自殺者の数、若年層に多くなっています。

1998年に急に自殺者が増え、その後ほぼ横ばい、年間3万人×13年、今年2011年も3万人を超えるのは確実です。
 1998年に急に自殺者が増えたのか?、その理由はSAPIOの「うつで病院に行くと殺される!?」の記事にも書いてありますが…。SSRIなどの新型抗うつ剤が日本でも使われるようになり、うつ病キャンペーンが行われて、精神科・心療内科などの病院を受診し服薬する人が増えたことが主な要因です。
 新世代抗うつ剤などの向精神薬は自殺などの衝動行為を引き起こす可能性が非常に高いのです。薬を止めても激しい離脱症状が出ることが多く、それによっても自殺衝動が高まったり、急に現れることがあります。服薬する前は自殺したいなどとは全く思わなかって人でも、自殺する人が多いのです。
 年間3万人横ばいでは増えていないのではないか?と思う人もいるでしょう。年間3万人とはものすごい数です。3万×13年以上なので40万人以上の方が1998年以降亡くなっているのです。自殺した人が生き返って再び死ぬことはありません。自殺傾向の強い人のうち、かなり多くの人が既に亡くなっており、13年経っても減らない。もちろん世代交代もある程度ありますが、ずっと横ばいということはものすごく増えているということです。
 自殺者が若年層に移行していることも、それを表しています。中年以降(若年層以上)の自殺傾向の強い人はもう既に亡くなっている人が多いので、新たな自殺者は若年層に多くなり、比重が移行しているということです。
 若い人に「早期発見、早期治療」キャンペーンを行うなど、言語道断、さらに自殺者を増やすだけです。精神医療の実態を知らない人は、自殺予防キャンペーンが必要だと思ってしまいますが。自殺予防対策は必要ですが、精神科医、精神医療機関にさせてはならいなのです。
 また、SSRIなど抗うつ剤等の向精神薬の副作用として、自殺衝動などのアクチベーション・シンドロームがありますが、これは中高年よりも若年者に出やすいことが知られています。

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 今回の内容は、病気喧伝、うつ病キャンペーンを行うために製薬会社から精神科医に流れたお金のことです。
 データが捏造され、製薬会社が作った論文が精神科医の名前で出されたり、講演と称して精神科医が薬物の宣伝を行なっています。
大手出版社、マスコミの雑誌がここまでの記事を出しているでだいぶ反響はあるようです。
遅きに失したとも、まだまだ手ぬるいとも言えますが、ここまでの記事を出したことは意義のあることです。
こうした認識はマスコミの中でもだいぶ前から気づいていた人が多いのでしょうけど、製薬会社や病院を敵にまわすこともできないし、いきなり一般の人の認識とはかけ離れた「過激な」ことは書けないでしょうから。
もしかすると、圧力から連載中止になったり、同様の記事の掲載が難しくなることも予測できますが、徐々に実態に迫らざるを得なくなっていると思います。

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