【パニック障害】
パニック障害、パニック症候群の症状
特に身体の病気がないのに、突然、動悸、呼吸困難、めまい、発汗などの自律神経症状（パニック発作）をくり返し、そのために発作への不安が増して、過度に心配になり、外出などが制限されます。パニック障害はたいへん苦しいもので、そのためまたパニック発作が起こるのではないかと、極度の不安や緊張に陥ってしまい、よりパニック発作が起こりやすくなり、悪循環になってしまいます。
電車やバスなどの乗り物に乗ったときに、パニック発作が起こる人が多いのですが、人混みの中や狭い場所にいるときに、起こる人もいます（広場恐怖症）。1人
夜間一人で過ごしている時や、人によっては何でもないときにでも急に不安になり、不安が収まらずパニック発作を起こす方もいます。以前は不安神経症、自律神経失調症のうちと言われていましたが、近年、このような症状の人が多くなり、パニック障害（パニック症候群）として扱われるようになりました。
パニック障害（パニック症候群）の方はパニック発作を起こしている時だけでなく、、多かれ少なかれ自律神経失調症にもなっており、身体の方もこれといった病気ではなくてもあまり優れない場合が多いです。また、精神的にも身体的にも緊張が強く、疲れやすかったり、肩こり症、腰痛などにもなる人も多いのです。
パニック障害の人は過呼吸症候群（過換気症候群）を併発している人も多く、パニック発作が起こると呼吸もハアハアと苦しくなりますが、特に不安や緊張がない普段の呼吸も固くなっており、呼吸だけでも神経や筋肉の負担になっている場合が殆んどです。
病院でも「パニック障害は治りません」という精神科医が多いよう多いようです。おそらく結果がハッキリしているからでしょう。うつ病なども服薬と休養では治りませんが、自然経過で変動があり回復はするため、それを治った、寛解したと考えるようです。
病院、医療機関や他の催眠療法(ヒプノセラピー)、心理療法、カウンセリングに長期通っても改善しなかったパニック障害の方も、ぜひお越し下さい。
殆どの人は1～2回目の施療で、電車等は乗れるようになっています。身体の神経の働きそのものが生き生きとしてくるので、パニック症状以外にも、過呼吸症候群（過換気症候群）自律神経失調症、肩こり症など様々な心身の問題、症状も同時に改善できます。
改善しないばかりか、副作用も強く危険なパニック障害の薬物療法
精神科や心療内科などの病院では、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や、SSRIなどの抗うつ剤を処方されることが殆どです。こうした薬物療法の効果は殆どなく、あ効果はあってもプラセボ程度で、もしくは一時的に不安を抑えるだけで、パニック障害は改善しない場合がほとんどです。
抗不安薬を飲んでいれば大丈夫と言う人もたまにいますが、多分に心理的影、暗示効果であり、パニック発作を押さえることができたとしても、せいぜい一時的で、根本的には何ら良くなっていません。不安そのものは何ら解消していないです。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬・精神安定剤は副作用や依存性も強く、しばらく服用して止めると激しい離脱症状が出ることが多いので、止めるのも危険で難しくなります。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬（ソラナックス、デパス、ワイパックス等）などの向精神薬は、殆どの人に効果はなく、長期服用では基本的は逆効果であるにもかかわらず、副作用も強く、依存性や危険性が非常に高いです。
ある程度の期間、服用すると止めても激しい離脱症状が起こることが多く、服用するのも服薬を中止するのも危険になってしまいます。SSRIなどの抗うつ剤も基本的には同様です。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、諸外国では長期服用が禁じられていることが殆どです。
タレントの大場久美子さんがパニック障害を患い、服薬したら病状は悪化してしまい、「死にたい」「飛び降りたい」という気持ちがつのって、知らない間に、自分から柱に頭をガンガンぶつけて血だらけになったり、体を壁に思い切りぶつけていたり、手首を切ってしまっていたり、その頃は地獄のようだったと言っていましたが…。
自分でも何でそんなことをしたのかわからない、ということでしたが、もちろんパニック障害の症状ではなく、薬の副作用（というより作用）です。薬を飲んでも、止めても（離脱症状で）同様のことは起こることが多く、人によっては少量・短期間でも起こります。こうしたことは表沙汰になることは少ないですが、多くの患者さんが経験しており、今後問題化するはずです。
また、「パニック障害からうつ病になった」などという患者さんも多いのですか、こうした人の殆どは向精神薬を服用しています。 抗不安薬や抗うつ薬の服用により、一時的には、症状が改善したかのように感じる人もいますが、長期的にはむしろ、不安や抑うつ状態が強くなるのです。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬には、うつ状態をもたらすという副作用がかなり強いのです。長期服用や抗うつ剤との併用や、複数多剤処方では、その傾向が飛躍的に高くなります。
薬を飲んでも良くならず、慢性化、長期化すると、「いつになったら良くなるのか」とさらに不安になり抑うつ的にもなりますが、向精神薬の影響により、長期にわたって神経の負担が続くため、神経が参ってしまいます。
パニック障害の原因（誘因としてのトラウマと原因となるトラウマ）
パニック障害の治療法
実はこのセルセラは自律神経症状などには特に効果的です。したがってパニック障害の人は１回でも電車など平気で乗れるようになる人が殆どです。平気だから不安がないとか緊張しないとか、もちろん最初はそうではありませんよ。念のため。でも慣れれば、特に不安はなく電車に乗るなど当たり前のことになります。
パニック障害以外の問題があまりない人は、すぐに電車などは乗れるようになり、治療に１回しか来ない人が多かったです。
しかし、その他の症状も大きく、自覚しない人もいます。要するにそれも「抵抗・防衛」のうちで、他のことも良くなった方が良いのにそれには抵抗を示します。
パニック障害の人が特に「抵抗・防衛」が強いということではありませんが、「抵抗・防衛」を如実に感じることが多いです。
中々よくならない人は…
たいていのパニック障害の人は、全体としては軽症なので、この自己治療法を１回やっただけでもかなり改善する人が殆ですが、このセルセラを一生懸命きちんとやっても、他の理由が大きいです。電車に乗れない→それが問題というより、職場や学校にうまく適応できていない（無意識に避ける、症状があって行けない方が良い）が、それを自覚していない。
パニック障害の人が特に人に嫌われていることはありませんが、中々良くならない人は嫌われていることが多く、しかもほとんどの場合そのことを自覚していません。そうでなくても、つまらない奴だと思われていることが多いようです。
やはり治療は「急がば回れ」というところも必要です。自分の変えたくない問題も自覚する必要があります。
