに減薬・断薬はたいへん難しいのです。
・向精神薬の副作用(作用)や、後遺症の問題
 最近の薬は副作用は少ないと言われています。しかし、これは目立つ副作用が少なくなっただけで、実際には激しく苦しい副作用は多いし、危険性は高くなっています。うつ病などの人はただでさえ身体的にもあまり健康にすぐれないのに、薬の副作用には到底耐え難いはずです。しばらくすると収まると精神科医は言い、確かにそういうこともあるのですが、身体の負担は大きく、肝機能の低下を招き、さらには身体にも様々な害を及ぼします。旧世代の薬の方が目立つ副作用が強かっただけに、処方も慎重で、処方量も過度になり難かったという面もあります。精神科医も新薬は副作用が少ないと、製薬会社に騙されてしまいました。
 今日では、向精神薬の長期服用は脳の萎縮など、中枢神経に不可逆的な障害を起こすことも明らかになっています。
・精神医療はEBMではなく、MBM(マーケティングに基づいた医療)です。
 うつ病の人が「増え」たのは、決して病気になる人が増えたわけではありません。受診する人が増えたのと、精神科医の診断の範囲がものすごく広がっただけです。これは製薬会社による「うつ病キャンペーン」が行われた結果です。元々うつ病の薬ではない、SSRIは使い道が無かったため、宣伝によって売りだされたのです。そのため、製薬会社は精神科医を使い、政府関係機関を動かすために、賄賂を使ったり、巨額の資金を投入したことが知られています。向精神薬は製薬会社や病院に多額の利益をもたらすことに成功しました。
 毒が薬にもなるのは適材適所であればの話です。向精神薬に適所はありません。少なくとも精神疾患には。抗うつ剤SSRIはそもそも使い道のなかった薬を、うつ病の薬として売り出すために、データを捏造し関係機関に認めさせ、病気の宣伝と薬の宣伝をセットにして売りだしたものです。医者も患者もこれに飛びついてしまい被害を拡大してきました。
 こららも参照下さい。病気喧伝(disease-mongering) 「双極性障害」、「眠れてますか?」キャンペーン
 これを読んでいる方の周囲にも、「うつ病で受診」しているのに、治るどころか悪くなっているとしか思えない人がいるはずです。もしかすると、自殺してしまった人もいるかもしれません。
 まだまだ、精神医療過誤、向精神薬害の問題はいろいろとあるのですが、とりあえず、向精神薬を中心に精神医療問題について簡単に書きました。
精神医療問題については、以下のブログやHPが詳しいです。
「精神医療の真実  聞かせてください、あなたの体験」 かこさん
http://ameblo.jp/momo-kako/
 フリーのジャーナリストのブログ。多くの患者さんに会って話を聞いています。さすがはジャーナリスト、文章が上手くてよくまとまっており読みやすいです。当初はなくべく中立的にという姿勢だったように思いますが、実態を詳しく知るにつれて、精神医療批判の立場を明確にするようになった気がしますが…。当然かと思います。
「精神科医の犯罪を問う」  keb​ich​an5​5さん
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/
 どういう人が書いているのかよくわかりません。一体、どこから情報を仕入れて来るのかすごい情報量、大変な労作です。精神科医の行為を刑法上の犯罪でありませんが、明確に犯罪と規定してます。
「罰当たりIT社長の明日はどっちだ」 アリスパパ(中川聡)さん
http://ameblo.jp/sting-n/
 精神医療過誤、向精神薬害によって妻を亡くされた方のブログ。精神医療被害者訴訟を行なっています。ものすごい執念・熱意で勉強しており、向精神薬についての知識は、いかなる精神科医より詳しいといってもいいくらい。少なくとも日本では。
「精神医療被害連絡会」
http://seishiniryohigai.web.fc2.com/seishiniryo/
 上述のアリスパパさんが管理しているHP、掲示板あり。
「東洋医の素人的処方箋」 東洋医(内海聡)さん
http://touyoui.blog98.fc2.com/
 医師のブログ。東洋医学にも詳しいようです。元は普通の精神科医と同様な医師として診療しており、その後、セカンドオピニオンの活動を経て、今は反精神医療の立場に立っているようです。減薬・退薬の指導を行っており、精神科医の廃絶が目標のようです。facebookにも書いています。
他にも検索すればいろいろ出てきます。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

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自殺者の数、若年層に多くなっています。

1998年に急に自殺者が増え、その後ほぼ横ばい、年間3万人×13年、今年2011年も3万人を超えるのは確実です。
 1998年に急に自殺者が増えたのか?、その理由はSAPIOの「うつで病院に行くと殺される!?」の記事にも書いてありますが…。SSRIなどの新型抗うつ剤が日本でも使われるようになり、うつ病キャンペーンが行われて、精神科・心療内科などの病院を受診し服薬する人が増えたことが主な要因です。
 新世代抗うつ剤などの向精神薬は自殺などの衝動行為を引き起こす可能性が非常に高いのです。薬を止めても激しい離脱症状が出ることが多く、それによっても自殺衝動が高まったり、急に現れることがあります。服薬する前は自殺したいなどとは全く思わなかって人でも、自殺する人が多いのです。
 年間3万人横ばいでは増えていないのではないか?と思う人もいるでしょう。年間3万人とはものすごい数です。3万×13年以上なので40万人以上の方が1998年以降亡くなっているのです。自殺した人が生き返って再び死ぬことはありません。自殺傾向の強い人のうち、かなり多くの人が既に亡くなっており、13年経っても減らない。もちろん世代交代もある程度ありますが、ずっと横ばいということはものすごく増えているということです。
 自殺者が若年層に移行していることも、それを表しています。中年以降(若年層以上)の自殺傾向の強い人はもう既に亡くなっている人が多いので、新たな自殺者は若年層に多くなり、比重が移行しているということです。
 若い人に「早期発見、早期治療」キャンペーンを行うなど、言語道断、さらに自殺者を増やすだけです。精神医療の実態を知らない人は、自殺予防キャンペーンが必要だと思ってしまいますが。自殺予防対策は必要ですが、精神科医、精神医療機関にさせてはならいなのです。
 また、SSRIなど抗うつ剤等の向精神薬の副作用として、自殺衝動などのアクチベーション・シンドロームがありますが、これは中高年よりも若年者に出やすいことが知られています。

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寝れば寝るほど眠くなる、うつ病などの傾眠・過眠・嗜眠

寝れば寝るほど眠くなる、うつ病などの傾眠・過眠・嗜眠
 適正な睡眠時間はもちろん年齢差や個人差もありますが、中枢神経疾患(精神疾患ではない)でもない限りは、そんなに違いは無く、ほぼ決まっています。
 6~7時間が適切とも言われていますが、年令と共に徐々に減り、中年以降になるとかなり短くてもよくなります。
 不眠症・睡眠障害の方など、睡眠時間にこだわり、ある程度の睡眠時間は確保しなければならない、寝なければいけないと考えてしまい、むしろ睡眠時間は長かったり、十分足りていても少ないと思っている人が多いようです。
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」ではあります。
 不眠症・睡眠障害を訴える人の殆んどは、睡眠時間が短いのではなく、寝たいときに眠れない、寝ようとしても眠れない入眠困難、目が醒めてしまうと再び眠りにつくことができない、朝眠くて起きられない、日中も眠気が起こり頭がボッーとしてしまう、といった問題が主であり、睡眠時間そのものが短い人は、余程忙しい人以外はさほど多くありません。
 睡眠不足も良いわけではありませんが、過眠は精神・神経の健康にとって、睡眠不足よりもっと有害と思った方がイイです。
 過眠になると、睡眠は浅くなり、睡眠が浅くなると覚醒時も意識レベルが低くなり、起きているときも十分に覚醒せず、いつも眠気くてたまらない状態になってしまいます。寝れば寝るほど眠くなってしまい、朝起きられず日中も眠くて活動できなくなってしまう。
 寝れば寝るほど眠くなる。これを精神科医も患者もうつ病の悪化と思ってしまうことが多いようです。病気そのものが悪化するのではなく、服薬と不適切な休養によって、うつ状態が酷くなるのですが。
 基本的にはストレスが溜まって眠れなくなるのが、抑うつ状態に陥る過程と言えますが、うつ状態が続いて働けなくなったり、活動できなくなり休んでしまうと、ついつい傾眠、過眠に陥り、状態としては悪化し悪循環になってしまいます。
 うつ病等で休職している人、無職で子供も大きくなった主婦の人、引きこもりの人などは、特に過眠・傾眠に陥りがちです。
 うつ病の人は、仕事などとてもできない、これといった趣味もない、好きな趣味はあるがとても今はやる気は起きない、テレビを見ても面白くない、散歩など出かけるのも億劫、身体も重くいうことをきかない、とても人に会う気はしない、人と会うことを考えるだけでも苦痛、人間関係がわずらわしく、多くの人がいる所など居るだけで気疲れしてしまう、などといった状態にもなりがちです。
 だからといって、何もしないので無為でいるのは、余計に具合が悪くなってしまいます。うつ病は休養すれば良くなるわけではなく、もちろん睡眠時間を長くすれば良くなるわけではありせまん。改善のためには、休養よりむしろ適度な活動が良いのです。
 健康な人でも、盆暮れ正月など1週間も休みが続いてゴロゴロと寝正月などしていると、正月ボケになってしまいます。一時的、擬似的、軽度うつ状態のようになってしまう。
 年が開けて2~3日は、リハビリ出勤のようなもので、取り戻すのもちょっと時間がかかります。帰省やレジャーも疲れるし大変ではありますが、海外旅行など行っていた人の方がずっと元気だったりするのは、気晴らし、リフレッシュという意味だけでなく、ある程度の活動レベルを保っているからもあります。
 昔、「土方殺すにゃ刃物はいらない、雨の3日も降ればイイ」などという言い方がありました。
 3日くらい食事を取らなくても寝なくても人間死にはしません。しかし、3日も働かずゴロゴロしていると、何もやる気が無くなり、天気が良くなっても仕事に行く気力もなくなる。そうして休養が3日では済まなくなり、朝っぱらから酒を飲んでしまったり、ゴロゴロと朝寝、昼寝をしてしまうと、どんな人も具合が悪くなってしまうのです。
 仕事に行く気力もなくなり、身体も重くなり、ついつい続けて休んでしまうと、さらに仕事に行くのも億劫になり大変になり悪循環となってしまうのです。
 何日も仕事をしないと、当然収入もなくなり生活も追い詰められ、ロクでもない考えばかり浮かんでしまい、ネガティブな思考ばかりに取り憑かれてしまい…、昔の人も今の人も、知的な人もそうでない人も、肉体労働者も頭脳労働者も基本的には同じです。
 睡眠時間は適正な時間より少し短めくらいがちょうどいいのです。その方が入眠しやすく、睡眠も深くなり、早朝覚醒等も少なくなります。
 多少の睡眠不足でも、時々電車の中で居眠りしたり、休みの日にはたまにちょっと寝坊するくらいで、だいたい数日間のうちで均して辻褄があっていれば問題はありません。過眠がいけないのは、健康な人でもうつ病の人も同じ…、というより、うつ病の人にとってはなおのこと有害です。もちろん、なるべく規則正しく、生活リズムをきちんとしたほうが良いのは言うまでもありません。
 ではどうしたら良いのか。とりあえず、何でもイイのです。横になるよりは何もしなくても、座っている方がいいし、ただ座っているよりはラジオでも聞くほうがいいし(テレビよりもイイかも)、座っているより立っていたほうがいいし、ただ立っているよりは動いたほうがイイです。人間、身体を動かしたり、人とかかわったり、生き生きと活動している分には、むしろ疲れないのです。過度のストレスや緊張を長時間強いられるのでなければ。
 うつ病の人は何もしなくても、休んでいても、寝ている時でも神経の過緊張・過活動になっています。
寝ている時も休養、疲労回復になるどころか疲れてしまう。
 抗うつ剤など薬を飲んでいると神経に負担をかけるので、なお良くないし、寝付きが悪いからといって、睡眠導入剤など服用すると、眠気も残り、ますます良くないです。
 「うつ病はエネルギー切れ」ではなく、エネルギーの極度に過剰で無駄な消費です。もちろんストレスがあればなおのことです。
 趣味をやろうにも、前は好きだったこともとてもやる気がしない人も多いでしょうけど、むしろ新しい趣味でもした方がいいのかも知れません。
 私が勧めるのは、ウオーキング(散歩でもイイ)、軽い山歩き、自転車、水泳など、軽い一定のリズムを持った運動です。寒かったり暑かったりしますがむしろその方がいいのてす。そのほうが感覚入力があり、神経にとっては良い刺激になるので。
 ウオーキングもちょっと歩くだけでなく、ある程度の時間、距離を歩くとむしろ調子が出てきます。天気が良ければなおイイですが、雨でも出かけるのを習慣に出来れば良いと思います。睡眠や生体リズム維持のために必要なメラトニンを体内で合成するためには、太陽に当たることも必要です。
 私は40代半ばになって、初めて泳げるようになり、しばらくは1日おき位にプールに行ってましたが、その頃から、入眠時にウトウトして眠るのではなく、コテンと寝るられるようになりました。
 しかし、軽く散歩といっても出かけるまでがたいへんです。もっと手っ取り早い方法はないのか?
そういう人はまず、朝起きたら逆立ちをしましょう。もちろん壁を使って。壁には背中ではなくお腹側を向ける。壁に足を着けるのは踵側ではなく爪先側にしたほうが楽です。逆立ちした状態で腕を少し曲げたり伸ばしたり、上下の動きは5cm以内で十分です。
 この方法だと体重が肩にかかって負担は大きい割に、肩関節にはあまり無理な力は加わらないので、痛めにくく鍛えることができます。重いものを持ったりするより負担が少ない。もちろん、肩など痛めないように気をつけて下さい。
 特に体重が重い人や、肩が弱い人、痛めている人でなければ、むしろ五十肩の予防にもなります。体重が重すぎる人はもちろん減量らしたほうがいいですが、そのためには運動、そのためにはまずなるべく朝起きて…
 腕の曲げ伸ばしは30~50回位、顔が真っ赤になって苦しくなってもう限界!というくらいまでやってるみる。ちょっとキツくて1分くらいしかできませんが、それで十分です。上肢の筋力も付くし、肩も鍛えられるし一石二鳥です。高齢の人は難しく、無理は禁物ですが。
 寝ぼけて朦朧とした状態でやることもあるでしょうけど、安全にはくれぐれも注意して行なって下さい。
 これをやると、うつ病休職中や長期引きこもりの人でも、今日はちょっと散歩してみるか…、図書館でも行って本を読んでみるか…、といった気になってきます。そこでまたゴロゴロせずに実行するのがイイのですが、そのためにまず…、どこかで悪循環を断ち切ることが必要です。
 精神科で「うつ病は休養」が必要と言われ、休養すると過眠・傾眠傾向になりやすく、余計に具合が悪くなり悪循環にることが多いのです。
 「うつ病は早期に受診、服薬、休養すれば治る」と言われて久しいですが、ある意味、これ程マズい、うつ病の対処法は無いとも言えます。重症でもなかったのに悪化・遷延化、慢性化する人が多く、「早期受診、休養・服薬」の「成果」はすでに明らかです。
 当所の治療を受けられた方は、病気が改善するばかりでなく、新しい趣味を見つけたり、習い事やボランティアやグループ活動など、今までしなかった活動を始める人もとても多いです。
※こちら(別ページ)も御覧ください。
睡眠・覚醒の確立、維持。休養もけっこう危険! うつ病、不眠症など。
睡眠薬・抗不安薬、処方量でも… 依存症にご注意!ベンゾ系、ベンゾジアゼピン
薬に頼らない、不安の解決法、解消法、対処法、克服方法

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精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性や、多剤処方の問題にようやく気づき出した?

精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性や、多剤処方の問題にようやく気づき出した?
SAPIOの記事「うつで病院に行くと殺される!?」や、フジテレビ「特ダネ!」などの影響はあるようです。また、ココだけでなく、反精神医療のプログも少しづつ増えて、それなりに注目されていますから。精神科医自身が情報を得ることはなくても、受診している患者さんから聞かされるのでしょう。一部の精神科医も抗うつ剤等の向精神薬の危険性、多剤処方の問題にようやく気づき始めたようです。
多剤処方から単剤化しただけでも、多くの精神医療過誤、向精神薬害の被害は縮小し、自殺者もおそらく3万人×13年から、2万5千人以下には減るでしょう。しかし、単剤だからといって向精神薬の害がなくなるわけではありません。抗うつ剤等、向精神薬は単剤でも長期に渡って服用することを考えると十分すぎるほど危険です。
自殺企図の履歴があったり、リストカットの衝動行為がある人にはSSRIなどの新世代抗うつ剤は出さない精神科医も増えています。うつ病と診断しておいて抗うつ剤を出さないとはどういうことなんでしょうか?、そもそも誤診が殆んどですけど。
SSRIなどの新世代抗うつ剤の代りに、旧世代抗うつ剤(三環系、四環系など)を処方するという傾向もあるようです。
精神科医もようやく向精神薬の危険性を理解するようになったというよりも、抗うつ剤の作用で自殺でもされて、訴訟でも起こされたらたいへんだという自己保身のためでしょう。自殺は訴訟につながることが予測できますが、治らなくても訴えられるということはありませんから。
そのような精神科医もつい最近までは、自殺念慮のある患者には自殺でもされたら困ると、バンバン複数の抗うつ剤を出していたわけです。
とはいえ、精神科医に減薬、変薬、断薬や(多剤はもちろん)単剤処方ののノウハウがあるわけでもないので、やはり非常に危険です。旧世代の抗うつ剤は、目立つ副作用が酷く、薬の量が増やすことにはそれなりに抵抗があり難しいので、まだマシかもしれませんが。
向精神薬そのものが、副作用も強く、危険性が高いばかりではなく、治療に役立つものではなく、悪化・慢性化させ、薬物依存症にしてしまうだどいうことが精神科医に理解できるまでには、まだだいぶ時間がかかりそうです。

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フジテレビ「とくダネ!」が精神医療問題

こちらにも記事があります。
自殺防止のうつ病薬「大量処方・服用」で死亡ケース急増 : J-CASTテレビウォッチ
http://www.j-cast.com/tv/2011/11/04112149.html?p=all
こちらはコメント欄
http://www.j-cast.com/tv/2011/11/04112149.html?ly=cm&p=1
短い時間でしたが、ようやくマスコミ、テレビも現実に迫らざるを得なくなってきたと感じます。
伊藤隼也さんではない方のコメンテーターの発言は良かったですね。もっと時間をかけて夜の視聴者が多い時間帯にやるべきでしょう。
たぶん今後の精神科医は、我こぞって多剤処方の問題を指摘し、単剤化、断薬・減薬指導を標榜することになるのでしょう。精神科医は患者を悪化させ、薬物依存にして儲けて、またその対処、減薬・断薬で儲ける。なんだか、マッチポンプです。
被害が縮小させる、食い止めることはもちろん必要ですが、患者に対する補償、患者救済が必要・急務のはずです。
※追記
フジテレビ「とくダネ!」精神医療問題、Youtube に前回9/5の分がアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=mmbK-tWpv8w
今回の分はまだのようですが。貴重な報道なのでアップ期待しています。

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華原朋美が芸能界復帰を決意、年内にも帰国し「頑張る事に決めました」。

華原朋美が芸能界復帰を決意、年内にも帰国し「頑張る事に決めました」。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20111101/Real_Live_7508.html
向精神薬(医師処方薬)依存症から脱却に成功したのでしょうか?
テレビは殆んど見ないし、芸能人のことはあまり知らないのですが。
しかし、元々の精神疾患は良くなったわけではないし、もちろん、薬物依存症は繰り返しやすいので、復帰は難しいとのではないかと思います。
歌手としての需要もまだあるのかなぁ? 才能、能力はあるのだと思いますが。
もし復帰に成功すれば、しばらくはいいのでしょうけど、また同じ繰り返しになりそうです。
恋愛問題も大きいでしょうけど、基本的には時間があれば解決する問題でも、元の疾患の上、薬物依存症ではどうにもならないばかりか、悪い方悪い方に行ってしまいます。
有名人が問題を起こしたりスキャンダルめいた話題の出る場合、多くは向精神薬を服用し、その影響下に起こっています。
マスコミも露骨に向精神薬依存症とハッキリは言いませんが、少なくとも薄々認識はありそうで、精神科を受診していた、服薬していた、大量の処方薬を飲んだ、などとは報道するようにはなってきています。
皆の好奇心を刺激するような話題性があっても、こうした好奇心が、精神疾患の理解や、精神医療過誤、向精神薬害の認識につながらないのは残念だと思います。
加護亜依さんなども、基本的には同じ。玉置浩二さんなど、とっくの昔に散々懲りているはずなんですが。
加藤和彦さんやマツケンの妻さんの自殺、女子アナや政治家、韓国タレントの自殺、なども覚えてる人が多いでしょうけど。うつ病で自殺したのではなく、抗うつ剤の影響で自殺したのです。賦活化症候群、アクチベーションシンドロームです。
マイケル・ジャクソンや飯島愛さん、大原麗子さんなどの不審死も、やはり向精神薬の影響下に起こったことは間違いありません。

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