NHK “新型うつ”にどう向き合うか 第1回 翻弄される企業と若者の苦悩

また「新型うつ」か…
NHK シリーズ“新型うつ”にどう向き合うか 第1回 翻弄される企業と若者の苦悩
要するに重症でもない人が病院に行くようになり、抗うつ剤等の薬物療法の結果、余計に悪化してるだけのことである。
昔は重症の人しか精神科や心療内科などの病院には行かなかったが。
旧型だろうが新型だろうが病院に行けば、向精神薬を服用して悪くなるのは当たり前。
効果が全くないわけではなく、最初は楽なったと感じる人も少数はいる。もちろん良くなったわけではない。
重症でなければ仕事はできないわけではないにしても、やはり困難な場面、イヤな役割からは逃げがちになるし、重症だと遊びも無理だが…
旅行やレジャーなど楽しいことも、むしろエネルギーを使う。後で余計にウツになる。なので悪循環になる。
つい最近までは、そういう人は病気扱いされたくないので、何とかやるしかなかったが、ダメなのは病気のせいにして、病気を自慢するようなり、病院に行くので余計に悪くなるというだけの話だ。
「うつ病は薬で治る」とデマを流して患者を集めたものの、薬で良くならないことがバレつつあり、従来のうつ病とは違って「現代型うつ病、新型うつ病」だから薬ではなかなか治らないと精神科医が言い訳を始め、良くならないことを正当化したことが名称の由来。
確かに病像自体も世の中の変化によって、変わっては来ているのだが…
中年以上の患者も多いが、若い頃から「病気」に至るまで特に変化があったわけではない。
元々病気であるが、病気だとは認めず指摘されれば烈火のごく起るような人が、だからこそ仕事や日常生活など破綻を見せないようにしていた人が、仕事や人間関係など、精神的にキツくなったなどの理由でいよいよやっていけなくなり、病気のせいにして開き直り、病気を自慢するようになった。
うつ病は他の精神疾患より聞こえは良かった。
精神科医は、従来のうつ病は怠け病ではない、真面目な良い人がなる、と言っていたのが、最近の患者はそうでもないので蔑称として、半怠け病と言えば患者の反発を買うので、新型うつ病、現代型うつ病と言うのだが、患者は自分の問題を、世の中や他者のせいにして、得意げに「うつ病」を自称するようになった。
新型、現代型とつければ聞こえも良く、自尊心を満足させ、患者を引き付けることもできる。何とも上手いマーケッティングによる医療、MBMである。
番組では精神的な未熟さと家族の問題をとりあげたのは評価できる。
したがって薬で良くなるわけはないのだが、まだまだ報道内容はそこまで至っていない。
徐々に精神医療の実態に迫らざるを得なくはなるとは思うが。
今後に期待できるだろうか?? 
※追記
NHK シリーズ“新型うつ”にどう向き合うか第2回 医療と企業の最前線

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労働安全衛生法改正案、メンタルヘルス検査義務化、事実上廃案に

労働安全衛生法改正案、メンタルヘルス検査義務化が、とりあえず事実上廃案になったようで良かったです。
リスクと向き合う:メンタルヘルス検査義務化に批判
http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040143000c.html
リスクと向き合う:メンタルヘルス検査 焦る厚労省
http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040144000c.html
毎日新聞
メンタルヘルス検査義務化がなぜ悪いのか。当たり前ですが…
職場環境や仕事のあり方を改善しよう、自分の問題を克服ていこう、ってことにはならず、結局のところ早期発見→精神科受診につなげるということになってしまい、今までよりさらに、自殺、薬害死、薬物依存・慢性薬物中毒→廃人化を増やすだけだから。
もう既に多くの犠牲者を出し、結果が出ている悪いことを、国民、職場、皆で一体となってもっともっとやりましょうということにしかならない。
自殺者が増えたのは、抗うつ剤など向精神薬の作用によるものです。既に製薬会社も、自殺などの衝動行為、アクチベーションシンドロームが起こることを認めており、薬の添付文書にも記載されています。
メンタルヘルスチェック義務化が、とりあえず事実上廃案反精神医療の人たちの成果でもあります。
精神科医もこれじゃいくらなんでもボロ出しすぎってことが予測できるので、反対の意見が強かったようですが。
このままだと精神科医や精神科・心療内科などの自体が社会から抹殺されてしまうことを、自覚せずとも恐れているのだと思う。
職場環境や仕事のあり方を改善しよう、自分の問題を克服ていこう、ということになったとしても、今の社会や人々の考えでは、いい方向に向かいそうにない。
やはり人々の精神健康や幸福のためではなく、精神障害者を職場から排除しようとか、職場の業績向上、似非「合理化」のため、お互い足引っ張ったり首締め合ったり、という方向になりそうなので。
そうならないためにはどうしたら良いかが問題です。
やはり、精神疾患に関する正しい理解を深めることは必要です。患者も一般の人も。
程度や傾向の差こそ大きけれど、ある意味、皆病気ですから。
精神科医に正しい理解や治療を期待するのは今後も無理でしょうから。
『真の精神医療は向精神薬を捨てることから始まります』 医者も患者も…

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精神医療過誤、向精神薬害問題の基本

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